松広寺とは? わかりやすく解説

しょうこうじ 【松広寺】

韓国全羅南道昇州郡光面にある寺。大韓仏教曹溪宗二一教区本山新羅末期隣国師の創建伝える。初め吉祥寺といった。仏では通度寺、法では海印寺、僧では松広寺といわれ、僧が多くいて有名。朝鮮戦争焼け再建したが、国師殿・下舎堂・応真殿李朝初期建物

松広寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/23 04:07 UTC 版)

松広寺

大雄宝殿
所在地 全羅南道順天市松光面新坪里12番地
山号 曹渓山
宗派 曹渓宗華厳宗⇒曹渓宗⇒禅宗⇒曹渓宗)
寺格 曹渓宗三宝寺院
曹渓宗五大叢林(曹渓叢林)
曹渓宗第21教区本寺
朝鮮三十一本山日本統治時代
本尊 三世仏(蓮灯仏、釈迦仏、弥勒仏)
創建年 創建年不詳(新羅時代末期)
開基 慧麟(創建したのは吉祥寺)
正式名 松広寺
文化財 木彫三尊仏龕(国宝第42号)
高麗高宗制書(国宝第43号)
国師殿(国宝第56号)
テンプレートを表示
松廣寺
各種表記
ハングル 송광사
漢字 松廣寺
発音 ソングァンサ
日本語読み: しょうこうじ
テンプレートを表示

松広寺(しょうこうじ、ソングァンサ、송광사)は、大韓民国全羅南道順天市にある仏教寺院

韓国仏教の最大勢力である曹渓宗の発祥地。また曹渓宗の三宝寺院、五大叢林(曹渓叢林)に数えられている。曹渓宗の第21教区本寺。

曹渓宗の開祖である知訥(1158年 - 1210年)はその晩年の10年間を松広寺で過ごした。高麗時代に16人の国師を輩出したことから、僧宝寺刹と呼ばれる。

歴史

曹渓宗大韓仏教曹渓宗)は、新羅時代末期に慧麟が吉祥寺を創建したときをもって、松広寺の創建としている。吉祥寺は華厳宗の寺院だった。1200年、曹渓宗の創始者である知訥が浄慧結社(「結社」というのは高麗中期に活発だった仏教浄化組職)の拠点を吉祥寺に移し、吉祥寺を修禅寺に改名した。寺名は1208年熙宗4年)にさらに改名され、現在の松広寺になった。

李氏朝鮮太宗による1407年(太宗7年)の仏教弾圧の際、存続を許された88寺院の中に松広寺の名前はなく、廃寺になったようである。 世宗による1424年(世宗6年)の仏教弾圧の際、存続を許された36寺院の中にも名前はなく、引き続き廃寺のままだったようである(朝鮮の仏教#李氏朝鮮時代の仏教弾圧)。

1842年憲宗8年)の大火事、1948年麗水・順天事件1951年の共匪蛮行等でほとんどの建造物が繰り返し消失し、現在までに8回再建された。ソウルオリンピックをひかえた1984年から1988年にかけて、大規模再建事業によって33の建造物が建てられ、現在の形になった。

日本統治時代1911年、寺刹令施行規則(7月8日付)によって、朝鮮三十本山に指定された(1924年以降は朝鮮三十一本山)。

文化財

  • 木彫三尊仏龕(国宝第42号)
  • 『高麗高宗制書』(国宝第43号)
  • 国師殿(国宝第56号)

外部リンク


松広寺(松光面)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 21:08 UTC 版)

順天市」の記事における「松広寺(光面)」の解説

韓国仏教最大宗派である曹渓宗属する寺。海印寺通度寺と共に韓国内三宝寺刹と呼ばれ韓国仏教界を代表する僧侶修行・育成の寺として知られる

※この「松広寺(松光面)」の解説は、「順天市」の解説の一部です。
「松広寺(松光面)」を含む「順天市」の記事については、「順天市」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「松広寺」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「松広寺」の関連用語

松広寺のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



松広寺のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
中経出版中経出版
Copyright (C) 2025 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの松広寺 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの順天市 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS