The Japanese
The
Japanese Assooiation
Association
of
of
Special
Speoial
Education
Eduoation
特 殊 教 育 学 研 究 ,4 (1)
,51 −60 ,2
資
2.
料
学 習 障害 児 を 対 象 と す る 通 級 指 導 の 実 態
言 語 障害 通 級 指 導 教 室 を 中 心
黄
淵
煕
言 語障害通 級指導 教室
制 度 上 は 通 級 に よ る指 導
対象
の
は 、「
課題 に 取 り組 む 意欲 や
わか
に よ
担当
の
自己 有 能 感
ー ・ワ ー ド
連携
仕方
の
学習 障害児
い
た
っ
が 行わ れ て
つ
の パ タ
、急 速
は 存在 し な
い
に高 ま
LD
児
1995>
緒方 (
。
LD
て きたが
に
対す
る 特別 な 指
は 国 立 特 殊教 育総
2学
子 ど も た ち は 、5 年 生
る こ と が 示 さ れ た 。こ れ
的 支 援 を受 け て
い
学 級 に在 籍 して
い
る児童
る
LD
い
合が 少 な くな
と
い
は平
て は あ ま り知
その よ
うな 中で
けて
い
が 数 多 く報 告 さ れ て い る 。東 條
に よ る と
占め
通級
、情 緒
・寺
い
山
る
て
は 、言
い
る。
、ど の よ
役立
こ
つ
・黄 ・阿 部
通 級 指導 教 室 を 対
る
(2000> の 特 殊 教 育
に よ る
語障害
が
した がっ て
の
て い る。
っ
21 ,
944 人
指導を
で
全体
の
言語 障害通 級指導
、
LD 児 が 通 級 指 導 の 対 象
う な 指導 が 行 わ れ て
い
とな
るか な ど
と は 、 LD 児 の 通 級 指 導 の 全 体 像 を
と思 わ れ る 。
(1999) は 仙 台 市 の
象
と して 予備調
12 校 の 言 語 障 害
査を行
っ
LD
に よ る指導の対象 とな
っ
て い る
165 名 の
た
結 果 、通
LD 児
12 .
7 %) で あ る こ と を明 らか に し た 。 し か
は 21 名 (
し 、通 級 指 導 を 受 け て い る LD 児 の 数 や 、LD 児
の
級
・紺 野
うち
へ
具 体 的 な対 応 の 仕 方 に は
障 害 通 級 指 導教室 で 指 導 を受
る 児 童 の う ち 、学 習 上 に 問 題 を も つ 児 童 は
るの か
る上 で
細川
られ て い る場
、
べ
い
に
省特殊 教育課
教 室に 現在 どの くらい
て
実態
、平 成 11 年 5 月 現 在 、通 級
割 合
の
の 指導 の
922 人 と な
児 童 生 徒 の 数 は 25 ,
い る
を
。文 部
調
教 室や 情 緒障 害通級 指 導教 室で 指 導 を受 け て
(1999 )
い
に よ る と
84 ,
6%
指 導 が 制 度 化 さ れ た 1993 年 以 後 、 言 語 障 害 通 級 指 導
児の 事 例
な
て い
師
。
か
言 語 障 害通 級
た と し て も、そ の 内 容 は 担 任 教
う
もか
い
を明 らか に す る
に よ
児
て
て
指導 に 限
LD
つ
LD 児
多 くは 特 別 な 配 慮 が な さ れ
の
、
わ ら ず 、情 緒 障 害 通 級 指 導 教 室 に 比
っ
に つ
増加 し
て い る に
障害 別
、何 ら か の 教 育
均 2.
5 % で 、通 常
。
べ
受 けて
して
児 をは じめ とす る学習
に よ る授 業 以 外 の 時 間 で の 個 別
い
対
有力 な教育 的対 応 の
指 導教室 で の
5% に
約 9.
た
っ
る 通 級 に よ る指 導 が 年々
ま
あ る子 ど もた ち
お ら ず 、な さ れ て
に
・生 徒
で
)で あ
っ
の
資料
れ に よ る と、国語 と算 数の ど ち らか ま た は 両 方 に
児に対す
3人
ひ とつ に な
へ
られ
い る
限 界 が あ る こ とが
実態調 査
LD
、現 在
、そ
徒の 類型 化
とん どの
が あ る こ とが 示 さ れ た 。
と指 導 法 の 結 果 」 を報告 し た が
の
に は
、ほ
ョ
因 子 分 析 に よ り、通 級 指 導 教 室 で の 指 導 内 容
童 ・生
ずき
内容
の
ーシ
ケ
ニ
ーン
と略 す )
っ
ミュ
い て
合 研 究 所 で 実 施 し た 「教 科 学 習 に 特 異 な 困 難 を 示 す 児
の ぼ
、そ
に さ れ
る 指 導 内容 と し て
「
発 音 の 改 善 や 、コ
た が
い
言語障 害通級 指導教室
、
*
そ の 結 果 、現 行
。
LD 児 に 対 す
また
。
*
る実 態 が 明 らか
い
(1 校 あ た り の 児 童 数 は
と こ ろ 、学 校 教 育 に お い て
年以上 遅 れ て
久
芳
た 。通 常 学 級 と の 連 携 に 関 し て は
じめ に
に 対 す る 関 心 は 、近 年
導の 場
6つ
に は
learningdisabilities
;以 下
学習 障害 (
の
・助 言
て 相談
っ
部
児 が 通 級 指 導 を受 け て
を 高 め る 内容」 と
た 。 ま た 、指 導 内 容 と助 言 内 容 に
っ
と通 常学級 と の
1 .は
LD
はない
で
・阿
*
児の 指 導 に 関 す る実態 調査 を行 っ た
能 力 を高 め る た め の 内 容 」が 重 視 され て
通 級 指導 教 室
キ
LD
にお ける
徹
川
8% に 過 ぎ な か
、 そ の 数 は 通 級 児 童 全 体 の 6.
