佐々木芳遠
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佐々木 芳遠(ささき よしお[1] / よしとお[2]、1894年(明治27年)10月 - 1949年(昭和24年)10月20日[2])は、日本の内務・警察・厚生官僚。官選県知事。
経歴
[編集]宮城県出身。佐々木茂三郎の三男として生まれる[1]。第二高等学校を卒業。1919年10月、高等試験行政科試験に合格。1920年、東京帝国大学法学部法律学科(独法)を卒業。内務省に入省し埼玉県属となる[1][3]。
以後、岐阜県加茂郡長、徳島県理事官、神奈川県警視、復興局事務官、岩手県書記官・警察部長、茨城県書記官・警察部長、山口県書記官・警察部長、東京府書記官・経済部長、同総務部長などを歴任[1]。
1938年6月、秋田県知事に就任。戦時下の体制整備、田沢疏水開墾事業、秋田飛行場建設工事などを推進。1939年1月、厚生省体力局長に転任[4]。1941年8月、山口県知事に転任。食料増産などに尽力[1]。1942年、風水害の復旧に取り組んだ[2]。1943年7月1日、知事を依願免本官となり退官した[3][5]。戦後、公職追放となった[3]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 歴代知事編纂会編『新編日本の歴代知事』歴代知事編纂会、1991年。
- 秦郁彦編『日本官僚制総合事典:1868 - 2000』東京大学出版会、2001年。
- 中西輝磨『昭和山口県人物誌』マツノ書店、1990年。