CH3COOHとは? わかりやすく解説

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物質名
酢酸
慣用名
化学式
CH3COOH
融点(℃)
16.6
沸点(℃)
117.8
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酢酸

(CH3COOH から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/06 11:52 UTC 版)

酢酸
識別情報
CAS登録番号 64-19-7
E番号 E260 (防腐剤)
KEGG C00033
特性
化学式 C2H4O2
モル質量 60.05
示性式 CH3COOH
外観 無色の液体
密度 1.049(液体)
相対蒸気密度 2.1
融点

16.7 °C, 290 K, 62 °F

沸点

118 °C, 391 K, 244 °F

酸解離定数 pKa 4.76
屈折率 (nD) 1.3715
危険性
NFPA 704
2
2
0
出典
ICSC
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

酢酸(さくさん、醋酸: acetic acid)は、簡単なカルボン酸の一種である。IUPAC命名法では、酢酸は許容慣用名であり、系統名はエタン酸 (ethanoic acid) である。純粋なものは冬に凍結することから氷酢酸(ひょうさくさん)と呼ばれる。2分子の酢酸が脱水縮合すると別の化合物の無水酢酸となる。

食酢(す、ヴィネガー)に含まれる弱酸で、強い酸味と刺激臭を持つ。遊離酸エステルの形で植物界に広く分布する。酸敗したミルクチーズのなかにも存在する。

試薬や工業品として重要であり、合成樹脂のアセチルセルロースや接着剤のポリ酢酸ビニルなどの製造に使われる。全世界での消費量は年間およそ6.5メガトンである。このうち1.5メガトンが再利用されており、残りは石油化学原料から製造される[1]。生物資源からの製造も研究されているが、大規模なものには至っていない。

歴史

バルサミコ酢と赤・白のワインビネガー

酢の利用

の歴史は文明と同程度に古く、酢酸産生菌はいたるところに存在する。そして、ビールワインなどを醸造する文明は、酒を大気にさらすと、自然に酢ができることを発見することになる[2]。紀元前、ギリシャの哲学者テオプラストスやローマのウィトルウィウスプリニウスは酢が金属に作用して芸術に有用な顔料、たとえば鉛白(塩基性炭酸鉛)やビリジリス(酢酸銅(II) を含む銅塩の緑色の混合物)となることについて著述している[3][4]。また、酢はその時代にはローマでは治療の目的[2]、エジプトでは死体の保存[5]に用いられていたともされている。古代ローマ人は酸っぱくなったワインを鉛の壷で煮沸すると、サパあるいはデフルタム英語版と呼ばれる非常に甘いシロップができることを見出している。サパやデフルタムの甘さは含まれる酢酸鉛(II) によるもので、その物質は鉛糖 (sugar of lead) とか土の糖 (sugar of saturn) と呼ばれ好まれたが、ローマ貴族の間で鉛中毒を引き起こした[6]

発見と研究

8世紀にジャービル・イブン=ハイヤーン(ゲベル)は初めて酢の蒸留によって酢酸を得ている[7]。またルネサンス時代には、錬金術師たちは酢酸銅(II) などの金属酢酸塩を乾留して氷酢酸を製造した[8]。最初にそのような製法で酢酸を作り出したのはバシル・バレンティン英語版とされている[2]。16世紀のドイツの化学者アンドレアス・リバヴィウスは、氷酢酸の製法と、得られた氷酢酸と酢との物性の比較について著述している[8]。そのように、酢の中には水が存在するため物性が酢酸と異なることから、氷酢酸と酢の中の酸は別の物質であると長く信じられていたが[9]、18世紀になるとフランス人化学者のピエール・エディ英語版により両者が同一であることが示された[10][11]

1845年にドイツ人化学者のヘルマン・コルベは無機物から有機物である酢酸を合成できることを示した[12]。その反応は、まず二硫化炭素から四塩化炭素への塩素化で始まり、次いでテトラクロロエチレンへの熱分解、そしてトリクロロ酢酸への水性塩素化、最後に電解還元による酢酸の生成、というものだった[13]。この結果はフリードリヒ・ウェーラーの尿素合成による生気論の否定を決定付けた[14]。一方ルイ・パスツールは1862年に酢酸菌を発見し、酢の醸造に利用されるようになったが、得られる濃度が低いため工業用の酢酸の製造には適していなかった[15]

工業生産

酢酸の精製・濃縮工場(1884年)

木酢液を原料とする製法

1910年頃までは、氷酢酸は大部分が木材の乾留で得られる木酢液から作られていた[16]。イギリスでは1820年ごろから[17]、日本では明治時代に[15]、この方法による酢酸の製造が始められていた。木酢液を水酸化カルシウム(石灰乳)で処理して生成する酢酸カルシウム硫酸で酸性化することにより、酢酸が分離される[16]。1917年頃のドイツは年間およそ1万トンの氷酢酸を生産していたが、その30%はインディゴの製造に充てられていた[16]