た が
ン
・細
*
と して
19 %
れ る。
仙 台市 で
指導教室
*東 北 大 学 大 学 院 教 育 学 研 究 科
*東 北 福 祉 大 学 総 合 福 祉 学 部
は
育委 員会
べ
て の
「こ
が あ る と思 わ
とばの 教
に 切 り替 え ら れ 、言 語 障 害 以 外 の
指 導 は 実施 さ れ て
*
、す
、地 域 的 な 違 い
,
い
室」
が通 級
通級 に
よ る
な い と い う特 徴 が あ り (
仙台市 教
998)、 固 定 式 の 言 語 障 害 特殊 学 級 が 設 置
ユ
さ
51
一
NNII-Electronic
工 工 Eleotronio
Library
Library
Service
The Japanese
The
Japanese Assoolatlon
Association
of
of
Special
Speolal
Education
Eduoatlon
黄
・細 川
淵煕
徹
れ て い る地域 、あ る い は情緒 障害 児 を対 象 と した 通 級
指導教 室 が 設置
LD
児
さ れ て
る地
い
受 け 入 れ と指 導
の
域
と は
、さ ま
実態が 異 な
の
る
以 上 の 質 問 に 対 し て 、 い くつ か の 選 択 肢 の 中 か ら選 択
ざま な面で
(
指 導 内容
可能性 が あ
難 さ
そ こ で 、本 研 究 は
言語 障害通級 指 導 に
お け る
の 全 国 的 な 実態 を把 握 す る こ と を 目 的 と した
LD 児
1
。
法
、県 庁 所 在 地 お
次 の よ うな 調 査 項 目 を 設 定 し
た
た
っ
代 表 者 1 名 ) を対 象
。
書
。教 員 と し て の 勤 務 年 数
・通 級 指 導 教 室 担 当 と し て の 勤 務 年 数
か
は
(2 ) 通 級 指 導 教 室 の 概 要
・通 級 指 導 教 室
・通 級 児 童 の 数
仙 台 市 を 除 く)
の
都 市 (予 備
283 校 の
に お ける
担 当教 師が 複数
(
と し て 、1999 年
の場合 は、
7 月 に 調査
対 象 校 283 校 の う ち
と質 問紙 を郵 送 した 。
、
の
依頼
149 校
(
回 収 率 523 % )、 そ
う ち 有効 回 答
142 (
502
で
た
有効 回 答率
%)
あ
査
で
は
「
LD
を
「
LD
と し て 診 断 ・判 定 さ
本調
、
児」
ら回答 が あ り
の
っ
あえ
で
(
約 1000 教 室 ) の う
。
れ た 児 童 」 と 「LD が 疑 わ れ る 児 童 」 の 両 者 と し た 。
の設置状況
(3 ) 通 級 指 導 教 室
。
20 万 人 以 上
よ び人 ロ
通 級指導 教 室 の 担 当教 師
(1 ) 調 査 対 象 の 概 要
指 導 を受 け て
い る
LD 児 の
実
室
定義
て
に お い て
を示 さ な か
実 際 に LD 児
、
、言 語 障 害 通 級 指 導 教
た の は
っ
と い う視 点 か ら 指 導 を 受 け
て い る 実 態 を 調 査 す る と い う意 図 に よ る 。
態
・LD 児 の 割 合
・LD 児 の 通 級 形 態 お
(4 ) 通 級 指 導 教 室 内 の
・指 導
た 、LD 児 の 通 級 指 導 に お け る 困
関 し て は 自由記 述 を求 め た
に
調 査 の対 象で あ
で は
2
。
全 国 の 言 語 障害 通 級 指 導 教 室
調 査 内容
本調 査
た
い
に 関 し て は 複数 選 択 )
支 援 内容
・
2 調査 方法
ち
方
助言 内容
・
す る方法 を用
る。
II
・阿 部 芳 久
III
よ び通級 所要 時間
LD
結
果
1 単純 集計 に よ る 結 果
1 )通級 指 導教 室で 指 導
児 の指導
回数 お よ び指 導 時 間
指 導 形 態 、指 導 内 容
5
( )通常学 級 との 連携体 制
・通 常 学 級 担 任 の 助 言
・通 常 学 級 担 任 へ の 支 援
児の割合
aLD
LD
へ
(各 校 代 表 者
通級指導を 受
・通 級 指 導 教 室 担 当 の 研 修 状 況
・LD 児 の 通 級 指 導 に お け る 困 難 さ
(
68 % ) で
あ
有 効 回答 が 得
児 を指 導 対 象 と して
77 校
(6 ) そ の 他
60
い る
LD
児の実
態
・
70
を受 け て
っ
た
。
け て
、1 校
142 校 中 、
る と答 えた 通級指導教 室 は
1 名 ) で 、全 体 の 542 % を 占 め た
い る 3516 名 の う ち LD
児 は 239 名
。
あ た りの 平 均
LD 児 の
また
い
られた
な か で も
LD
17 名 で
「LD 児 と 診 断 ・
判定さ
児の数 は
、
、
、
”
♂
、
、
”
ヤひ
’ 王 ご ジく 冫
”
、
’ ’
、
’’
・
・
・
一・
∵
、邑
.
・
,
冲、
ヤ
’ 、、、
、、
、 、ミ ・・
’
’
’
’
’
’
,
、
、
こ
,藁
、
・
’
∴ 嶌
∵
淳 ’琵 二
、
∵ 絶
蝋
こ
{
’
・魯
・
’ボ } 二 募 〜 互 }・・
∫
三
.u
ξ,罵
・
∵ 瓢 二敢 穿 訊
ズ
讐 冨 員 い
、 、 ,r
、
、
”
“
吋
“
”
50
}
“
轍 40
側
癒 30
・
・
”
臥
幣
。
響 藁i鞭 吃
竃こ
冫
毳:黛 冪 鵠
:
艦聯 鼠 羅
贋 讐 1墾 ぎ1ぎ 鱒 :
す鞍 、 擁
ぎ翻
垂
愚
20
10
膨 \
き;二論 鷺
、
、
’
年
・
0
0
1
猟
2
・
3
4
5
678910111213
LD 児 の 数
Flg 1
通級 指導教 室 に
お ける
LD 児 の 数
一 52
一
NNII-Electronic
工 工 Eleotronlo
Llbrary
Library
Service
The Japanese
The
Japanese Assooiation
Association
of
of
Special
Speoial
Education
Eduoation
学 習 障 害 児 を対 象 とす る 通 級 指 導 の 実 態
Tablel LD
児 に 対 す る 指 導 内 容 お よ び 優 先 指 導 内容
指導 内容
課題
取 り組
に
発 音 の 改 善や
回 答数
ミ
コ
ニ
ュ
ケ
ーシ
占 め る割 合
重 み 付 け順
(%)
位
(
位)
脚
85.
777
.
9
12
74 .
079
.
244
.
229
.
968
.
89
.
1
43
ρ
ハ
能 力 を高 め る た め の
ン
ョ
(
77 名 ) に
回答者
ρ
0 00
意 欲 や 自己 有 能 感 を 高 め る た め の 内 容
む
廓
0
内容
5632
714337
認 知 能 力 を 高 め る た め の 内容
基礎 的学習 能 力 を 高 め る た め の 内容
通常 学級 で
まず きの あ る教科 学 習 の
つ
補充 的内容
学習 方法 に関 す る内容
・行 動 面
情緒
匚
の 課題 に対 応す るた めの 内容
」
その 他
合
亭
‡ ‡
361
計
だ
U7
厂
つ
8
468 .
8
複数 回 答
重み 付け順位
と は
優 先順 位 1 位
重
に
み
3 ,優 先 順 位 2 位
に
重 み 2 ,優 先 順 位 3 位 重 み 1 を 与 え て 求 め ら れ た 順 位
を 示す.
Table 2
通常学 級担任 へ
の
助 言内容 お よ び優 先助言 内容
助 言 内容
児童 の 状態 や 障害 の 様 相 な ど に
児童 自身 が 学 習 の
つ
*
回答 数
い
つ
て の
ρ
説明
77 名 ) に
(
回答者
占め
る
8
广
0
04
ま ず き を ど う受 け 止 め て
い
る か の
割合
重み 付 け順
榊
(
%)
位 (位 )
97 .
