RIZIN.33
RIZIN.33 | ||
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イベント詳細 | ||
シリーズ | RIZIN | |
主催 | RIZIN FF事務局 | |
開催年月日 | 2021年12月31日 | |
開催地 | 日本 埼玉県さいたま市 | |
会場 | さいたまスーパーアリーナ | |
開始時刻 | 午後1時30分 | |
試合数 | 全16試合 | |
放送局 | フジテレビ スカパー! U-NEXT RIZIN LIVE、Exciting RIZIN | |
入場者数 | 22,499人(主催者発表) | |
イベント時系列 | ||
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Yogibo presents RIZIN.33(ヨギボー・プレゼンツ・ライジン・サーティースリー)は、日本の総合格闘技団体「RIZIN」の大会の一つ。
2021年12月31日に埼玉県さいたま市さいたまスーパーアリーナで開催された。
概要
[編集]7回目を迎えた大晦日大会。RIZIN JAPAN GP バンタム級トーナメントの準決勝および決勝がワンデーで行われ、準決勝を朝倉海と扇久保博正がそれぞれ勝ち上がり、決勝で約1年4ヶ月ぶり(RIZIN.23で行われたバンタム級タイトルマッチ以来)に対戦し、判定で扇久保が勝利し、トーナメント優勝を飾った。その他にライト級タイトルマッチでは王者のホベルト・サトシ・ソウザが挑戦者矢地祐介に勝利し、王座初防衛。朝倉未来は、前年11月に敗れた斎藤裕と再戦し勝利した。
今大会でRIZINラストマッチの那須川天心はボクシングルールで五味隆典と対戦。試合後には涙ながらに「RIZINが大好きです」とコメントを残した。さらに、翌年6月のTHE MATCH 2022で対戦するK-1 WORLD GP 3階級王者の武尊が登場し、2人が観衆の前で揃うサプライズも用意された。
大会の模様は、地上波ではフジテレビで大会当日の18時から全国ネットで中継されたが、本大会以降はフジテレビでのRIZINの放送はされていない。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響で観客動員が制限されていたが、2019年以来となる100%の観客動員が認められ、2年ぶりに2万人を超える来場者を記録した。
対戦カード
[編集]- 第1試合 MMAチャレンジルール 66.0kg契約 3分3R
- ○ 三浦孝太vs. YUSHI ×
- 1R 3:00 TKO(サッカーボールキック)
- 第3試合 RIZIN FIGHTING JAPAN GP 2021 バンタム級トーナメント 準決勝 5分3R
- ○ 扇久保博正 vs. 井上直樹 ×
- 3R終了 判定3-0
- ※扇久保がトーナメント決勝進出。
- 第4試合 RIZIN FIGHTING JAPAN GP 2021 バンタム級トーナメント リザーブマッチ 5分3R
- ○ 元谷友貴 vs. 金太郎 ×
- 3R終了 判定3-0
- ※元谷がリザーブ権獲得に成功。
- 第9試合 MMAルール 120.0kg契約 5分3R
- × シビサイ頌真 vs. 関根“シュレック”秀樹 ○
- 2R 2:09 TKO(パウンド)
- 第10試合 MMAルール 71.0kg契約 5分3R
- ○ 武田光司 vs. “ブラックパンサー”ベイノア ×
- 2R 4:12 腕ひしぎ十字固め
- 第15試合 MMAルール 71.0kg契約 5分3R
- RIZINライト級タイトルマッチ
- ○ ホベルト・サトシ・ソウザ vs. 矢地祐介 ×
- 2R 3:30 腕ひしぎ三角固め
- ※ソウザが王座の初防衛に成功。
バンタム級トーナメント 組み合わせ表
[編集]シバター 対 久保優太戦
[編集]1Rにシバターの右フックで久保がダウンし、久保が焦って首相撲をしたところ、シバターが飛びつき腕ひしぎ十字固めを繰り出して、一本勝ちとなった[1]。
しかし、試合後に久保が「シバターから、試合の進め方について申し合わせを受けたのにもかかわらず、それを無視して攻め込まれた(いわゆる「ブック破り」)ため敗北した。」と主張するため試合前の互いのLINEのやりとりを多方面に流出させた。試合には出たくないと試合前からたびたび語っていたシバターからクリスマスに久保に直接連絡が入り、自身の体調のため「1R目は流し蹴りのみ、2R目にガチでやろう。」とシバターが提案し、久保は悩んだ挙句、シバターの試合のキャンセルを恐れ、それを受け入れたと語った。
2022年1月8日、多方面に騒動を起こしてしまった久保が自身のYouTubeチャンネルでシバターやRIZINへの謝罪動画を出した[2]。1月11日、榊原信行CEOがRIZIN公式YouTubeで動画を公開。RIZINでの一切の八百長試合の存在を否定した上で、シバターの行為は品性下劣ではあるものの、台本や八百長ではなく陽動作戦の範疇とし、また、契約書上無気力試合・八百長禁止の規定はあるが試合前の選手間コミュニケーションの規定はなかったため久保とシバターは処分しないとした。また、今後は契約書の中に、事前に選手とかセコンド、関係者が相手方の選手と試合の内容に関して直接話し合うことは禁止する、という条項を入れる再発防止策を取るとし、「シバターという炎上系YouTuberを起用したRIZINもある意味一本取られた。」とシバターに対しての認識の甘さが招いたことだとも語った[3]。4月8日、シバターと久保が和解した[4]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 【試合結果】Yogibo presents RIZIN.33 第6試合/シバター vs. 久保優太 - RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト
- ^ “久保優太、試合前の音声データ流出を謝罪「シバターさんにもお詫びしたい」アスペルガーの診断も告白”. スポニチ Sponichi Annex (2022年1月8日). 2022年1月8日閲覧。
- ^ 【RIZIN】「シバターのとっている戦術は品性下劣」としながらも久保とシバターに処分無し、契約書の見直しや選手管理、SNSの使い方の規則などで再発を防ぐと榊原CEOが発表 ゴング格闘技 2022年1月11日
- ^ “シバターが久保優太に謝罪「1人の人生を狂わせた」 騒動から3か月…直接対話”. 東スポ (2022年4月8日). 2022年4月8日閲覧。