樋脇駅
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樋脇駅 | |
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駅舎(2012年12月。鉄道記念館として現存) | |
ひわき Hiwaki | |
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所在地 | 鹿児島県薩摩郡樋脇町大字塔之原 |
所属事業者 | 日本国有鉄道 |
所属路線 | 宮之城線 |
キロ程 | 13.4 km(川内起点) |
電報略号 | ヒワ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
386人/日 -1969年- |
開業年月日 | 1924年(大正13年)10月20日[1] |
廃止年月日 | 1987年(昭和62年)1月10日[1] |
備考 | 無人駅 |
樋脇駅(ひわきえき)は、かつて鹿児島県薩摩郡樋脇町大字塔之原(現・薩摩川内市樋脇町塔之原)に設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)宮之城線の駅(廃駅)である。
1987年(昭和62年)1月10日、宮之城線の廃止に伴い、廃駅となった。
歴史
[編集]- 1924年(大正13年)10月20日:宮之城線の川内町 - 当駅間開業に伴い、一般駅として新設。当初は終着駅[2]。
- 1926年(大正15年)5月8日:当駅 - 宮之城間開業に伴い、中間駅となる。
- 1961年(昭和36年)9月1日:貨物および集配業務の取り扱いを廃止[1][2]。
- 1970年(昭和45年)9月30日:行き違い施設が廃止される。
- 1971年(昭和46年)2月20日:荷物扱い廃止[3]。駅員無配置駅となる[4][注 1]
- 1987年(昭和62年)1月10日:宮之城線の全線廃止に伴い、廃駅となる[1]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有していたが、廃止当時は駅舎側のホームだけが使用されていた。また、1971年(昭和46年)までは駅員が常駐していたが、廃止当時は無人駅となっていた。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■宮之城線 | 上下 | 川内・薩摩大口方面 |
2 | (使用停止) |
-
プラットホームと動輪及び踏切が保存されている(2012年12月)
-
駅舎内の待合所から改札口を望む(2012年12月)
利用状況
[編集]以下に1日平均の乗車・降車人員を示す[5]。
年度 | 乗車人員(人) | 降車人員(人) |
---|---|---|
1924年(大正13年) | 368 | 338 |
1926年(昭和元年) | 241 | 224 |
1930年(昭和5年) | 152 | 138 |
1935年(昭和10年) | 125 | 120 |
1940年(昭和15年) | 229 | 228 |
1945年(昭和20年) | 349 | 322 |
1950年(昭和25年) | 538 | 539 |
1955年(昭和30年) | 280 | 279 |
1965年(昭和40年) | 608 | 608 |
1969年(昭和44年) | 386 | 386 |
駅周辺
[編集]2019年(平成31年・令和元年)現在、近くには「樋脇駅」バス停がある。
- 樋脇町役場(現・薩摩川内市役所樋脇支所)
- 鹿児島県立樋脇高等学校(2009年(平成21年)の高校再編による統廃合により廃校)
- 樋脇町立樋脇小学校
現状
[編集]現在は旧樋脇駅跡鉄道記念公園として駅舎およびホーム、線路の一部が廃止当時の状態で保存されている。
かつては駅前から鹿児島県道333号川内祁答院線までを結ぶ「鹿児島県道343号樋脇停車場線」があったが、2005年(平成17年)3月29日に県道の路線としては廃止された[6]。