165
.
7
14
82 .
9
2
72 .
962
り
説明
保 護 者 が 子 ど も を ど う受 け 止 め ,何 を 悩 み
こ
い
担任
うとして
い
るか の 説明
受 け止
め
方や 悩みに
の
つ
て
い
,ど う 育 て
助 言 し相談
58
て
匚
」
にの る
の
指導 の 視 点 や
具 体 的 な 指導
.
の
D
ρ
0
.
961
.
4
44
問 題 とな る行動 が 生 じた 際 の 担 任 と し て の 対 応の 仕 方
通常の 学級 で
143
内容 や 方
匚
」
法 の提 案
4
5.
7
314
448 .
6
その他
合
’
計
複 数回答
重 み 付 け順 位 と は優 先順 位 1 位
”
7
重み
に
3,優 先 順 位 2 位 に 重 み 2 ,優 先 順 位 3 位 重 み 1
を与 え て 求 め ら れ た 順 位
を示す.
れ た児
童」
は
る 児童 全体 の
239 名 中 71 名
約 3 分の 1
b .LD 児 の
136 名
に過 ぎなか
っ
た
、LD
。
:
LD 児 239 名 の うち 、他 校 通 級
る
い
2 ) 通 級 指 導 教 室 内 の LD 児 の 指 導
a 。指 導 回 数 : LD 児 1 人 の 週 あ た り の 平 均 指 導
7 回 (範 囲 1〜5 回 ) で 、1 回 と い う 回 答 が 77
回数 は 1.
と され
通 級形 態 お よ び平 均 通級所 要 時 間
通 級 指 導 を受 け て
児は
7% ) で
(29 .
9% ) で
(56 .
、 自校 通 級 児
校 中 39 校
b .指 導 時 間
導 時 間 は 約 60 分
を や や 上 回っ た
が 、LD 児 以 外 を 含 め た 通 級 指 導 対 象 児 全 体 の 場 合
(自 校 通 級
24 .
0% に 対
して
他校 通 級
は
76 .
0% ) と 比
る と 、 自校 通 級 児 の 割 合 は 高 い 傾 向 に あ っ た
校か
24 分
ら通級 し て
(
範囲
い
る
LD
10〜60 分 )
。
ま た
50 .
6% )
(
時 間
べ
を
設
40 .
3% )
(
他
け て
で あっ た。
LD 児 1 人
(
範囲
い
る
で 最 も多か
c .指 導 内 容
児 の 平均 通 級所 要 時 間 は約
:
と 半数 を占 め た
:
っ
。
あ た りの
1回
指
4090 分 ) で 、 「45 分 」 の 指 導
と
た
い
う 回
答
が
77 校 中 31 校
。
通 級 指 導 教 室 で 実施 し て
児 に 対 す る指 導 内容 を
の 平均
Table l に 示 す
。
い
る
LD
最 も多 く採 用
53
一
NNII-Electronic
工 工 Eleotronio
Library
Library
Service
The Japanese
The
Japanese Assooiation
Association
of
of
Special
Speoial
Education
Eduoation
黄
Table 3
・細 川
淵煕
通 常 学級担任 へ
徹
教科面 の 助言 内容 お
の
教 科面 の 助 言 内容
テ ープ
レ
コ
ーダ ーや 電 卓 の 使 用
・阿 部 芳 久
回答数
な ど ,児 童 に 適 し た 学 習
よ び優先助 言内容
77 名 ) に
回答 者 (
占 め る 割合 (% 〉
零
重 み 付 け順
位
(
位)
’ *
14
31 ,
8
5
312
00
68 .
243
9
『
.
256
.
8
様 式 を採 用 す る こ と
学 習課題
の
長 さ を 短縮す
学 習課題
を
遂行
説明や 読解の
に よる
多 くの 時間 を与 え る こ と
す る の に
と き に重 要 な
覚 教 材 を使 用 す る
友達
る こ と
点 を明確
に す る た め に
視聴
【
」
自
43
と
こ
個 別 指 導 チ ーム
ープ 学
14
31 .
8
6
で 読 め て ,し か も 同 じ 内容 の 異 な
11
25 .
0
7
1227
27 .
361
8109
・テ
ーチ
ィ
ン
ダ グル
習 な ど,多 様 な 指 導 形 態 を 使 用 す る こ と
よ り低 い 読 み の
っ
レ ベ ル
た教 材 を使 用 す る こ と
パ ソ
コ
ン
な ど先端 的 な教 育機 器 を使 用 す る こ と
問題 行 動 が 生 じ た 際 の 対応 の 仕 方
代 替 とな る テ
ス
ト方 法 を 使 用 す る
こ
£U
と
その 他
匚
り
163
計
合
重 み 付 け順 位 とは 優先 順位
され
て い
た 指 導 内 容 は 「課 題
有 能感 を高 め るた
重み
め の
取 り組 む 意 欲 や
に
内 容 」 で 、次
に
、自己
「
基礎 的学 習能
っ た 。 ま た優 先 順 位 1 位
3、優 先 順 位 2 位 に 重 み 2 、優 先 順 位 3 位 に 重 み
1 を 与 え て 求 め た 重 み 付 け に よ る 優 先 順 位 で は 、「課 題
取 り組 む 意 欲 や 自 己 有 能 感 を 高 め る た め
1 位 で 、「発 音 の
め る た め の
改善や
よ る通 常 学 級 担 任
た 結 果 、77
ミュ
で あ
っ
ーシ
ニ
ケ
た
。
ョ
対 し て 何 らか の 助 言 や相 談 を行
c
に
っ て い
た
い て の
い
で 、「
保 護 者 が 子 ど も を ど う受 け 止 め 、何 を悩 み 、ど
して
い
た
状 態や
障害
に
(Table 2 )。
つ
の
様相な どに
説 明 」 で 、70 名 中 68 名 が 実 施 し て
い
。
こ う と して
重 み 付け
に
るか の
い
b .通 常 学 級 担 任
級指導教 室担 当 に
い
た
。
次
説 明 」 で 、58 名 が 実 施
の 回
っ
常学級 担任
の
教 科学 習 面
よ る 通常学 級担任 へ
の助言 内容 : 通
の助言の うち、
た 支 援 内容 は
る」
支援 の
うち
を行
観 察す
る
て
っ
い
1名の
LD
みで あ
っ
。
最 も多か
っ
た 助 言 内容 は
4 )そ の 他
a ,通 級 指 導 教 室 担 当 の
習面
っ
て い た
の
支援
(
48 .
1% )
最 も 多か
。
2% ) で あ
」 (62 .
っ
b.自 由記 述 に
よ る
。
児の
っ
て
:
6% ) が そ の よ う な 経 験 を も っ て
(89 .
