豊川雄太
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名前 | ||||||
愛称 | トヨ | |||||
カタカナ | トヨカワ ユウタ | |||||
ラテン文字 | TOYOKAWA Yuta | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | 日本 | |||||
生年月日 | 1994年9月9日(30歳) | |||||
出身地 | 熊本県熊本市東区[1] | |||||
身長 | 171cm | |||||
体重 | 64kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | 京都サンガF.C. | |||||
ポジション | FW(WG) | |||||
背番号 | 23 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2013-2017 | 鹿島アントラーズ | 23 | (2) | |||
2014-2015 | → Jリーグ・アンダー22選抜 | 5 | (1) | |||
2016-2017 | → ファジアーノ岡山(loan) | 73 | (18) | |||
2018-2019 | KASオイペン | 48 | (11) | |||
2020-2021 | セレッソ大阪 | 45 | (6) | |||
2022- | 京都サンガF.C. | 49 | (12) | |||
代表歴 | ||||||
2015-2016 | 日本 U-22/23 | 7 | (2) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2024年1月29日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
豊川 雄太(とよかわ ゆうた、1994年9月9日 - )は、熊本県熊本市東区出身のプロサッカー選手。Jリーグ・京都サンガF.C.所属。ポジションはフォワード(ウイング)。
2018年にはKASオイペンの奇跡的な残留劇の立役者となった(後述)ほか、2022年には京都サンガF.C.のJ1残留に貢献した。
略歴
[編集]クラブ
[編集]熊本ユナイテッドSC、 FCKマリーゴールドジュニアユース熊本を経て、2010年に熊本県立大津高等学校 に入学。
鹿島アントラーズ
[編集]2013年、熊本県立大津高等学校から鹿島アントラーズに入団。2014年、Jリーグ開幕戦のヴァンフォーレ甲府戦で初先発初出場を果たした[2]。2015年、9月9日の天皇杯2回戦にてFKのキッカーを務め、自身の誕生日を祝うゴールを決めた[3]。
ファジアーノ岡山
[編集]2016年、出場機会を求めてファジアーノ岡山へレンタル移籍。シーズンを通じて主力としてプレーし、6位フィニッシュ&初のJ1昇格プレーオフ進出に貢献した。プレーオフでは一戦目の松本山雅FC戦で78分に途中出場すると、後半アディショナルタイムに味方のロングボールを頭で落とし赤嶺真吾の決勝ゴールをアシストした[4]。決勝でセレッソ大阪に敗れたことでJ1昇格は成らなかったが、シーズンを通じての活躍が評価されレンタル期間が延長された[5]。2017年限りで岡山を期限付き移籍期間満了により退団。
KASオイペン
[編集]2018年、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のKASオイペンに完全移籍[6]。2月17日、第27節のSVズルテ・ワレヘム戦で移籍後初出場を果たす[7]。チームは最終節を最下位で迎えた。残留を争っていたメヘレンは2-0でリード。残留するには3点差以上の勝利が必要な中チームは無得点で後半を迎えた。しかし、豊川が後半12分途中出場からシーズン初得点を含むハットトリックと1アシストを記録し、チームは得失点差1で順位を逆転し、残留をつかみ取った。得点時間は、後半28分・31分・35分・44分。また、メヘレンはそのまま2-0で勝利していた。[8]。最終的にリーグ戦後のUEFAヨーロッパリーグ・プレーオフを含め、公式戦12試合7得点と結果を残した。6月6日、オイペンとの契約を2020年6月まで延長したことを発表した[9]。
2018-19シーズン、レギュラーとしての地位を確保、第26節では同点ゴールを決めて1-1の引き分けに貢献、2年連続でチームの1部リーグ残留に貢献した[10]。
セレッソ大阪
[編集]2020年シーズン、セレッソ大阪に完全移籍。第23節・横浜F・マリノス戦では途中出場から2得点を決めて1得点目が10月の月間ベストゴールに選出された。 その後大阪ダービーでのヘディング弾で3試合連続ゴールを決めるなど、トータルゾーン戦術を志向するロティーナ監督下では活躍を見せた[11][12][13]。
翌シーズンは、レヴィー・クルピが監督に就任。5月の大阪ダービーで勝ち越しのチャンスのPKを外した事や、決定機でシュートが枠に入らなくなり、前年のような活躍はできなかった[14][15]。
京都サンガF.C.
