3D Touchとは? わかりやすく解説

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スリーディー‐タッチ【3D Touch】


3D Touch

読み方スリーディータッチ
別名:3Dタッチ

3D Touchとは、AppleiPhone 6sおよびiPhone 6s Plus初め搭載した圧力センサー駆使した操作法および機能呼び名である。

iPhone 6sおよびiPhone 6s Plusでは、マルチタッチ対応した従来タッチインターフェース加えてディスプレイ加えた圧力度合い感知計測して操作反映できる機能備わっている例えば、メールツイート軽くタッチしてコンテンツその場で開く、強く押してコンテンツ掲載元へ移動する、といった操作使い分けが可能となる。あるいは、アプリアイコンを(普通にタッチすればアプリ起動する操作だが)、強く押すことでショートカットメニュー呼び出すといった使い方用意されている。

3D Touchにおける「軽いタッチ呼び出す」操作は「Peek」と呼ばれ、「強いタッチ移動する操作は「Pop」と呼ばれるアプリアイコン強く押してショートカット呼び出す操作は「クイックアクション」と呼ばれている。

iPhone 6sおよびiPhone 6s Plusでは、タッチインターフェース駆使した新機能として「Live Photos」も追加されている。これは写真撮影する際に前後動き音声保存するもので、静画軽く押すと撮影時模様再生するといった使い方ができる。


参照リンク
3D Touch - Apple
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感圧タッチ

(3D Touch から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/28 07:20 UTC 版)

感圧タッチ: Force Touch)とは、Appleが販売しているMacBookMacBook ProMagic Trackpad 2Apple WatchiPhoneシリーズ[注 1]に搭載されている、タッチの強さに反応する触覚フィードバックタッチパネルである。3D Touch(スリーディー タッチ)とも呼ばれる。

画面上をタッチし、一定以上の力を加えて押すと、通常のタッチとは異なる動作が実行される。

概要

2015年9月9日にサンフランシスコのBill Graham Civic Auditoriumで開催された「Special Event September 2015」でiPhone 6s/iPhone 6s Plusが発表された際にiPhoneの新機能「3D Touch」として紹介された[1]

新たにディスプレイに圧力センサーのレイヤーを配置することで、画面をタッチするだけではなく、押す[注 2]ことで様々な機能を使用することができ、また、弱く押し込む、強く押し込むといった圧力差も検知する。なお2014年9月10日に発表された同社の腕時計ウェアラブルコンピュータ端末であるApple Watchのディスプレイや2015年以降に発売されたMacBookMacBook Proのトラックパッド及び周辺機器であるMagic Trackpad 2にも同様の圧力検知機能が存在し、それらの製品では感圧タッチという[2]

2016年9月7日に発表されたiPhone 7では3D TouchがiOSに深いレベルで組み込まれており、さらに用途が広がったとしている[3]

なお、iPhoneにおいてはiPhone XSiPhone XS Maxに搭載されたのが最後である。iPhone XRiPhone SE、およびiPhone 11iPhone 11 Pro/11 Pro Max以降にはHaptic Touchが代わりに搭載された。これは圧力感知をしないで、触覚フィードバックのみを行う機能である[4]

主な動作

3D Touchによる振る舞いはそれぞれの機能にクイックアクション、ピーク、ポップという正式な呼称が与えられている[5]

クイックアクション

  • ホーム画面のアイコンを押し込むとそれぞれのアプリの機能にショートカット。
  • iOS 11においてのコントロールセンターでの様々な機能へのショートカット。

ピークとポップ

  • Safari中のリンクを押し込むと現在のページを維持したままリンクを開き(ピーク)、手を離すと閉じる。そのまま強く押し込んだ場合はリンク先にジャンプする(ポップ)
  • 写真を弱く押し込むと写真一覧を表示したまま写真をプレビュー(ピーク)、強く押し込むと写真が開く(ポップ)

なお、上記の動作はあくまで一例でありiOS 10以降では3D Touchとの親和性が増しているほか、サードパーティーにも開放されておりアプリケーション開発者は自由に3D Touchによる振る舞いを自身のアプリケーションに組み込むことができる[6]

実装

3D Touch採用iPhoneでは通常のタッチと3D Touchの違いを使用者が区別できるように例外なくTaptic Engineという触覚フィードバック(ハプティクス)装置が端末に内蔵されている。

3D Touchが動作する際は必ずこのTaptic Engineによって端末が僅かに振動し、使用者に3D Touchがアクティブになったことを知らせるようになっている。

なお、Taptic EngineはiPhoneに留まらず、Apple Watch、2015年以降発売のMacBookとMacBook Proのトラックパッド、Magic Trackpad 2にも搭載されている[7]

対応OS

対応ハードウェア

(2021年2月現在)

脚注

注釈

  1. ^ iPhone SEiPhone XRを除くiPhone 6sからiPhone XS/XS Maxまでのモデル
  2. ^ 圧力を加える

出典

  1. ^ アップル、iPhone 6s/6s Plusを発表、9月25日発売”. ケータイWatch (2015年9月10日). 2017年7月12日閲覧。
  2. ^ 3D Touch - iOS - Apple Developer”. アップル. 2017年7月12日閲覧。(英語)
  3. ^ iPhone 7”. アップル. 2017年7月12日閲覧。
  4. ^ “「iPhone XR」もワンタッチでカメラやフラッシュライトを起動可能に” (日本語). CNET Japan. (2018年9月13日). https://japan.cnet.com/article/35125563/ 2018年9月13日閲覧。 
  5. ^ 3D Touch APIs”. アップル. 2018年4月6日閲覧。(英語)
  6. ^ 3D Touch - User Interaction - iOS Human Interface Guidelines”. アップル. 2017年7月12日閲覧。(英語)
  7. ^ Apple's ‘force touch’ and 'taptic engine' explained”. The Guardian. 2018年4月6日閲覧。(英語)
  8. ^ Adopting 3D Touch on iPhone: Getting Started with 3D Touch”. アップル. 2017年7月12日閲覧。(英語)


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