2時 間か
た
LD 児 の 理 解
し た 経 験 で は 、77 名 中
研 修状 況
や 指 導 に 関 す る研 修 会 等 に 参 加
「
学
2位
た。
まで大 きな ば らつ きが あっ た
た
、教 科 学
児 に 対 し て 学 習 支 援 を行
3)、通 級 指 導 教 室 担 当 77 名 の
面 の 助 言 を行
仕方」
77 名 中 8 名 (10 ,
4% ) に
る の は
し研 修 時 間 は
う ち 、44 名 が 教 科 学 習
の
「対 象 児 の 問 題 を 特 定 す
で
教 科 学 習 面 の 助 言 内 容 と 実 施 状 況 を み る と (Table
っ て い
対応
児 が 在 籍 し て い る 通 常 学 級 に 行 き 、LD
過 ぎ ず 、他 校 通 級 の
69 名
重 み 付けに よる
の
77 名 中 37 名
は
い て
つ
86 .
5 % )で 、次 い
(
学 習支 援 を行
たの は
。
「こ と ば の 教 室 で 通 常 学 級 の 課 題 を 支
る た め に 通常 学 級で
い
っ
の 支 援 : 通 級 指導 教室 担 当 に
へ
常学級 担任 へ
一 方 、LD
。
の
へ
で あ
、次 い で 「問
一 方 、教
た
を短 縮 す る こ と」 が
答 者が 教 科指導 面 の 支 援
援す
よ る 優 先 順 位 か ら見 た 場 合 も、
上 記 と 同 じ 結果 で あ っ た
.通
よ る通
最
う育 て て
助 言 内容
1 位 で 、「学 習 課 題 の 長 さ
能力 を高
も 多い
の
が
ン
級指導教 室 担 当
応 の 仕 方」
と」 で
。
の 有 無 とそ の 内 容 に
の 助 言 : 通
「児 童
の対
こ
材 ・教 具 に 関 す る 助 言 は 少 な か っ た
優 先 順 位 で は 、 「問 題 行 動 が 生 じ た 際
で あっ た。
名 中 70 名 の 回 答 者 が 通 常 学 級 担 任
は
(
量 ) を短 縮 す る
題 行動 が 生 じた 際
内容 」が
の 助 言 や 相 談 、情 報 提 供 の 有 無 を
へ
習課題 の 長 さ
の
との 連 携体 制
.通 常 学 級 担 任 へ
a
調
、コ
内容 」が 2 位
3 ) 通 常学 級
べ
370.
5
1 位 に 重 み 3,優 先 順 位 2 位 に 重 み 2,優 先 順 位 3 位重 み 1 を 与 え て 求 め ら れ た 順 位 を 示 す .
力 を高 め るた め の 内容 」 で あ
に
1
複数 回 答
*
榊
に
.
413
.
611
.
4
ら
100 時 間
(平 均
い
た
。
しか
12 .
6 時 間)
。
LD 児 の 通 級 指 導 に お
ける困
一 54 一
一
NNII-Electronic
工 工 Eleotronio
Library
Library
Service
The Japanese
The
Japanese Assooiation
Association
of
of
Special
Speoial
Education
Eduoation
学 習 障害 児 を 対 象 と す る 通 級 指導 の 実 態
Table 4
研修 時間
と 実施 し て い る 指 導 内 容 の 数
採用
して い る
指 導 内容
1〜4
10 時 間 未 満
研 修時 間
(
種類 )
数
の
1011
21
Table 5
研 修 時間
い
数 の 関係
合
5以
組み
の
21
「言 語 障 害 を 対 象 と す る 通 級 指 導 教 室 と い う 枠
:
中 で LD 児 を 指 導 す る
も の が 多 く挙
げ ら れ た 。具 体 的
は単純に 発音の
は そ の 中 に
問題 で
LD 児
る と ころ まで は
2
9」 ユ
25
46
が い
充を
て し
っ
「こ と ば の
に は
教室
は 関連 が 認 め ら れ た
に
も指 導
に の せ
間
中
に は
明
10 時 間 以 上 )
るが
、そ
」 「ケ ー ス
合 もあ
の
、
ら か
こ に集中
ま う と、 こ と ば の 教 室 は 学習 の 補
惧 が あ る 。 そ う な る と 、本 来 の 目 的 で あ る 通 級 指 導 教
室 の 指 導 内 容 自体 が 変 わ る お そ れ が あ る 」 な ど が 挙 げ
。
また
向 は高 くな っ
「LD 児 が 通 級 指 導 教 室
、
るの
て い
だ よ くわ か ら な い 」
対
に
して
「適 応 面 へ
に
措置 され る傾
、指 導 法 に
の
つ
い て は ま
配 慮 、交 友 関 係
な ど
に つ い て は 援 助 で き る が 、教 科 面 に 関 し て の 指 導 方 法
はわ か らない
は 家庭 へ の
支援 や 学級 担任
間 を必 要 と す る が
LD
ど 指 導 方 法 に 関 す る 事 柄 と 、「
LD 児
」な
、言
連携 な どた くさ ん
語 障 害 を対 象 と す る
は
し
」 「週 1 時 間 く ら い
の時間 で
た
連携
た
の
難
そ の
。
は 、 「研 修
こ とば の
何 を して やれ
界 を 感 じ る 」 な ど 指 導 時 間 を確 保 す
摘され
の時
教
児 の 指導 の た め の 時間 を十 分取 る こ と が 難
室で
い
との
・研
他 、教 室 の 運 営 面
究
の
し さ」の
機会
2
つ
の
に
る こ との
る か 限
困難 が 指
に お け る困 難 と し て
不 足 」 「通 常 学 級
の
担任
に
5つ
以下 と
検定
の
結果
導 内容
の
り多 くの
、研 修
関係
時間 と
挙 げ
に
8つ
た
の
指 導 内容
る もの の 数 を
い
。
数 (
種類)は 有意
異 な
に
て
っ
乗
カ イニ
を 受 け た 時 間 に よ り実 施 し て
い
4つ
た
い る指
(κ 2
=
種 類 の 指 導 内 容 を 実施
して い た。
2 ) 通 常 学 級 担 任 へ の 助 言 内 容 の 数 (種 類 ) と 研
修 時 間 : Table 5 は 研 修 を 受 け た 時 間 別 (10 時 間 未
Table
満 ・10 時 間 以 上 ) に 、 質 問 紙 に 挙 げ た 7 項 目 (
2 参照 ) の
、提 供
うち
して
助言内容の 数
い る
を 集 計 し た も の で あ る 。カ イ ニ
(
X2
以上
(
種類)
乗 検 定 の 結 果 、研 修 時
間 に よ り助 言 内 容 の 数 (
種類 ) は 有 意 に 異 な
っ
て い た
3.
96 ,df 1 ,p < .
05 )。す な わ ち 研 修 を 10 時 間
受 け た 回 答 者 は 、ユ0 時 間 未 満 の 研 修 を 受 け た 回 答
=
=
者 よ り、多 様 な 助 言 を 提 供 し て
3 .因 子 分 析 に
との
の パ
タ
ーン
:
い
た。
よ る 結果
1)通 級指 導教室
通常 学級担任 へ
と し
との
4.
53 ,df‘1 ,p < .
