パレス鎌田　開幕3連敗を回避!強豪チェルシーとドロー　惜しいシュート放つなど存在感示す

[ 2024年9月1日 23:27 ]

プレミアリーグ第3節クリスタルパレス1―1チェルシー（ 2024年9月1日）

＜チェルシー・クリスタルパレス＞後半、シュートを放つクリスタルパレス・鎌田（ロイター）

　クリスタルパレスの日本代表MF鎌田大地（28）が1日、イングランド・プレミアリーグ第3節の敵地チェルシー戦で2試合ぶりに先発出場。得点にこそ絡めなかったが、後半32分には惜しいシュートを放つなど好機を演出。同43分までプレーし、1―1の引き分けに貢献。開幕3連敗を回避し、日本代表として出場予定のW杯アジア最終予選に向け弾みをつけた。

　昨季限りでラツィオ（イタリア）を退団した鎌田はE・フランクフルト（ドイツ）時代の恩師グラスナー監督が指揮を執るクリスタルパレスに新加入。敵地で行われたブレントフォードとの開幕戦ではいきなりスタメンに抜てきされ、後半25分までプレー。試合は1―2で敗れ黒星発進となったが攻守に奮闘し、世界最高峰のリーグで大きな一歩を踏み出した。

　続く本拠でのウェストハム戦は後半18分から途中出場。そして、公式戦開幕3戦目となった2部ノリッジとのリーグ杯2回戦では移籍初ゴールを含む1得点1アシストで4―0の快勝に貢献。新天地での存在感をアピールすると、26年W杯北中米大会に向けた9月のアジア最終予選に臨む日本代表メンバーにも選出された。

　この日のチェルシー戦で再びスタメン復帰。中盤でボールを積極的に受け攻撃の起点となるも、決定機がなかなか作れず。前半25分、ゴール前左からのボールをヒールキックで流すもFWマテタには合わず。同39分には左サイドからドリブル突破仕掛け中央へクロスを送るも、相手にクリアされた。

　試合は前半25分、カウンターからFWマドゥエケに突破を許すと、最後はMFパーマーからのクロスをFWジャクソンに押し込まれ失点。前半はほとんど好機がなかったが後半9分、味方のシュートのこぼれ球を拾ったMFエゼが右足一閃。豪快なシュートをゴール右隅へと突き刺し同点に追いついた。

　鎌田は後半、右サイドのDFムニョスとの好連係を披露。スムーズなパス交換や鎌田からのスルーパスに抜け出したムニョスが右サイドを突破し、クロスを入れるなど好機を演出。後半32分には中盤でボールを受けた鎌田が右サイドへ展開。ムニョスが縦に持ちだしグラウンダーのクロスを入れると、走り込んだ鎌田がペナルティーエリア手前から右足ダイレクトシュート。惜しくも相手GKに防がれゴールとはならなかったが、大きな見せ場を作った。

　チームは1―1で引き分け、開幕3連敗を回避。敵地で貴重な勝ち点1を獲得。鎌田はこのあと日本代表として26年Ｗ杯北中米大会アジア最終予選に出場するためチームを離脱。5日にホームで中国戦、10日には敵地でのバーレーン戦が控えている。

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スポニチアネックス取材班