青蓮寺
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青蓮寺
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「大水滸シリーズの登場人物」の記事における「青蓮寺」の解説
袁明 青蓮寺の初代総帥。1053年生まれ。 (水滸伝)若い頃は王安石に心酔し、その理想の実現に燃えていた。しかし権力争いの中で謀略に塗れる内に裏の組織・青蓮寺(せいれんじ)を設立し、政治を影で操る。高齢だが非常に怜悧冷徹な人物で、その洞察力や決断力により李富や聞煥章らを畏怖させる。 梁山泊を脅威と認識しつつも、梁山泊との戦いを通して宋をより良い国へ変革することも望んでいる。公孫勝率いる致死軍の青蓮寺襲撃で死亡するが、事前に自らの死に備えた遺言を遺し李富を後継者として指名。遺言を託した李師師に李富への言伝を頼んでいた。 李富 青蓮寺の二代目総帥。1065年生まれ。 (水滸伝)叛乱担当。風采の上がらない官僚に見えるが、実は青蓮寺の幹部。全国の叛乱や賊徒への対処を任されており、袁明に認められるほどの鋭さを持つ。やがて勢力を拡大する梁山泊との暗闘で策動し、後に馬桂の殺害が原因で個人的にも梁山泊を憎悪するようになる(袁明の死後、彼の遺言で事の真相を知る)。馬桂が惨殺されたショックで、実年齢にそぐわぬ白髪と、しわがれた声になる。袁明死後は彼の遺言に基づき青蓮寺の総帥を務める。ある意味では宋側の主人公といえる存在。 (楊令伝)引き続き青蓮寺の総帥として活動するが、政治の腐敗と権力抗争に倦んでおり、金の建国や方臘の乱といった情勢の変化もあって、宋を見限る。靖康の変の前後からは富裕な商人から財産を没収して資金を調達、青蓮寺・李師師の妓館などから選抜した人員と共に江南へと本拠を移した後に短期間で南宋建国を実現させる。 言動などが袁明に似てきたが、彼には無かった自分の血筋による国の統治という野心を抱き、李師師との間に生まれた息子、趙昚を太祖の末裔として南宋の皇太子へ仕立て上げる。金に送り込んだ秦檜を利用して撻懶とのパイプを作り、彼との間で淮水を国境とする密約を交わす。老いは自覚しているが、野心の成就と梁山泊打倒に対して白髪が黒さを取り戻すほどの執念を燃やしている。彼の姿を見た呉用はその執念に方臘を連想し、恐怖した。物語終盤では自由市場を全国に展開することで既存の権力を脅かそうとする梁山泊を潰すべく撻懶と会談。梁山泊を挟撃する手筈を整えたが、その直後に呉用に暗殺された。その際、李富は笑いながら死んでいった。 聞煥章 (水滸伝)調略担当。梁山泊に対抗すべく権限を強化した青蓮寺への監視のために蔡京が送り込んだ新幹部。卓越した見識と洞察力で青蓮寺に貢献する。個人的に雇った忍び、呂牛の一党を諜報・調略に用いるが呂牛とは共感する部分も持つ。祝家荘戦で顧大嫂に斬りつけられて片足を失い、以後は北京太名府を拠点に活動する。李富と親交を深めるが、国家の行く末よりも自分の才能を活かし生きている実感を得ることへの欲求が強いため、やがて李富とすれ違うようになる。また、祝家荘で扈三娘に一目惚れして以来、彼女に異常な執着心を抱いていく。不人気投票で第3位。 (楊令伝)青蓮寺の幹部で、北京太名府で活動。李富とは朋友のような仲だったが、その才能と野心から現在では危険視されている。李富同様に宋を見限っている。年齢のためか生きている実感を追い求めることへの執着が薄らいでおり、鋭さを失なったかに見えたが、新しい国を作るという夢を抱いて以後は、耶律大石と接触し、燕雲十六州に燕国を作ろうとするなど独自に暗躍する。 扈三娘に未だ歪んだ執着心を抱いており、燕国崩壊後に呂英が誘拐してきた王英と扈三娘・白寿の子供である王清・王貴を人質にとる。救出しに来た扈三娘を監禁して陵辱の限りを尽くすが、側近である扈成の手引きによりチャンスを得た扈三娘に寝首をかかれ惨殺された。呉乞買、天祚帝と組んで天祚帝を頂点とした燕国構想の復活を図っていたが、聞煥章殺害時に企ての密書を手に入れた扈三娘により梁山泊に露見。楊令に恫喝された呉乞買は天祚帝を斬ることになる。 呉達 (水滸伝)地方軍担当。青蓮寺が公孫勝率いる致死軍に襲撃された際、生き残った数少ない幹部の一人。後に、高齢を理由に第一線を退く。 何恭 (水滸伝)民政担当。