05)。 す な わ ち 研 修 を 10 時 間 以 上
け
た
は
10
受
回答者
時間 未満 の 研 修 を 受 け た 回 答 者 よ
関 す る も の が 多 く挙 げ ら れ
分析 の 結果、回 答者 の 通級指 導教室担 当
質 問紙
、
、研 修
2, ク ロ ス 集 計 に よ る 結 果
ス
っ
以 上 に 分 けて 示 し た もの で ある
携
ロ
たが
。
Table 1 参 照 ) の う ち 、実 施 し て
(
。
ク
・助 言 内 容
1 ) 実 施 し て い る 指 導 内 容 の 数 (種 類 ) と 研 修 時
: Table 4 は 研 修 を 受 け た 時 間 別
10 時 間 未 満 ・
(
く、現 状 で
多
て い て
っ
る 指 導内容
い
傾 向 は認 め られ な か
関す る
し て も ら え る と こ ろ と い う 見 方 を さ れ て し ま う危
られ た
は 、一定 の
で
る と わか
か ない
い
に
て の 年数 と実施 して
来て い る 子 ど もが
に 学習 面 の 遅 れ が み られ る場
し て 指 導 を行
と の 難 し さ」
こ
ー匚ゆ
00
10 時 間 以 上
難さ
計
上
「
0111
計
52
助言 内容 の 数 (
種類)
る
1 〜4
10 時 間 未 満
313
31
と提供 し て い る 助言 の
提供 し て
合
0ゾ
OO3
2
計
研 修時 間
計
合
5 以上
10 時 間 以 上
合
の 関係
で の 指 導
通 級指 導 教 室
の 助 言の
主 成 分 分 析 、バ リマ
(
ッ
内容
ク ス
内容
で の
と通
常学 級 との 連
指導 内容 8 項 目と
7項目に つ
回転 ) を 行
っ
い て
因子 分析
た 結 果 、固 有
一 55 一
一
NNII-Electronic
工 工 Eleotronio
Library
Library
Service
The Japanese
The
Japanese Assooiation
Association
of
of
Special
Speoial
Education
Eduoation
黄
Table6
項
第 1因子
目
して
い
2 因子
第
(
指 導 内容 )
ど も を ど う受 け止 め
て い こ うと
育て
・阿 部 芳 久
徹
通 級 指 導 教 室 で の 指 導 と通 常 学 級 担 任 へ の 助 言 に 関 す る 因 子 分 析
認 知 能 力 を 高 め る た め の 内容
保護 者が 子
・細 川
淵煕
るか の
,
何
悩み
を
,
ど う
情緒
仕方
の
3因子
4 因子
第
5因子
第
6 因子
第
0.
120
− 0.
379
− O.
066
0,
031
0.
050
− 0.
088
− 0.
034
− 0.
140
0.
315
294
0.
− 0.
093
− 0.
094
0.
011
0.
023
− 0.
006
0.
141
0.
091
o.
064
0.
345
一 .
182
0.
136
− 0.
181
− 0.
417
165
0.
一〇.
217
− 0.
118
0.
G22
− O.
OlO
説明 (
助 言内容)
問題 と な る 行 動 が 生 じ た 際 の 担 任 と し て の 対
応
第
(
助 言内容 )
・行 動 面
課題
の
対応す
に
るた めの
内容
(
指
導内容 )
児 童 自身 が 学 習 の
ま
っ
き を ど
ず
う受
け 止 め て
説 明 (助 言 内 容 〉
い るか の
発 音 の 改善 や
るた め の
ミ
コ
ニ
ュ
ーシ
ケ
ン
ョ
能力
を
高
め
内 容 (指 導 内 容 )
.
022
0.
071
0.
733
て 助 言 し相 談
一〇.
010
0.
034
0731
O.
305
0.
152
0.
002
− 0 .13
− 0.
054
O.
848
一〇.
071
て の 説 明
0.
069
0.
342
− 0.
551
0.
173
.
280
0.
139
0.
499
0.
205
0.
236
ま ず き の あ る教 科 学 習 の 補 充 的
0.
382
一〇.
122
− 0.
109
0.
814
0.
062
0,
306
一〇.
043
.
452
− 0.
050
O.
675
0.
061
関 す る 内 容 (指 導 内 容 )
0.
082
課 題 に 取 り組 む 意 欲 や 自己 有 能 感 を 高 め る た
0.
339
298
0.
0.
292
− 0.
079
− 0.
044
0.
0310
.
092
0.
1140
105
.
− 0.
732
乗和
2.
64
1,
73
1.
37
1.
29
1.
07
寄 与 率 (% )
17 .
6
9.
1
8.
6
7.
1
通 常 の 学 級 で の 指 導 の 視 点 や ,具 体 的 な 指 導 の
内容 や 方 法 の 提 案 (
助 言 内容 )
担 任の 受 け 止 め 方 や 悩 み
つ
い
(
助 言 内 容)
に の る
(
助 言 内容 )
その 他
児童
に
状態
の
障害の 様相 な ど
や
に
つ
い
0.
071
0.
0060
(
助 言内 容)
そ の
他
(
指 導 内容 >
通 常学 級 で
内容
つ
0.
170
− 0.
020
− 0.
110
(
指 導内容 )
基 礎 的 学 習能 力 を高 め る た め の 内容
(
指 導内
容)
学習 方法
に
めの 内容
因子 負荷量
因子
の
0733
(指 導 内 容 )
の 二
11 .
5
1.
65
11 .
0
数 値 は 因子 負 荷 量 を 表 す
値 1以 上
65.0% )
。
の 基
準
で
Table
(
第 1 因子
は
6 因 子 が 抽 出 さ れ た (累 積 寄 与 率
6)
、指 導
の
内 容 と し て は 「認 知 能 力 を 高 め る
た め の 指 導 」 (因 子 負 荷 量
.
812>、助 言 内 容
「
保 護 者 が 子 ど も を ど う 受 け 止 め 、何 を 悩
て い こ う と して
い
るか の
み
と し て は
、ど う 育 て
686)と 「問 題
説 明 」 (.
とな る
行 動 が 生 じ た 際 の 担 任 と し て の 対 応 の 仕 方 」 (.
514)
に
高 い 因 子 負 荷 量 を も ち 、通 級 指 導 教 室
役割 を分担
して
た め の 指 導 を行
任
た
に
。
「児 童 自身 が 学 習 の
と通 常 学 級 の
、通 級 指 導 教 室 で は 認 知 能 力 を 高 め る
い な が ら 、適 応 面 の 指 導 を 通 常 学 級 担
る 連 携 パ タ ー ン を 示 す 因 子 と解 釈 さ れ
期 待 して
い
第 2 因子
は 、指 導 内 容 と し て は 「
情緒
・
行 動面
の課
題 に 対 応 す る た め の 内 容 」 (.
846) 助 言 内容 と し て は
、
623)
説 明 」 (.
ず きを
つ ま
に高
い
パ
ター ン
、具
「
担任
の ア プ
児童 の 心 理
ーチ
ロ
解 を求
の 理
を行
認
なが
め て い る連携
第 3 因子
。
い
るか
の
は
、指 導
「基 礎 的 学 習 能 力 を 高 め る た め の 内 容 」
452)、助 言 内 容
(.