石炭化学による製法

1910年代の半ばから、ドイツとカナダで、「炭化カルシウムアセチレンアセトアルデヒド→酢酸」という製法による酢酸の製造が始まった[18]。炭化カルシウムはコークス石炭の乾留物)を酸化カルシウム(生石灰)とともに電気炉で加熱することにより得られるが、ドイツは石油に乏しいが石炭を産出すること、カナダは水力発電による豊富な電力を有することが有利な点であった[19]。日本でも水力発電の発達に伴い、1928年以降この製法で酢酸が作られるようになった[20][21]。1937年に日本窒素肥料(現:チッソ)も同法による酢酸の製造を開始したが、アセチレンの酸化に用いられる硫酸水銀(II) がのちに水俣病の原因となった[22]

石油化学による製法

やがて石油化学工業が発展すると、酢酸の製造法はエチレンアルカンを原料とするものに変わっていった[23]。さらに1960年代にドイツのBASFによってコバルト触媒、1970年にアメリカ合衆国のモンサントによってロジウム触媒を用いたメタノールのカルボニル化反応が開発・実用化され、それ以降はこれらが工業的に主要な氷酢酸の製造法となった[24]

名称

凍った酢酸(氷酢酸)

日本語の「酢酸」は江戸時代後期に宇田川榕菴が著書舎密開宗で用いたのが最初である[25]。オランダ語 azijnzuur の訳語であり、これはさらにドイツ語 Essigsäure、英語 acetic acid の訳語であった。これらの名称はそのまま現代でも使われ、acetic acid や「酢酸」はIUPAC命名法における許容慣用名[26]かつ優先IUPAC名 (PIN)[27] およびその訳語である。IUPAC系統名は「エタン酸」ethanoic acid であり[28]、これは母体化合物「エタン」 ethane にカルボン酸官能基を表す接尾辞「酸」 -oic acid を付加したものである。

有機化学ではアセチル基 CH3C(=O)− の略号 Ac を用いて文章や化学式中で AcOH または HOAc と略記される。酢酸のエステルは英語ではアセテート(アセタート) acetate と呼ばれる。たとえばエチルエステルの酢酸エチルは ethyl acetate、アンモニウム塩の酢酸アンモニウムは ammonium acetate である。

純粋な酢酸は、融点が約摂氏16度であることから、温度がそれを下回ると固体になり、特にその外見がに似ていることから「氷酢酸」(glacial acetic acid) とも呼ばれる[29]。水が凍るか凍らないか程度の気候であっても、室温で固体になることが珍しくない物質のひとつでもある。

また酢酸は、古くは単に vinegar (酢)、 酢の蒸留によって得られたことから acetous acid (酢の酸)、木材の乾留で得られることから pyroligneous acid (火木酸)、ほか spilit of verdigris (ビリジリスの精)や wood vinegar (木酢)とも呼ばれた[5]

英語 acetic acid の語源は酢を意味するラテン語 acetum と「鋭い」を意味する acer に由来する[30][31]。ここから派生して「アセト」acet(o)- の語は酢酸から得られたり構造が類似する化合物などにも用いられる。たとえばアセトンアセトニトリルアセトインアセトフェノン、アセチル基がそうである[31]。また炭素原子の数が同じく2個であるビニル基(ビニルラジカル)も古くは acetic acid を語源としてアセチルラジカル acetyl radical と呼ばれており[31]、これに由来する名称を持つ化合物としてアセチレンアセナフテンなどがある[31][32]

性質

物理的性質

酢酸の濃度と比重の関係[16]
濃度 (重量%) 比重 (25 °C/4 °C)
100 1.0553
90 1.0713
80 1.0748
70 1.0733
60 1.0685
50 1.0615
40 1.0523

純粋な酢酸は、直鎖状の飽和炭化水素鎖を持ったカルボン酸の中では比重が高く、1を超えている。常温常圧において酢酸よりも炭素数の多いプロピオン酸(プロパン酸)などは概ね比重が1を下回っており、酢酸よりも比重が大きいのは酢酸よりも炭素数が少ない蟻酸である。また、常温常圧において酸味と刺激臭を持つ無色透明の液体である。常圧における融点は約16.7 ℃、沸点は約118 ℃である。なお、このうち融点は低分子の直鎖状の飽和炭化水素鎖を持ったカルボン酸としては高く、酢酸よりも炭素鎖の長いプロパン酸、酪酸(ブタン酸)、吉草酸(ペンタン酸)、カプロン酸(ヘキサン酸)、エナント酸(ヘプタン酸)の融点よりも高い。常圧において炭化水素鎖2つの酢酸とほぼ同じ融点を持つのは、炭化水素鎖8つのカプリル酸(オクタン酸)である。しかし、酢酸の場合は少量の水と混合すると融点が大きく低下し[2]、水の割合が約40 %の時に最低値-26.75 ℃となる[29]。酢酸と水との混合液を冷却した時、これよりも水が少ないと酢酸が、多いと氷が晶出する[29]。酢酸と水との混合液を加熱しても、水との共沸は起こらない[33]。また、水との混合により比重が増加し、酢酸の濃度が約80%のとき最も大きくなり[16]、43%のとき純粋な酢酸と同じになる[29]。蒸気を燃やすとき、炎は淡青色である[29]

