渦巻とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 動作 > 動き > 渦巻の意味・解説 

うずまき〔うづまき〕


うず‐まき〔うづ‐〕【渦巻(き)】

読み方:うずまき

渦を巻くこと。また、渦を巻いている水流気体

渦を巻いている形。また、渦を巻いている模様

物事激しくせめぎ合い動いている状態。うず。「戦乱の—」

[補説] 書名別項。→うずまき


渦巻

作者日野啓三

収載図書天窓のあるガレージ
出版社福武書店
刊行年月1987.7
シリーズ名福武文庫


渦巻

作者山野浩一

収載図書宇宙塵傑作選 1 日SF軌跡
出版社出版芸術社
刊行年月1997.11


渦巻

作者下村四郎

収載図書台湾探偵小説
出版社緑蔭書房
刊行年月2002.11
シリーズ名日本統治期台湾文学集成


渦巻

作者手島

収載図書渦巻
出版社書院
刊行年月2005.3


渦巻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/03 20:04 UTC 版)

自然界に多く見られる渦巻(対数螺旋)

渦巻(うずまき)は、が巻くような、旋回するにつれ中心から遠ざかる(あるいは逆向きにたどれば近づく)曲線である。主に平面曲線であるが、曲面上にも定義できる。

渦巻線(うずまきせん)、しばしば螺旋とも呼ばれる。自然界での気体液体は螺旋となるものは少なくほとんどは重力圧力によって渦巻を成す。植物(つる)は局部的に螺旋または渦巻を成すことがある。

数学的記述

デカルト座標より極座標で簡単に記述できることが多い。

極座標では、

アルキメデスの螺旋
  • フェルマーの螺旋
  • 双曲螺旋
  • リチュース
  • 対数螺旋
  • クロソイド
  • 渦巻と螺旋

    螺旋階段。平面に投影すると渦巻となる。

    渦巻(スパイラル)は、旋回するにつれ中心から遠ざかる2次元曲線だが、螺旋(ヘリックス)は、旋回するにつれ旋回面に垂直成分を持つ方向に動く3次元曲線である。螺旋の例としては螺旋階段ねじの溝、DNA分子などがある。

    表現

    スパイラルとヘリックスの混同は日本語でよく見られるが、英語でも学術的にはヘリックスであるものがスパイラルと呼ばれることが多い。

    たとえば、螺旋階段は英語では「helix staircase」だが「spiral staircase」も使われている。

    一方、各種の代数螺旋対数螺旋が英語ではスパイラルと呼ばれている。

    • 代数螺旋 - 代数的な式で表される螺旋を代数螺旋という(以下参照)[1]
      • アルキメデスの螺旋(Archimedes' spiral)
      • 放物螺旋(Parabolic spiral)
      • 双曲螺旋(hyperbolic spiral)
      • リチュース螺旋
    • 対数螺旋(logarithmic spiral) - 等角螺旋(equiangular spiral)やベルヌーイの螺旋ともいう[1]。特に黄金比に関連するものを黄金螺旋(golden spiral)という[1]

    渦巻と明確に区別するため、本来の螺旋を弦巻線と呼ぶことがある。

    螺旋を平面に投影すると、渦巻の一種の双曲螺旋となる。

    曲面上の渦巻

    等角航路

    地球上で一定の方角を保ったまま進んだ時の軌跡、つまり等角航路は、球面上の渦巻(対数螺旋)である。

    巻貝貝殻は、円錐面上の渦巻(対数螺旋)である。

    これらの曲面を円筒面へと近付けた極限は螺旋となる。

    例えば、等角航路は赤道付近では螺旋に近いし、頂角が狭い円錐面上の渦巻は頂点付近を除けば螺旋に近い。ただし、真の螺旋は曲面上の渦巻と異なり、中心がない。

    渦巻の例

    一覧

    ギャラリー

    渦巻き残効

    渦巻図形を回転させたとき、渦の巻く方向と図形の回転方向によって渦巻が拡大あるいは縮小して見える現象を渦巻き残効という[3]

    象徴

    アイルランド、ニューグランジ墳墓浮き彫り

    渦巻は力動的な回転象徴として使われる[2]。 多くの古代文明で、冥界死と再生の循環の象徴とみなされ、古墳などにしばしば描かれた。

    脚注

    1. ^ a b c いろいろな曲線の確認”. 北海道算数数学教育会高等学校部会研究部. 2022年12月10日閲覧。
    2. ^ a b 篠田知和基『ヨーロッパの形:螺旋の文化史』 八坂書房 2010年 ISBN 9784896949636 pp.198-202.
    3. ^ 市原 茂、草野 勉「渦巻き残効について」『日本心理学会大会発表論文集』、日本心理学会、2006年。 

    外部リンク


    渦巻

    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 04:00 UTC 版)

    ワラタ (貨客船)」の記事における「渦巻」の解説

    失踪当時その後も、幾人かの人々は、ワラタは、風や海流、および深海溝によって作られる渦巻に捉えられたことを示唆しているが、うちいくつかアフリカ南西沿岸沖にあることは知られている。これであれば難破物の欠如説明がつくが、しかし、ほとんど即時沈めるのに十分な強さがある渦巻が示唆通り作られ得るという堅い証拠はない。

    ※この「渦巻」の解説は、「ワラタ (貨客船)」の解説の一部です。
    「渦巻」を含む「ワラタ (貨客船)」の記事については、「ワラタ (貨客船)」の概要を参照ください。

    ウィキペディア小見出し辞書の「渦巻」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

    「渦巻」の例文・使い方・用例・文例

    Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



    渦巻と同じ種類の言葉


    英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
    英語⇒日本語日本語⇒英語
      

    辞書ショートカット

    すべての辞書の索引

    「渦巻」の関連用語





    5
    90% |||||


    7
    円盤銀河 デジタル大辞泉
    90% |||||



    10
    78% |||||

    渦巻のお隣キーワード
    検索ランキング

       

    英語⇒日本語
    日本語⇒英語
       



    渦巻のページの著作権
    Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

       
    デジタル大辞泉デジタル大辞泉
    (C)Shogakukan Inc.
    株式会社 小学館
    日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
    Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
    ウィキペディアウィキペディア
    All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
    この記事は、ウィキペディアの渦巻 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
    ウィキペディアウィキペディア
    Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
    Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのワラタ (貨客船) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
    Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
     Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
    この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
    浜島書店 Catch a Wave
    Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
    株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
    Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
    研究社研究社
    Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
    日本語WordNet日本語WordNet
    日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
    WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
    日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
    Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
    「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
    EDRDGEDRDG
    This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

    ©2025 GRAS Group, Inc.RSS