青蓮寺の財源として銀山開発を押し進める。公孫勝の青蓮寺襲撃で死亡。 蒼英 (水滸伝)禁軍担当。公孫勝の青蓮寺襲撃で死亡。 沈機 (水滸伝)李富の部下。年下の上司である彼を認め、慕っている。若い頃は袁明の一派として旧法党・新法党の熾烈な暗闘に関わったため、拷問が得意。捕縛した盧俊義を厳しい拷問にかけ、闇塩の道の全容を解明しかけるが、王英以下飛竜軍の援護を受け、盧俊義を奪還しにきた燕青に打ち殺される。しかし、彼の拷問は盧俊義の心身に多大なダメージを与え、彼の死の原因となった。 任先 (水滸伝)李富の部下。沈機とは同僚だが年は若い。李富の総帥就任後は青蓮寺幹部の中心人物となる。所帯持ちだが、その実態は描かれていない。李富の問い掛けに対して、家庭は自分に活力を与えるという旨の返答を返したことから、それなりに幸福な家庭生活を送っていることが推定される。 (楊令伝)引き続き青蓮寺幹部。金軍の侵攻が始まる中、李富の密命で開封府中の富裕な商人から財産を没収する。しかし、靖康の変の直前に用済みと判断され、口封じのために殺害された。 石倫 (水滸伝)李富の部下。李富新体制の青蓮寺では幹部に昇格。 (楊令伝)引き続き、青蓮寺の幹部として活動。 陸謙 (水滸伝)李富の部下。軍費調達などを担当。原典と異なり、林冲との関わりは全く無い。 (楊令伝)引き続き、青蓮寺の幹部として活動。梁山泊が隠した銀の在り処を探っていたが失敗、軽率な言動も災いして李富の不興を買い、自害に見せかけて粛清された。 李師師 (水滸伝)徽宗皇帝も通う妓館随一の花魁。帝の寵愛を受けると同時に、耳目として様々な情報を収集し、青蓮寺に提供し続けていた。真相は不明だが王安石、あるいは袁明の娘と思われ、優れた政治力と智謀を持ち袁明とも古くから交流があった。やがて李富第一の同志となり、青蓮寺の中核をなしていく。情報収集のため妓館にやって来た燕青とは、お互いの正体を知りつつも惹かれあうものがあった。 (楊令伝)宋を見限った李富と共に策動、やがて彼の子を身篭り、難産となったが無事出産する。王安石の理想を叶えることを目指す。我が子であり、南宋の皇太子となった趙昚の教育を担当する。 (岳飛伝)南宋の都、臨安府の別宮で趙昚の教育をしつつ後宮の整備など将来に向けた行動をとる。李富亡き後の青蓮寺の組織を手中にし、秦檜を牽制する。岳飛の処刑・救出の一件において趙昚の出自を明かす証拠の品「玄銹(げんしゅう)」の出現を燕青から知らされ、青蓮寺の活動を再開し始める。 黄文炳 (水滸伝)青蓮寺の幹部。単なる悪徳役人に過ぎなかった原典と異なり、本作では青蓮寺の一員として活躍。長年職務を果たしてきたが、そんな人生に寂寥感を抱く。旅の宋江たちが潜伏する江州へ赴任し、僅かな手がかりから一行を追い詰めたが、宋江を救出しに来た穆弘、李俊の連合軍、致死軍、林冲騎馬隊に敗れ公孫勝に首を刎ねられた。 王和 (水滸伝)青蓮寺の実働部隊である、闇軍の指揮官。闇軍は梁山泊致死軍と同じ役割を持ち、梁山泊最大の糧道である闇塩ルートの全貌を暴くべく活動する。楊志暗殺の実行や、聞煥章と共に祝家荘の内部掌握など闇軍以外にも様々な任務をこなす。李応を異常に嫌い、彼の暗殺用に青蓮寺が送り込んだ暗殺者を殺してまで自分の手で殺すことに拘る。しかし李応を暗殺しようとしたところを、武松と李逵に阻まれたあげく李逵の板斧で首を刎ねられ絶命した。 高廉 (水滸伝)王和の副官、青蓮寺闇軍の後任指揮官。個人プレーでは王和に劣るが、王和の死後に闇軍の組織拡大に努め、致死軍の公孫勝とはお互いの首を賭けて虚々実々の駆け引きを繰り広げる。原典と異なり、高俅との血縁関係は無い。公孫勝以下の致死軍・飛竜軍を双頭山の周信軍との共同作戦で殲滅させようとするが、公孫勝らに敗れて戦死。周信軍の攻撃も、事前に劉唐が林冲に援護を要請していたため失敗に終わる。 殷天錫 (水滸伝)高廉の副官。高廉の身代わりになって公孫勝に討ち取られる。 馬桂 (水滸伝)旅芸人の座長で、元宋江の間諜。しかしその才能は、亡夫・閻新とは比べものにならない程乏しい。宋江の妾にした娘・閻婆借を殺され、李冨の洗脳に近い偽情報を信じ込み、梁山泊に憎しみを抱くようになる。李富の手で二重スパイとなり、梁山泊の重要人物の暗殺を命じられる。やがて李富とは愛人関係になるが、李冨が腑抜けてしまう事を危惧した聞煥章の命を受けた呂牛の手によって、目を覆うような形で惨殺された。