酢酸は水、アセトニトリル、エタノール酢酸エチルクロロホルムベンゼンエーテル石油エーテルと任意の割合で混和する[34][35]オクタンなど長鎖炭化水素には溶けにくく、溶解度は鎖が長くなるほど低くなる[36]。二硫化炭素には不溶である[35]比誘電率は約6であり、あまり高くはないが[37]、無機塩やといった極性化合物を溶かすことができる[38]。また単体硫黄 S8ヨウ素 I2 など無極性の分子も酢酸に溶ける[38]。ほかにゼラチンフィブリンアルブミン樟脳ニトロセルロースも溶ける[2]。酢酸の純度を知る古い方法としてレモン油を加えるというものがあり、これは純粋な酢酸であれば重量で10%のレモン油を完全に溶かすことによる[2]

酢酸を構成する炭素原子と酸素原子は平面上に位置し、結合角は C−C=O と C−C−OH が119°、O=C−OH が122°で、結合距離は C−C が 152 pm、C=O が125 pm、C−OH が131 pm である[39]

二量体

酢酸の二量体。破線は水素結合を示す。

酢酸は水素結合を介して2分子が結合した、環状の二量体を形成する[39]。気体状態では電子回折により[40]、固体状態ではX線結晶構造解析により[41]、それぞれ構造が確認されている。純粋な液体状態ではほとんど単量体としては存在しないが、二量体となっているか、もしくは直鎖状あるいは環状の多量体となっているとされる[42]。希薄な溶液の場合、四塩化炭素[43]やベンゼンなどの非プロトン性溶媒中では二量体を形成するが、水などプロトン性の溶媒中では単量体として存在する[44][45]

この二量体を形成するという性質のため、酢酸(分子量60.05)の沸点は水素結合を作らない酢酸メチル(分子量74.08、沸点 57 °C[46])よりも高く、分子量が2倍程度のオクタン(分子量114.23、沸点 125 °C)に近い[47]

酸性度

酢酸のカルボキシ基

共鳴構造も加味した、実際の酢酸の解離。プロトンを放出したカルボニル基は、炭素と酸素全体に負電荷が分散する。上記の図では、破線で書かれている部分に負電荷が広がっている。このため、比較的安定なアニオンとして存在できる。

この性質のため、酢酸は酸性を持つ。酢酸は弱酸であり、水溶液中でのpKaはおよそ4.76である[49]。すなわち、1.0 mol/L の水溶液のpHは2.4となり、全体の0.4%が解離していることになる[50]。酢酸は塩酸や硫酸などの無機酸よりは弱く、炭酸フェノールアルコールよりは強い酸である[48][49]

なお、酢酸の2位の炭素に結合する水素が、フッ素塩素臭素ヨウ素に置換されると酸性度が上がることが知られている[51]。特にトリフルオロ酢酸トリクロロ酢酸は強酸として知られる。

化学反応

酸としての反応

塩基である炭酸カリウムと混合すると、中和により酢酸カリウムが生成する。これを単離し酢酸に溶かして加熱すると脱水して二酢酸カリウムとなり、200 °C 以上でさらに反応して無水酢酸と酢酸カリウムに分離する[52]

酢酸(左)と酢酸エチル(右)の分子模型

酢酸はカルボン酸として一般的な反応性を示す。たとえば硫酸を触媒としてアルコールと共に加熱すると酢酸エステルが生成する。これはフィッシャーエステル合成反応と呼ばれる方法である。可逆反応(平衡反応)であるため、エステル生成物を効率よく得るには出発物質を過剰に使用する必要があり、イソペンチルアルコールとの反応による酢酸イソペンチルの合成では、過剰量の酢酸が用いられる[55]

アセトアミド(左)と塩化アセチル(右)の分子模型

炭酸アンモニウムと混合して加熱すると、酢酸アンモニウムの生成と脱水を経てアセトアミドが得られる。この反応は蒸留によって酢酸を除きながら行い、さらに沸点のより高い残渣を引き続いて蒸留し、純粋な目的物を得る[57]アンモニアを使っても同様な反応が起きる[57]

無水酢酸(左)とケテン(右)の分子模型

加熱により2分子間で脱水縮合を起こし、無水酢酸を与える。環状の酸無水物を生成する場合を除き、このような反応はほかのカルボン酸では起こらない[59]