[編集]2022年シーズン、京都サンガF.C.に完全移籍で加入した[16]。ほとんど活躍がなかったが、負ければJ2降格となるシーズン最終戦のJ1昇格プレーオフのロアッソ熊本戦では、先制点をきめてJ1残留に貢献した。
2023年、第8節のガンバ大阪戦から3試合連続得点を決めた。リーグ戦3試合連続は自身にとって3年振り、クラブにとっては10人目の記録だった[17][18]。自己最高記録タイのリーグ戦10得点を決めた。12月のJ1月間ベストゴール賞を受賞した(自身3年振り2度目)[19]。
2024年、第5節にはJ通算200試合出場を達成し、スーパーゴールで花を添えた[20]。6月26日から怪我とコンディション不良で3ヶ月間離脱した。9月13日に戦列復帰した。18日の天皇杯準々決勝で先制点を決め準決勝進出に貢献した[21]。
代表
[編集]2015年3月27日のU-22日本代表の対U-22マカオ代表戦ではCKのキッカーを務め、ピンポイントのボールを送って遠藤航の先制点をアシストした[22]。2016年、U-23日本代表の一員として挑んだAFC U-23選手権では準々決勝でU-23イラン代表と対戦し、途中出場から決勝ゴールを決める活躍で準決勝進出に貢献した[23]。しかし、本大会に向けたメンバーでは18人のメンバーに入れず、悔しい経験となった。
プレースタイル
[編集]喜びを表情にしっかりと表現する選手。
技術、スピード、ゴール前でのアイディア、アグレッシブさ、リズムの良いドリブルなどが特徴のアタッカー。高校時代には九州プリンスリーグ得点王に輝いた実績があり、鹿島の椎本邦一スカウト担当は、その得点力の高さと運動量の豊富さを評価したという。トップ下でのプレーを得意とし、鹿島では主に左サイドハーフでプレーする。攻撃的なポジションであればどこでもプレーできるという[24]。また、キックの精度も高くセットプレーも任せられる。
2020年にセレッソ大阪で共闘した柿谷曜一朗から、習ったことで足下の技術が向上した。豊川は具体的なところは"企業秘密"として明かさなかった。
2023年現在、所属チームの1部リーグ残留を決める得点を3度決めている(2017-18シーズン、2018-19シーズン、2022年)。
所属クラブ
[編集]- 熊本ユナイテッドSC
- FCKマリーゴールドジュニアユース熊本
- 2010年 - 2012年 熊本県立大津高等学校
- 2013年 - 2017年 鹿島アントラーズ
- 2014年 - 2015年 Jリーグ・アンダー22選抜
- 2016年 - 2017年 ファジアーノ岡山FC(期限付き移籍)
- 2018年 - 2019年 KASオイペン
- 2020年 - 2021年 セレッソ大阪
- 2022年 - 京都サンガF.C.
個人成績
[編集]国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2012 | 熊本大津高 | 10 | - | - | - | 1 | 0 | 1 | 0 | ||
2013 | 鹿島 | 19 | J1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2014 | 17 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 20 | 2 | |||
2015 | 6 | 0 | 1 | 0 | 2 | 1 | 9 | 1 | |||
2016 | 岡山 | 30 | J2 | 38 | 10 | - | 3 | 2 | 41 | 12 | |
2017 | 35 | 8 | - | 1 | 0 | 36 | 8 | ||||
ベルギー | リーグ戦 | リーグ杯 | ベルギー杯 | 期間通算 | |||||||
2017-18 | KASオイペン | 20 | ジュピラー | 4 | 3 | - | 0 | 0 | 4 | 3 | |
2018-19 | 28 | 7 | - | 0 | 0 | 28 | 7 | ||||
2019-20 | 16 | 1 | - | 1 | 0 | 17 | 1 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2020 | C大阪 | 32 | J1 | 21 | 5 | 2 | 1 | - | 23 | 6 | |
2021 | 24 | 1 | 1 | 0 | 3 | 0 | 28 | 1 | |||
2022 | 京都 | 23 | 22 | 2 | 6 | 1 | 3 | 1 | 31 | 4 | |
2023 | 27 | 10 | 3 | 0 | 0 | 0 | 30 | 10 | |||
通算 | 日本 | J1 | 117 | 20 | 16 | 2 | 8 | 2 | 141 | 24 | |
日本 | J2 | 73 | 18 | - | 4 | 2 | 77 | 20 | |||
日本 | 他 | - | - | 1 | 0 | 1 | 0 | ||||
ベルギー | ジュピラー | 48 | 11 | - | 1 | 0 | 49 | 11 | |||
総通算 | 238 | 49 | 16 | 2 | 14 | 4 | 268 | 55 |
国際大会個人成績 | ||||
---|---|---|---|---|
年度 | クラブ | 背番号 | 出場 | 得点 |
AFC | ACL | |||
2015 | 鹿島 | 19 | 0 | 0 |
通算 | AFC | 0 | 0 |
その他の公式戦
国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | 期間通算 | ||||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||||||
