うずまき〔うづまき〕
(うづまき)上田敏の中編小説。明治43年(1910)発表。詩人・英文学者として知られる著者による唯一の小説。
(渦巻)渡辺霞亭による長編の家庭小説。華族の家督相続争いの中で苦難を乗り越えていくヒロインの姿を描き、人気を博す。大阪朝日新聞に連載ののち、大正2年(1913)から大正3年(1914)にかけて、上中下3編と続編の全4巻を出版。舞台化、映画化作品もある。
うず‐まき〔うづ‐〕【渦巻(き)】
渦巻
渦巻
渦巻
渦巻
渦巻
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/03 20:04 UTC 版)
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2011年7月) |
渦巻(うずまき)は、渦が巻くような、旋回するにつれ中心から遠ざかる(あるいは逆向きにたどれば近づく)曲線である。主に平面曲線であるが、曲面上にも定義できる。
渦巻線(うずまきせん)、しばしば螺旋とも呼ばれる。自然界での気体や液体は螺旋となるものは少なくほとんどは重力や圧力によって渦巻を成す。植物の蔓(つる)は局部的に螺旋または渦巻を成すことがある。
数学的記述
極座標では、
渦巻と螺旋
渦巻(スパイラル)は、旋回するにつれ中心から遠ざかる2次元曲線だが、螺旋(ヘリックス)は、旋回するにつれ旋回面に垂直成分を持つ方向に動く3次元曲線である。螺旋の例としては螺旋階段、ねじの溝、DNA分子などがある。
表現
スパイラルとヘリックスの混同は日本語でよく見られるが、英語でも学術的にはヘリックスであるものがスパイラルと呼ばれることが多い。
たとえば、螺旋階段は英語では「helix staircase」だが「spiral staircase」も使われている。
一方、各種の代数螺旋や対数螺旋が英語ではスパイラルと呼ばれている。
- 代数螺旋 - 代数的な式で表される螺旋を代数螺旋という(以下参照)[1]。
- アルキメデスの螺旋(Archimedes' spiral)
- 放物螺旋(Parabolic spiral)
- 双曲螺旋(hyperbolic spiral)
- リチュース螺旋
- 対数螺旋(logarithmic spiral) - 等角螺旋(equiangular spiral)やベルヌーイの螺旋ともいう[1]。特に黄金比に関連するものを黄金螺旋(golden spiral)という[1]。
渦巻と明確に区別するため、本来の螺旋を弦巻線と呼ぶことがある。
螺旋を平面に投影すると、渦巻の一種の双曲螺旋となる。
曲面上の渦巻
地球上で一定の方角を保ったまま進んだ時の軌跡、つまり等角航路は、球面上の渦巻(対数螺旋)である。
例えば、等角航路は赤道付近では螺旋に近いし、頂角が狭い円錐面上の渦巻は頂点付近を除けば螺旋に近い。ただし、真の螺旋は曲面上の渦巻と異なり、中心がない。
渦巻の例
一覧
- アンモナイトやオウムガイ、巻貝の貝殻。なお、二枚貝の貝殻も、蝶番部を通るように切断すれば、その断面は、きわめて巻き数が少ない渦巻である。
- レコードやCDのトラック(DVDやハードディスクのトラックは同心円である)。
- 蚊取り線香。
- 鳴門巻の模様
- ヴォリュート[2]
- 渦巻銀河の腕。
- 斥力と遠心力のバランスが崩れた時の惑星や衛星や彗星の軌道。
- 指紋の分類の1つ。渦状紋。
- 流体の渦。
ギャラリー
渦巻き残効
渦巻図形を回転させたとき、渦の巻く方向と図形の回転方向によって渦巻が拡大あるいは縮小して見える現象を渦巻き残効という[3]。
象徴
渦巻は力動的な回転の象徴として使われる[2]。 多くの古代文明で、冥界や死と再生の循環の象徴とみなされ、古墳などにしばしば描かれた。
脚注
- ^ a b c “いろいろな曲線の確認”. 北海道算数数学教育会高等学校部会研究部. 2022年12月10日閲覧。
- ^ a b 篠田知和基『ヨーロッパの形:螺旋の文化史』 八坂書房 2010年 ISBN 9784896949636 pp.198-202.
- ^ 市原 茂、草野 勉「渦巻き残効について」『日本心理学会大会発表論文集』、日本心理学会、2006年。
外部リンク
渦巻
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 04:00 UTC 版)
失踪当時もその後も、幾人かの人々は、ワラタは、風や海流、および深海溝によって作られる渦巻に捉えられたことを示唆しているが、うちいくつかはアフリカ南西沿岸沖にあることは知られている。これであれば、難破物の欠如は説明がつくが、しかし、ほとんど即時に沈めるのに十分な強さがある渦巻が示唆通りに作られ得るという堅い証拠はない。
※この「渦巻」の解説は、「ワラタ (貨客船)」の解説の一部です。
「渦巻」を含む「ワラタ (貨客船)」の記事については、「ワラタ (貨客船)」の概要を参照ください。
「渦巻」の例文・使い方・用例・文例
- 部屋には笑いが渦巻いていた
- マーチンは抗議する群衆の中に渦巻く激しい怒りを読み取った
- 渦巻くほこり
- お湯の渦巻く風呂
- 装飾的な渦巻き型のいす
- 彼女のドレスは渦巻き装飾の模様だった。
- イオニア式の渦巻き形
- まぁ実際問題、そんな噂が渦巻く中でよく部活が存続してると思うぜ。
- 大きな渦巻きと急流があります。
- 渦巻く煙.
- 煙が煙突から渦巻きながら立ち昇った.
- 遠心[渦巻き]ポンプ.
- 渦巻き星雲.
- ボートは渦巻きに飲み込まれた.
- 雪片が(通りに)渦巻いていた.
- 風が落ち葉を渦巻き状に吹き飛ばした.
- 北風に吹かれて雪片は渦巻いていた.
- ほこり[砂ぼこり]の渦巻き.
- 指紋の渦巻き.
- 渦巻く煙[濃霧].
渦巻と同じ種類の言葉
- >> 「渦巻」を含む用語の索引
- 渦巻のページへのリンク