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漢陽府

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
湖北省の漢陽府の位置(1820年)

漢陽府(かんようふ)は、中国にかつて存在した元代から民国初年にかけて、現在の湖北省武漢市一帯に設置された。

概要

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958年顕徳5年)、後周により鄂州漢陽県に漢陽軍が置かれた。のとき、漢陽軍は荊湖北路に属し、漢陽・漢川の2県を管轄した[1]

1277年至元14年)、元により漢陽軍が漢陽府に昇格した。漢陽府は湖広等処行中書省に属し、漢陽・漢川の2県を管轄した[2]

1376年洪武9年)、により漢陽府は漢陽州に降格し、武昌府に属した。1380年(洪武13年)、漢陽州は漢陽府にもどされた。漢陽府は湖広省に属し、漢陽・漢川の2県を管轄した[3]

のとき、漢陽府は湖北省に属し、漢陽・漢川・孝感黄陂の4県と沔陽州夏口庁、合わせて1州1庁4県を管轄した[4]

1913年中華民国により漢陽府は廃止された。

脚注

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  1. ^ 宋史』地理志四
  2. ^ 元史』地理志六
  3. ^ 明史』地理志五
  4. ^ 清史稿』地理志十四