クロロ酢酸の分子模型

日光を当てながら酢酸と塩素を反応させると、水素原子と塩素原子が交換したクロロ酢酸が生成する[62]。この反応はラジカルの発生を含む機構で進行し、ジクロロ酢酸トリクロロ酢酸が副生成物となるが、触媒の使用によりそれらの生成を抑えることもできる[63]

アセチルCoAの分子模型。左端の黄色い硫黄原子上にアセチル基が結合している。

アセチルCoAは体内での代謝経路、すなわち、解糖系によるからのピルビン酸の生成とそれに続く補酵素Aとの結合[67]脂肪酸β酸化の繰り返しによる逐次分解[68]、そしてアミノ基転移を経るアミノ酸の異化[69]によって生成する。また、アセチルCoAリガーゼ(アセチルCoA合成酵素)により酢酸と補酵素Aから直接合成される。2種類のアセチルCoAリガーゼにより以下の反応が起こる。

酢酸 + ATP + CoA → アセチルCoA + AMP + 二リン酸 アセチルCoAリガーゼ (EC 6.2.1.1)[70]
酢酸 + ATP + CoA → アセチルCoA + ADP + リン酸 酢酸CoAリガーゼ (ADP生成) (EC 6.2.1.13)[71]

生成したアセチルCoAはクエン酸回路でのエネルギー生産や、脂肪酸の合成メバロン酸経路によるテルペノイドステロイド生合成などに利用される[65][72][73]。クエン酸回路による代謝では、酢酸は最終的に二酸化炭素と水になる[74]

アセチルコリンの分子模型

アセチルコリンコリンとアセチルCoAとから合成される神経伝達物質であり、神経細胞の末端において小胞体に蓄えられる。刺激を受けると放出され、受容体に結合することによって信号を伝達する。役目を終えるとすぐにアセチルコリン加水分解酵素によってコリンと酢酸とに分解される[75]

また、酒や酒を含む食品を摂取すると人体では酢酸が生産される。エタノールはアセトアルデヒドを経て酵素アルデヒドデヒドロゲナーゼにより酢酸に変換される(「エタノールと人体」も参照)。

メタン生成古細菌(メタン菌)と呼ばれる古細菌のうち、メタノトリクス属(メタノサエタ属)やメタノサルキナ属は酢酸を代謝してメタンを生成することが知られており、汚水処理やバイオマス生産へ利用されている[76][77]

サソリモドキというクモ綱の節足動物は、後腹部から酢酸を噴射して身を守るとされている[78]

製造

化学合成とバクテリアによる発酵の両方によって作られる。今日では発酵法は全世界での生産量の10%を占めるに過ぎないが、食品の品質に関する法律は食用の酢として用いられる場合に生物由来であることを求めるものが多いため[79]、依然として食酢の製造には重要である[80]。化学工業で用いられる酢酸のおよそ8割はメタノールのカルボニル化によって作られている[81]

全世界での酢酸の純生産量はおよそ年5メガトンと見積もられ、その半分はアメリカ合衆国によるものである。ヨーロッパでの生産量は年に約1メガトンだが減少傾向にあり、日本では年0.7メガトンである(酢酸の2008年度日本国内生産量は500,211トン、消費量は181,799トンである[82])。残り1.5メガトンは毎年再利用されており、都合、全世界での市場流通量は年6.5メガトンとなる[83][84]

メタノールのカルボニル化

モンサント法における触媒サイクル

大部分の酢酸はこの方法によって生産されている。メタノールと一酸化炭素を下記の反応式に従って反応させる[85]

研究室で使われる 2.5 L 瓶入りの酢酸

多くの化合物を作る際に試薬として用いられる。主に酢酸ビニルモノマーの製造に使われ、無水酢酸や他の酢酸エステルがこれに次ぐ。酢として利用される酢酸は比較的少ない。

酢酸ビニルモノマー

酢酸の主要な用途は酢酸ビニルモノマーの製造である[84]。2003年、全世界で消費される酢酸のうち43.5%がこの目的で消費された[106]酸素の存在下、エチレンと酢酸をパラジウム触媒で反応させることで得られる[107]

無水酢酸は強力なアセチル化試剤であり[110]写真フィルムや合成繊維などの用途があるアセチルセルロースの製造などに用いられる[111]。またアスピリン[112]ヘロイン[113]などの合成にも使われる。

エステルの製造

酢酸のエステル類はインク、塗料、上塗の溶媒として使用される。酢酸エチル酢酸ブチル酢酸イソブチル酢酸プロピルが一般的で、これらは対応するアルコールとの触媒反応によって合成される。

外部リンク

C1:
ギ酸
飽和脂肪酸 C3:
プロピオン酸


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