ファット‐さんじゅうに【FAT32】〔‐サンジフニ〕
FAT32
読み方:ファットさんじゅうに
FAT32とは、Windowsで採用されているファイルシステムであるFAT(File Allocation Table)のひとつで、テーブル長が32ビット値のクラスタ識別子で管理される方式のことである。
FAT32は、Windows 95のOSR2(OEM Service Pack 2)から採用された。FAT16の後継であるが、領域の使用効率が高くなっているのが特徴である。最大2TB(2048GB)までの領域を管理することができ、最大2GBまでのファイルをサポートしている。
FAT32は、Windows Me、Windows 2000、Windows XPなどでサポートされている。
参照リンク
FAT32 ファイル システムについて - (Microsoft)
FAT32
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 02:56 UTC 版)
「File Allocation Table」の記事における「FAT32」の解説
FAT32は、Windows 95 OSR2で登場し、32ビット化されたFATである。32ビットのクラスタ識別子を利用し管理するが、上位4ビット分は予約としており、28ビットでの管理となる。クラスタサイズは4KiBから32KiBまで使用できる。ボリュームサイズは理論上8TiBまでとなる。しかし、ボリュームの総セクタ数を32ビットで管理(最大4,294,967,295)しているため、セクタサイズが512バイトの場合にボリュームサイズは2TiBに制限される。 クラスタは28ビットのため、論理上268,435,444個のクラスタを扱えるはずであるが、スキャンディスクの実装上の問題でWindows 9x系上では事実上4,177,920個のクラスタしか利用できない(32KiBクラスタ時、およそ124.55GiB)。なお、Windows 9x系に付属するパーティション作成ツールであるFDISKでは64GB以上のFAT32パーティションを作成できず、これに対応させる修正版が公開されている。 Windows NT系ではWindows 2000から利用可能となったが、新規のフォーマット作業では意図的に32GiBまでの制限を設けている。そのため、32GiBを超えるサイズのボリュームを作成するには、サードパーティー製のフォーマットツールを利用する必要がある。
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