点や
へ
を 示 す 因子 と解 釈 さ れ た
内容 と し て は
い
因 子 負 荷 量 を も ち 、児 童
知 的 な 能 力 よ り も情 緒 面
ら 、通 常 学 級 で の
う受 け 止 め て
ど
と して は
「通 常 の 学 級 で の 指 導 の 視
体 的 な指導 の 内容 や 方法
733)
提 案 」 (,
の
と
の 受 け 止 め 方 や 悩 み に つ い て 助 言 し相 談 に の る 」
731) に 高 い 因 子 負 荷 量
(.
で の 指導 の 焦点
一応
は
は
、通
を もち
学習能 力
の
級指 導教室
向上
支 援 を重 視 す
中
に 置か れ て い
る が そ れ ほ ど 明 確 で は な く、 む し ろ 通 常 学 級 担 任
る 連携 パ タ ー ン
の
へ
の
を示 す 因 子 と 解 釈 さ れ
一 56
一
NNII-Electronic
工 工 Eleotronio
Library
Library
Service
The Japanese
The
Japanese Assooiation
Association
of
of
Special
Speoial
Education
Eduoation
学 習障害 児 を対 象 とす る通 級 指導 の 実 態
Table7
通 級指 導教室 で
指 導内容
の
と 通常学 級 と の 連 携 の パ ター ン
通 級指 導教室 で
学級 担任 へ
助言
の
認 知 能 力 向上
適応 促 進
児童
悩
第
心理
の
・行 動 面
情緒
善
補 充学 習 中心
学 習 方法
第 5 因子
第 4 因子
の項
は
、指 導 内 容 、助 言 内 容
目に 高い 因子 負荷量 を もつ もの
LD
み以 外 の観 点か ら
携
「
通 常学級 で
して は
と も に
「そ の 他 」
で 、本調査 の
提
。
第 5 因子
まずき の
つ
は 、指 導 内 容 と
あ る 教科 学習 の 補 充的
(.
675)、 「発 音 の 改 善 や
て
因子 は
ョ
ン
っ
と
内容 と し て は
厂課 題
「学 習 方 法
に 取 り組 む 意 欲 や
項 目は
な く 、通 級 指 導 教 室 で は
特別 な 方 針 を も た な い
連携
ケ
し 、通 常 の
い
ン と社会
問 題 と学 習 能力
学級 で
ア
の
ンバ
指導 に 困難 を きた して
の
(
文 部 省 ,1993)。 そ れ ゆ え
る
ラ
い
、情
い
環境
指 導 」全 体 の
に
、LD 児 を 受
る 。し か し 、「通 級 に
に比
あ る と思 わ れ
べ
て
59
け
よ
84 % は 言 語 障 害 通 級 指 導 教 室 が 占 め
の うち
38
府 県 お よ び政 令
(64% ) の 自 治 体 で は
果た すべ
き役 割 は 大 き
い
、設 置
さ
児
に つ い て
。
2, LD
因 子 負荷
言語 障害通 級指導教 室 に 通 級
ーン
的 行 動 の 障害 を中
れ て な い こ と を 考 慮 す る と、言 語 障害 通 級 指 導 教 室 の
の うち
に関
の
通 級形態
、自校 通 級
全 体 (自校 通 級
に
。
して い る
と他 校通 級 の 比 率 は
他 校 通 級 の 比 率が や や 高
を示
Table 7)
(
す 因子 と解釈 さ れ た
ニ
子 負荷 量
学習 方 法
パ タ
ミュ
言語 障害 通級 指導 教室
指定 都市
す る 内 容 を 中 心 に 指 導 し な が ら 、通 常 学 級 教 師 と の 関
に お い て は
コ
児 は受 け入
一方 、情 緒 障 害 通 級 指 導
て お り、情 緒 障 害 通 級 指 導 教 室 は 都 道
自己 有 能 感 を 高 め
量 を も
つ
る
に 関 す る 内容」
を もつ が
を示
入 れやす
、通 常 学 級 の 教 師 と は 明 確 な 連 携 を
タ ー ン を 示 す 因 子 と解 釈 さ れ た 。第 6
一 732) の 両 項 目 に 高 い 因
内容 」 ( .
、第 5 因 子 と 同 様 に 助 言 内 容 に 高 い
るた め の
っ
の
を もつ
るが
い
、指 導
733)
(.
係
3因 子
緒 障害 通 級 指 導 教 室 で は 、言 語 治 療 と い う独 自 の 課 題
た。
、通 級 指 導 教 室 で は 通 常 学 級 の 授 業 の 補 充
ない パ
い
因子負荷 量 を も
項 目が なか
は高
つ
心 と し 、加 え て 、行 動 上
は
る者 を対象 と して
を もち、
て
い
ョ
で
LD
て お り、 言 語 面 に 問 題 の な い
っ
ーシ
ン ス
能 力 を高
で
学 習 を して
っ
ケ
ーシ
一 417) に 高 い 因 子 負 荷 量
め の 内容」 ( .
助 言内容
行
ミュ
コ
ニ
とな
教室
内 容 」 (.
814)、 「基 礎 的 学 習 能 力 を 高 め る た め の 内 容 」
した が
第
第 6 因子
れ に くい こ とが 考 え られ る。
枠組
児 の 指 導 や 通 常 学 級 担 任 との 連
を 行 う因 子 と解 釈 さ れ た
め るた
に な し
第 4因子
特に な し
。
特
第 2因子
・指 導 方 法
み の 相談
の 助言
その 他
た
他
そ の
1因子
解
の 理
の 改
指導 の 重 点
の
:他 校
2
LD
:
児
3で
239 名
あっ た
。
が 、言 語 障 害 通 級 指 導 教 室
い
通級
自校 通 級 の 割 合 が 高 く な
=
3 :1) に 比 べ
っ
て
る。
い
る と相対 的
これ は
情緒障害
通 級 指 導 教 室 で も 同 様 で あ り (東 條 ら,1999 )、 自 閉
IV.考
症 、不 登 校 な ど に 比
察
1.言 語 障 害 通 級 指 導 教 室 に お
本研 究 か ら
、
て
LD
け る
LD 児 の 割 合
児 が 言語 障害 通 級 指 導 教 室 に お
も教 育 的 対 応 を 受 け て
い る
実態が
し 、情 緒 障 害 通 級 指 導 教 室 で は 、
LD
示 され た
條
ける
が
児 が 通級 対 象児
る
に過 ぎなか
っ
た
指 導教室が
口
蓋裂
。
し て
こ の
機能 的 な 構音 障害 の あ
な ど器
質的 お
他校 通級
LD 児 の
(
東
。
3
よ り高 くな
2で
3, LD
児 の 指 導内 容 に
言語 障害 通 級指導 教 室
よ び
る 指 導 内容 の
る 者 、吃 音 な ど話 し こ と ば に お
自校 通 級
率が 比
の 比
い
む し ろ 自校 通 級 の
(
細川
た
つ
ら,
1999)。 こ れ
の ひ と つ
。
に
取
LD
り組む意欲や
感 を 高 め る 内容 」 と 厂発 音 の 改 善 や 、 コ ミ
ン
ど を 主訴 と す る 児 童 に 対 応 す る こ と が 前
こ
とが 明 ら か に さ れ た
とな る可能
い て
で実施 して い る
中 で 、「課 題
割合
さ れ て い る こ とが、
置
通 級指 導 を促 進 す る 要因
ョ
発達遅滞 な
:
て
っ
け る リ ズ ム の 障 害 の あ る 者 、話 す 、聞 くな ど言 語 機 能
の
で は
ま た 仙 台 市 に お け る 調 査 で は 、 自校 通
性 が あ る こ と を示 唆 し て い る
に お
理 由の ひ と つ は 、言語障害 通 級
、構 音 器 官 の 麻 痺
た
LD
は 在 籍 校 に 通 級 指 導教 室 が 設
、言 語 障 害 通 級 指 導 教 室
対
LD 児 は 対 象 児 童 の 6 .