日本 | リーグ戦 | 期間通算 | |||||||||
2014 | J-22 | - | J3 | 2 | 1 | 2 | 1 | ||||
2015 | 3 | 0 | 3 | 0 | |||||||
通算 | 日本 | J3 | 5 | 1 | 5 | 1 | |||||
総通算 | 5 | 1 | 5 | 1 |
- 2016年
- J1昇格プレーオフ:2試合0得点
- 2018年
- ベルギーリーグ・UEFAヨーロッパリーグ プレーオフ:8試合4得点
- 2019年
- ベルギーリーグ・UEFAヨーロッパリーグ プレーオフ:10試合2得点
- 出場歴
- Jリーグ初出場 - 2014年3月1日 J1第1節 ヴァンフォーレ甲府戦(国立競技場)
- Jリーグ初得点 - 2014年3月15日 J1第3節 サガン鳥栖戦(ベストアメニティスタジアム)
タイトル
[編集]クラブ
[編集]- 鹿島アントラーズ
- ヤマザキナビスコカップ:1回(2015年)
- スルガ銀行チャンピオンシップ:1回(2013年)
J1月間ベストゴール
[編集]2020年10月、2023年12月
代表
[編集]- AFC U-23選手権(2016年)
代表歴
[編集]- U-19日本代表(2013年)
- U-21日本代表(2014年)
- U-22日本代表
- 2015年 AFC U-23選手権予選(2試合出場1得点)
- U-23日本代表
- 2016年 AFC U-23選手権 (優勝) (5試合出場1得点)
- 2016年 キリンチャレンジカップ[25]
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ U23代表豊川、故郷熊本へ単身強行軍で支援活動 日刊スポーツ、2016年4月20日
- ^ 鹿島19歳豊川初出場で発奮「気持ちで」 日刊スポーツ 2014年3月1日
- ^ 鹿島、豊川のバースデー弾などで琉球下す:天皇杯2回戦 ゲキサカ
- ^ 初のJ1昇格へ! 赤嶺が劇的ゴールの岡山、松本撃破でPO決勝進出 SOCCER KING (2016年11月27日)
- ^ 豊川雄太選手 期限付き移籍期間延長のお知らせ ファジアーノ岡山 (2016年12月26日)
- ^ “豊川選手がKASオイペンに完全移籍”. 鹿島アントラーズ (2018年1月19日). 2021年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月12日閲覧。
- ^ 元鹿島FW豊川雄太がついに欧州デビュー…後半から出場も最下位オイペンは逆転負け ゲキサカ(2018年2月18日)
- ^ “豊川雄太が途中出場でハットトリック+1アシスト!チームを奇跡の残留に導く”. サッカーキング (2018年3月12日). 2018年3月12日閲覧。
- ^ “豊川雄太がオイペンと2020年まで契約延長…奇跡の残留に導きファンを魅了”. サッカーキング (2018年6月6日). 2018年6月6日閲覧。
- ^ “豊川雄太、2年連続でオイペンの残留決定弾。地元紙「アリガトウ、ユウタ」”. 2023年11月15日閲覧。
- ^ “【C大阪】負けてもなおチャンスあり。豊川雄太「僕がもっと要求しないと」”. セレッソ大阪 (2020年11月3日). 2021年11月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月6日閲覧。
- ^ “2020明治安田生命J1リーグ 第24節”. 2022年5月6日閲覧。
- ^ “2020明治安田生命J1リーグ 第23節”. 2022年5月6日閲覧。
- ^ “2021明治安田生命J1リーグ 第12節”. 2022年5月6日閲覧。
- ^ “豊川 雄太選手 京都サンガF.C.へ完全移籍のお知らせ”. 2024年3月29日閲覧。
- ^ 豊川雄太選手 セレッソ大阪より完全移籍加入のお知らせ 京都サンガF.C.(2021年12月26日)2021年12月26日閲覧。
- ^ “京都・豊川雄太、ワントラップから素早いシュートでゴールネットを揺らす!【第10節】柏 vs 京都”. 2023年4月29日閲覧。
- ^ “【京都】豊川雄太「打てば入る感覚」カズ以来の4試合連続ゴールなるか/京都の連続試合得点記録”. 2023年5月23日閲覧。
- ^ “京都サンガF.C.京都サンガF.C. FW23豊川 雄太”. 2023年12月5日閲覧。
- ^ “京都FW豊川雄太が鮮烈な“無回転ボレー弾”! J通算200試合目でメモリアルゴール”. 2024年3月29日閲覧。
- ^ “京都 「豊川弾」で天皇杯2大会ぶりの4強 02年度大会以来の頂点も見えてきた”. 2024年9月22日閲覧。
- ^ 勢いもたらす先制点をお膳立て…U-22代表MF豊川「自分たちの流れにできた」 ゲキサカ
- ^ “サッカーU23 リオ五輪王手!8強壁越え手倉森監督「しびれました」”. 毎日新聞. (2016年1月23日). オリジナルの2016年6月4日時点におけるアーカイブ。 2023年11月13日閲覧。
- ^ 豊川 雄太 コリサカ
- ^ U-23日本代表 メンバー・スケジュール キリンチャレンジカップ2016 U-23南アフリカ代表戦 日本サッカー協会 (2016年6月20日)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 豊川雄太 (@y.toyokawa0909) - Instagram
- 豊川雄太 - Soccerway.com
- 豊川雄太 - FootballDatabase.eu
- 豊川雄太 - WorldFootball.net
- 豊川雄太 - Transfermarkt.comによる選手データ
- 豊川雄太 - J.League Data Siteによる選手データ
- 豊川雄太 - TheFinalBall.com