原子力科学研究所
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原子力科学研究所 | |
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正式名称 | 原子力科学研究所 |
英語名称 | Nuclear Science Research Institute |
略称 | 東海研、原科研 |
所在地 |
日本 〒319-1195 茨城県那珂郡東海村大字白方2番地4 |
所長 | 遠藤章[1] |
設立年月日 | 1957年7月1日 |
前身 | 日本原子力研究所東海研究所 |
上位組織 | 日本原子力研究開発機構 |
保有施設 |
JRR-3、NSRRなど (#保有施設を参照) |
公式サイト | 原子力科学研究所 |
原子力科学研究所(英: Nuclear Science Research Institute)は、茨城県那珂郡東海村にある日本原子力研究開発機構の研究所。試験研究炉、加速器施設、放射性物質や核燃料物質を安全に取り扱う施設等、様々な原子力基盤研究施設があり、これらの施設を用いて、原子力の先端的な基礎科学から基礎工学、安全研究、量子ビーム応用研究、計算科学、バックエンド技術開発等の多様な研究が行われている[1]。
沿革
[編集]- 1957年7月 - 日本原子力研究所東海研究所設置[2]
- 1957年8月 - JRR-1初臨界[2]
- 1960年10月 - JRR-2初臨界[2]
- 1962年8月 - TCA初臨界[2]
- 1962年9月 - JRR-3初臨界[2]
- 1963年10月 - JPDR発電に成功[2]
- 1965年10月 - JRR-4初臨界[2]
- 1967年4月 - FCA初臨界[2]
- 1975年6月 - NSRR初臨界[2]
- 1982年8月 - タンデム加速器完成
- 1982年10月 - WASTEF完成[2]
- 1985年5月 - VHTRC初臨界[2]
- 1990年3月 - JRR-3M初臨界[2]
- 1994年6月 - NUCEF完成[2]
- 1995年2月 - STACY初臨界[2]
- 1995年12月 - TRACY初臨界[2]
- 2005年10月 - 日本原子力研究開発機構東海研究開発センター原子力科学研究所[2]
- 2009年3月 - J-PARC完成[2]
保有施設
[編集]研究用原子炉
[編集]- JRR-1
- 日本最初の原子炉。
- JRR-2
- JRR-3
- 国産1号炉。現在は改造しJRR-3Mとも記述される。
- JRR-4
- JPDR
- 日本最初の発電用原子炉。
- 原子炉安全性研究炉(NSRR)
- 原子炉燃料の安全性を研究するための研究炉。
臨界実験装置
[編集]- TCA
- FCA
- 高速炉用臨界実験装置。
- STACY
- 定常臨界実験装置。→詳細は「燃料サイクル安全工学研究施設」を参照
- 定常臨界実験装置。
- TRACY
- 過渡臨界実験装置。→詳細は「燃料サイクル安全工学研究施設」を参照
- 過渡臨界実験装置。
加速器
[編集]ホット試験施設
[編集]- 燃料試験施設(RFEF)
- 廃棄物安全試験施設(WASTEF)
- バックエンド研究施設(BECKY)
- 放射性廃棄物を実際に扱うためのホットセル等を持つ。→詳細は「燃料サイクル安全工学研究施設」を参照
- 放射性廃棄物を実際に扱うためのホットセル等を持つ。