8 % (1 教 室 あ た り 1 .
7 名)
ら,
に
っ
級 と他 校 通 級 の 比 率 が
い
しか
。
童 の 19 % を 占 め 、設 置 校 1 校 あ た り約 3 名 で あ
1999 ) の
較的高 か
べ て
ュ
児 に対 す
自己 有 能
ニ
能 力 を 高 め る た め の 内 容 」が 最 も 重 視 さ れ
。杉
山
(1994 ) は
LD
ケーシ
て い る
児
の
場
57
一
NNII-Electronic
工 工 Eleotronio
Library
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The Japanese
The
Japanese Assooiation
Association
of
of
Special
Speoial
Education
Eduoation
黄
合 、学 習 の 遅 れ が 周 囲 の
イナ
マ
ス の
評 価に
つ
・細 川
淵煕
な が り、
学 習へ
の 拒 否 感情 が 生 じ て さ ら な る 学習 の 遅 れ の 悪 循
環が起
こ
で は
学業
環や
二
て
りや す い こ と を指摘 し て
の
問題
い
る
前に
か る
直 接 取 り掛
次的情緒 的問 題 を視野
る の で は な
い
に
い
に入 れ た
一 方 、情 緒
か。
こ の よ
担 任 に 対 し て 何 らか の 助 言 や 相 談 を行
うな 悪 循
指 導が 重 視
され
障害通級 指導教 室に
LD 児 の 指 導 内 容 は 、算 数 に 関 す る 内容 が 最 も
多 く (
40 % )、次 い で 国 語 (37 % ) と な て お り、教 科
の 個別 指 導 が 重 視 さ れ て い る (
東 條 ら 1999) そ の 背
景 には
2
の
要因 が あ
ュ
ケ
ニ
ーシ
楽 、運 動
ン
ョ
等
、製 作 等 の 活 動
育 成 、遊 び や 対 人 関 係 、 コ
的適 応 力 の 育 成 が 主
ミ
指 導 内容
な
ケ
ニ
ュ
コ
ーシ
と して
と
ョ
ン な ど
規定
1つ
の
項 目とし
て
含 まれ て
、 LD
い る の で
し て 教 科指 導 を行 うの が 容易 と い え よ う
。
児
に
「
担任の受
け止 め
通常学 級教師
こ とか
、
もみ ら れ た
っ
て
ら も、 そ の
も
「
研 修 の 機 会が 少
ろ 、通 級 に よ る 指 導 は
を 目的 と す る 指 導
「
心身
して
障害
の
い
(自立 活 動 の 指 導 ) を 原 則
障害 の 状 態 の 改善
に
の
指導 を合 わ せ
つ
る
加 えて
、「各 教 科
導
て
在の と こ
(文 部 省
,
時 間 まで
、
つ
、お お
、必 ず
は 克服 を 目 的 とす る
な い こ と に な
っ
対 して
た
L6
足 りな い 時間
に
。
、厂教 科
の
LD
ーズ
あ
て
い
、
、ほ
い
た
とん ど
しか
。
が
LD
て
2
の
指 導上
の
困難 さ
つ の
グル
ープ
に
分 け
回 答者 に 比
べ
て
、多様
な指
る こ とが 明 ら か に な
い
10 時 間 未 満 の 研 修 を 受
け た 回答 者 ら が
多 くの 時 間 を 与 え る
、
っ
「学
と」 な ど
こ
る こ と に 対 し て 、10
い
ィ
ーチ
ン
グ、 グ ル ープ 学 習 な ど 、
る こ と」 な ど専 門 性 に
っ
た
基づ
い
。
る こ と に
っ
なが
っ
て い くと
い
え る だ ろ
。
児に
文
献
細川
、言 語 障 害
あ っ て 、教 科
上 記 の よ うに
を 表 し た 記 述 も多 く み ら れ た
の
担 当 は 少数 で
う
徹
・黄
淵煕
・阿 部 芳
(1999) 学 習 障 害 が 疑
久
わ れ る 児童 に 対す る 通級 指 導の
生科 学研究
ま り 実施 さ れ て な い に も か か わ ら ず 、
3.通 常 学 級 と の 連 携 に つ
10 時 間 未 満 の
専 門性 を 高 め
実 態 一仙 台 市 一.厚
〔子 ど も 家 庭 総 合 研 究 事 業 ) ・心 身 症 ,
神
経 症 等 の 実 態把握 及 び 対 策
に
関す
る研究
・
平
成 10 年
度 研 究 報 告 書 ,47 −49 、
通 級 指 導教 室 担 当 の 自由 記 述 の 中 で は 教 科 の 補 充 指 導
の ニ
行 き 、LD 児
以 上 の こ と か ら、研 修 の 充 実 は 通 級 指 導 教 室 担 当 の
改善 また
補 充 指導」 を行 うに は
を前提 と す る 通 級 指 導教 室 と い う限界 が
へ
っ
た 助 言 を重 視 す る傾 向 が あ
言語 障害通 級 指
時 間 と い う指 導 時 間 は
と推 測 さ れ る 。
補充指 導 は あ
に よ
多様 な 指導形 態 を使 用 す
い
ま れ て い な くて は な ら
1999)
(川 村 ,
を行 っ た
を 調 べ た 結 果 、10 時 聞 以 上 の 研 修 時 間 を も
別 指 導 、 チ ーム ・テ
ら す る と 、通 級 に よ る
状 態の
・支 援
時 間 以 上 の 研 修 経 験 を も つ 回 答 者 ら は 「友 達 に よ る 個
280 単 位 時 間 以 内 、
障 害の
を果 た し て
げ られ た 。
と助言 内容 を 実施 して
特に
。
」の
を重視 し て
「心 身 の 障 害 の 状 態 の 改 善 ま た は 克 服 を 目 的 と
す る 指導 」の ほ か
な
ま た は 克服 を 目的 と す る指
「
心 身の
ータ ーの
き が 多 く、 自 由 記 述 の な か で
い
に
か
し相
に お い て は 消極 的 な 態度
一般 的 な 内容 の 助 言
規定
の
支援
習 課 題 を遂行 す る の
む ね 年間
ーの 役 割
イザ
と し て い る。 ま
指導 」 が 含
て い る
導 教室 の週 あた り
導 内容
ま
特徴
回答者 は
っ
の 補 充 指 導 」 を 行 う 場 合 は 、両 者
1993 )。 こ
中身 に は
て そ の
と し、 こ
ま り週 あ た り 8 単 位 時 間 以 内 と す る こ と を 定 め て
指導の
の
現
と して 挙
一 方 、研 修 の 時 間 数
の 改 善 また は 克服
の 場 合 の 授 業 時 数 は 年 間 35〜 105 単 位
り週 あ た り 1 〜3 単 位 時 間 ま で を 標 準
た 心身の
る。
とつ
の ひ
っ
3 倍 の 指導 時 間 を 確保
ィ ネ
有無 を調べ た と ころ
の
LD 児 1 人 の 週 あ た り の 平 均 指 導 時 間 は 1 .