公式サイトの不人気投票で第2位。 史文恭⇔段亭 (水滸伝)老年の暗殺者。昔は青蓮寺の一員として様々な暗殺を手がけていた。引退して隠遁生活を送っていたが妻を亡くす。梁山泊に痛撃を加えたい李富の要請で復帰、要人暗殺を試みる。変装の名人でいかなる環境へも自然に溶け込める。相手を追うよりも待つこと、自分が無事に逃れることを暗殺のやり方としている。好きになった人物しか暗殺することができないという異常な面を持つ。 従者として梁山泊軍に潜入し晁蓋の暗殺に成功するも、偶然にも出くわした張青に襲われ右の小指を失い右手ごと切断。次いで段亭の偽名を使って若い商人として済州の城郭に潜入し、柴進と裴宣も暗殺する。しかし、その直後に自分を狙っていた劉唐に捕らえられ斬首された。原作とは異なり、矢に名前を彫るのをやめている。 洪清 (水滸伝)袁明の従者・護衛。袁明とは古い付き合いで、彼が心情を吐露できる数少ない人物。見た目はこれといった特徴のない初老の男だが、実は優れた体術の遣い手で、自分と同じく体術の遣い手を部下に持ち、青蓮寺要人の護衛を行う。その体術で樊瑞の袁明暗殺を阻止し、返り討ちにした。また、馬桂の死で傷ついた李富の心のケアを担当したこともある。致死軍の青蓮寺襲撃時に燕青と死闘を繰り広げ、敗死。 呂牛 (水滸伝)聞煥章に雇われた間諜集団の親玉。神出鬼没で、金と楽しみのために謀略を行う愉快犯。だが危険を省みずに聞煥章を助け、片足を失った彼に義足を手配したこともある。青蓮寺にも暴け無かった数本の塩の道を暴く、魯達達の動向の情報を青蓮寺よりも早く手に入れるなど間諜としては極めて優秀。暗殺を手掛けたこともあるが、殺しはあまり好まない。同じく自分の楽しみのために仕事をしている面のある聞煥章との間には、かすかな共感があった。後に燕青に捕らえられ、拷問の果てに精神や言動が幼児並までに退化し、完全に廃人と化した。 呂英 (水滸伝)呂牛の息子。呂牛が廃人となった後は、その一党を引継ぎ聞煥章から仕事を請け負う。呂牛とは違い実直な面がある。その実力を文立は高く評価する。文立の下で武術の修行もしており、優れた体術の遣い手。 (楊令伝)父に代わり間諜として、青蓮寺から離れようとする聞煥章の裏工作を請け負う。前作と打って変わり、自分を高く売ろうとする悪癖がでてきて、徐々に父に似た性格に変貌していくが、実直でまともな物の見方は変化していない。聞煥章の死後は趙安・撻懶・扈成と雇い主を転々とする。扈成の指示で李英を罠に嵌め梁山泊を出奔させるが、李英捜索の任を受けた候真率いる致死軍に捕らえられた。 (岳飛伝)生還し再び一党を率いて裏稼業に従事する。許礼の推薦により岳飛・秦容と戦う辛晃に雇われて諜報活動を行う。なお、顔の半分が陥没しているため変装で隠している。 鈕文忠 (水滸伝)間諜。青蓮寺の指令で唐昇を補佐し、田虎の偽反乱軍組織を画策する。軍資金を着服するなど小悪党な面もあり、唐昇にそれが露見して殺害された。唐昇が青蓮寺を離脱する直接の原因を作った人物といえる。 文立 (水滸伝)聞煥章の護衛。郷里の母親を支援してもらった恩もあり、聞煥章に忠実に仕える。燕青・孔亮との戦いで顔を潰されるも、後に復帰する。呂英の武術の師でもある。 (楊令伝)引き続き聞煥章の護衛を行うが、主人を殺した扈三娘を追う最中に武松と戦い、脳天を叩き割られて撲殺された。 赫元 (水滸伝)李師師の護衛で諜報活動も手がける。李師師に忠誠を誓っているが、李富と李師師が手を組んでからは李富の腹心も務める。 (楊令伝)引き続き李富と李師師の元で護衛や調略、情報収集など多岐に渡って活動する(楊令らに拷問を受けた際の態度から李師師に執着している節もある)。武術の腕は確かで、闇軍指揮官の姜肆に気取られること無く接近できるほど。新国家建国のために動き、南宋建国後は李富に青蓮寺の継承者として指名される。 李師師の命を受け活動拠点を建設していたが、致死軍の襲撃を受け捕縛される。楊令・公孫勝・武松らによる数ヶ月の拷問の末、ついに趙昚の出生を白状し、廃人と化した。解放後、青蓮寺に保護されるも無残な姿を見た李師師の命で殺害された。
※この「青蓮寺」の解説は、「大水滸シリーズの登場人物」の解説の一部です。
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