6 時間
一
た
は
4
.
6
あ
。 方 、情 緒 障 害 通 級 指 導 教 室
時間 と
て お り (
1999)、 言 語 障 害 通 級 指 導 教 室 に
な
東條 ら,
っ
て約
ーデ
(89 .
6% ) の 回 答 者 が 研 修 の 経 験 を も っ て
も うひ とつ
助言
。
研修 を受 けた 経験
け る
べ
て
い
ら、通 級 指 導 教 室 の 担 当
る 通級指 導教室 の
い
し 、研 修 時 間 に は ば ら つ
比
つ
4. 通 級 指 導 教 室 担 当 の 研 修 状 況 に つ
対
。重 視
通 級指導 教 室 の 担 当 は 通 常学級 担 任 の 有 力 な助 言
者 で あ りな が
い
た
。
は 指 導 時 間 の 違 い で あ る 。言 語 障 害 通 級 指 導 教 室 に お
で
に
児 が 在 籍 し て い る通 常 の 学 級 に
学習支 援 を行
り
い
こ う と して い る か の
い
方や 悩 み
の ア ドバ
る こ とが うか が え た
る 。情 緒 障 害 通 級 指 導 教 室 の 指 導 内 容 に は 、教 科 の 指
導が
と
り、LD
ミ
社会
さ れ て
を 悩 み 、 ど う育 て て
し か し、教 科 学 習 面 の 具 体 的 な 助 言
、基 本 的 生 活 習 慣 の
を通 し て
説明」
い
、言 語 、
基礎 的知 識 ・技 能 ) と 音
(教 科 学 習
に か か わ る
、何
ま ず 、情 緒 障
る と推 測 さ れ る 。
害 通級指 導教室 で は認知 学習
け止 め
役割
。
,
い
は 保護 者 と通 常学級教 師 を つ な ぐ コ
っ
て
っ
る 助 言 内容 と し て 「保 護 者 が 子 ど も を ど う 受
されて
談 す る 」 が 挙 げ られ た
お け る
つ
た 結果 、ほ と ん ど の 回 答者 が 通 常学級
談 の 有 無 を調 べ
通 級指 導 教 室
。
・阿 部 芳 久
徹
川村秀 忠
。
(1999) 通 常 の 学 級 に 在 籍 す る 学 習 困 難 児
の 教 育的対 応 の
い て
通 級 指導 教室 担 当に よ る通 常学級 担 任 へ の 助 言 や 相
要 教 育科学部 門
将来
,
へ
秋 田 大 学 教育文 化学 部研 究紀
54 21 −31.
,
58
一
NNII-Electronic
工 工 Eleotronio
Library
Library
Service
The Japanese
The
Japanese Assoolatlon
Association
of
of
Special
Speolal
Education
Eduoatlon
学 習 障 害 児 を対 象
文部 省
(1993) 通 級 に よ る 指 導 の 手 引 き .解 説 と
A .第 一 法 規 ,47
文 部省 特殊 教 育課
緒 方明 子
Q&
通級指 導 の 実態
杉 山登 志 郎
(2000) 特 殊 教 育 資 料
1995) 「教 科 学 習
(
に
特異
な
困難
を 示 す
(1998) 仙 台 市 の 障 害 児 教 育
児
て.
(1994 ) 学 習 障 害 と は ど の よ う な 障 害 か
,
医 学 .4 (1),99− 107 、
2.思 春 期 青 年 期 精 神
東 條 吉 邦 ・寺 岡 千 代 子 ・紺 野 道 子 (1999) 通 級 指 導 教
2 )一 情 緒 障 害 通 級 指 導 教 室 に
室 の 動 向 と そ の 分析 (
お け る 個 別 指 導 の 実 態 を 中 心 に 一.国 立 特 殊 教 育 総
その
童 ・生 徒 の 類 型 化 と 指 導 法 の 研 究 」 の 概 要 に つ い
一,4 (2),36−45.
LD (学 習 障 害 )一研 究 と 実 践 .
仙 台 市教 育 委 員 会
とす る
合 研 究 所 研 究 紀 要 ,26 ,129− 136.
− 2000 .
7.
t8
,
10.
13 受 理 一一
受 稿 ,2001 .
一 59 一
一
NNII-Electronic
工 工 Eleotronlo
Llbrary
Library
Service
The JapaneseAssociation
The
Japanese Association
of
of
Special
Special
Education
Education
Jpn. J. Spec. Educ., 40 (1),51-60, 2002.
Brief Note
Education for Children
Yeonhee HwANG',
Learning Disabilities:
Resource Room
with
Toru HosoKAwA',
Yoshihisa ABE'"
and
School of Education, 7-bhoku U}iiversity
98O-8576)
(Sendai-Shi,
'Graduate
"Tbhoku
Fukushi University
98J-8522)
(Sendai-Shi,
The purpose of the presentpaper was to obtain
information about
disabilities
(LD),with a focus on their participation in resource rooms,
room
teachers, in order
the curriculum
centent
(50.2%)were
returns
instruction
in a
in
resource
reoms
to clarify thc extent of involvement
jnstructional
methods
and
useable.
resource
were
room
students
improving pronunciation
and
with
teachers
offer ceunseling
and
We
of students
education
surveyed
of
students
learning
with
resource-
speech-impairment
learning disabilities.
and
to find
with
out
Of 283 questionnaires sent out, 142
were
not
The results showed that students with learningdisabilities
who
eligible for
were, howeyer. actually given such instruction.
Only 6.8% of the students involved
with
advice
that
are
used
learningdisabilities.Urging
communication
leaTning disabilitieswho
students
the
skills
are
being taught in a
about
interactions
with
Key Words: learningdisabilities,
resource
room,
survey
motivation
considered
were
them,
with
resource
regular
of resource
to
to be
room.
do
tasks,
especiully
It was
selfiesteem,
enhancing
important
found
that
most
curriculum
resource
and
for
room
class teachers.
room
teachers
-60-
NII-Electronic
NII-Electronic
Library Service