ライデンリーダー記念
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ライデンリーダー記念 | |
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開催国 | 日本 |
主催者 | 岐阜県地方競馬組合 |
競馬場 | 笠松競馬場 |
第1回施行日 | 1997年12月30日 |
2023年の情報 | |
距離 | ダート1400m |
格付け | SPI |
賞金 |
1着賞金500万円 |
出走条件 | サラブレッド系2歳オープン、東海・北陸所属 |
負担重量 | 別定(55kg、牝1kg減) |
出典 | [1] |
ライデンリーダー記念(ライデンリーダーきねん)は、岐阜県地方競馬組合が笠松競馬場ダート1400mで施行する地方競馬の重賞競走(SPI)である。優勝馬主に中日スポーツから優勝杯が贈られるため、「中日スポーツ杯」の冠がつく。
概要
[編集]「交流元年」といわれた1995年、地方競馬在籍のまま中央競馬の「報知杯4歳牝馬特別(現・フィリーズレビュー)」を制し桜花賞、優駿牝馬(オークス)、エリザベス女王杯の4歳牝馬(馬齢は当時)のGI級競走全てに出走したライデンリーダーの偉業をたたえ、1997年に3歳(馬齢は当時。2001年以降は馬齢表記変更のため2歳)限定戦として創設された。また例年暮れに行われていることから、東海地区における年内最後の2歳による重賞競走になっており、毎年12月30日に行われている(2004年のみ12月27日)。また東海地区グレードは「SPI(スーパープレステージワン)」である。
2012年から2019年までは2歳牝馬限定競走として施行されていたが、2020年から「北陸・東海チャンピオンシップ2020」の2歳部門に組み込まれ、牡牝混合競走に戻ると共に金沢所属馬も出走できるようになり、施行距離も1600mから1400mに短縮される[2]。
2021年はHITスタリオンシリーズに指定された。対象種牡馬はディープブリランテ。
条件・賞金等(2023年)
[編集]- 出走条件
- サラブレッド系2歳牝馬、東海、北陸所属。
- 出走枠は他地区所属馬4頭以下、東海地区所属8頭以上(原則笠松4頭以上、名古屋4頭以下)。
歴史
[編集]- 1997年 - 笠松競馬場のダート1600mのサラブレッド系3歳(現2歳)の東海所属馬限定の重賞競走「ライデンリーダー記念」として創設。
- 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「サラブレッド系3歳の東海所属馬」から「サラブレッド系2歳の東海所属馬」に変更。
- 2004年 - 当年のみ12月27日に施行。
- 2008年 - スタリオンシリーズ競走に指定。
- 2012年 - 出走条件を「サラブレッド系2歳牝馬の東海所属馬」に変更。
- 2020年
- 施行距離をダート1400mに短縮。
- 「北陸・東海チャンピオンシップ」に指定され、2歳混合の北陸・東海地区交流競走に変更。
- スタリオンシリーズから外れる。
- 2021年 - HITスタリオンシリーズに指定される。
- 2022年 - HITスタリオンシリーズから外れる。
歴代優勝馬
[編集]馬齢は2000年以前についても現表記を用いる。
全てダートコースで施行。距離は第1回から第23回が1600m、第24回以後は1400m。
回数 | 施行日 | 優勝馬 | 性齢 | 所属 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
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第1回 | 1997年12月30日 | エフワンライデン | 牡2 | 笠松 | 1:41.7 | 安藤勝己 | 荒川友司 | 水野恵吉 |
第2回 | 1998年12月30日 | コンコルド | 牡2 | 笠松 | 1:44.8 | 大塚研司 | 山下清春 | (有)富久屋 |
第3回 | 1999年12月30日 | ブラウンシャトレー | 牡2 | 愛知 | 1:43.3 | 安部幸夫 | 国光徹 | 小島學 |
第4回 | 2000年12月30日 | セイエイカネノー | 牡2 | 笠松 | 1:42.7 | 坂井薫人 | 岩崎幸紀 | 田中誠 |
第5回 | 2001年12月30日 | カンセイグローバル | 牡2 | 愛知 | 1:45.8 | 兒島真二 | 国光徹 | 山田春枝 |
第6回 | 2002年12月30日 | ワンダーアクセル | 牡2 | 笠松 | 1:43.2 | 濱口楠彦 | 原隆男 | 武仲勝 |
第7回 | 2003年12月30日 | アルトタイガー | 牝2 | 笠松 | 1:44.8 | 濱口楠彦 | 松原義夫 | 鷲見春重 |
第8回 | 2004年12月27日 | ミラージェネス | 牝2 | 笠松 | 1:43.8 | 土田龍也 | 柳江仁 | 加藤鈴幸 |
第9回 | 2005年12月30日 | ミヤビダンサー | 牝2 | 笠松 | 1:45.0 | 土田龍也 | 柳江仁 | 加藤鈴幸 |
第10回 | 2006年12月30日 | マルヨフェニックス | 牡2 | 笠松 | 1:45.1 | 尾島徹 | 柴田高志 | 野村春行 |
第11回 | 2007年12月30日 | カキツバタフェロー | 牝2 | 笠松 | 1:45.5 | 向山牧 | 森山英雄 | 久世浅市 |
第12回 | 2008年12月30日 | ニュースターガール | 牝2 | 笠松 | 1:45.3 | 阪上忠匡 | 森山英雄 | 荒木克己 |
第13回 | 2009年12月30日 | エーシンシャウラ | 牡2 | 笠松 | 1:44.7 | 岡部誠 | 伊藤強一 | 平井豊光 |
第14回 | 2010年12月30日 | コアレスバトラー | 牡2 | 笠松 | 1:43.1 | 筒井勇介 | 山中輝久 | (有)ホースケア |
第15回 | 2011年12月30日 | マイネルセグメント | 牡2 | 愛知 | 1:44.0 | 今井貴大 | 川西毅 | 宮内輝人 |
第16回 | 2012年12月30日 | ピッチシフター | 牝2 | 笠松 | 1:43.8 | 阪野学 | 川西毅 | (有)グランド牧場 |
第17回 | 2013年12月30日 | ヨシノミカエル | 牝2 | 笠松 | 1:44.5 | 筒井勇介 | 笹野博司 | (同)JPN技研 |
第18回 | 2014年12月30日 | マルヨバナーヌ | 牝2 | 笠松 | 1:44.7 | 吉井友彦 | 柴田高志 | 野村春行 |
第19回 | 2015年12月30日 | キニナルーイ | 牝2 | 愛知 | 1:42.2 | 安部幸夫 | 角田輝也 | (同)JPN技研 |
第20回 | 2016年12月30日 | イスタナ | 牝2 | 笠松 | 1:45.1 | 岡部誠 | 加藤幸保 | 伊藤壽孝 |
第21回 | 2017年12月30日 | チェゴ | 牝2 | 笠松 | 1:43.6 | 佐藤友則 | 井上孝彦 | (有)新生ファーム |
第22回 | 2018年12月30日 | エムエスクイーン | 牝2 | 愛知 | 1:42.0 | 今井貴大 | 竹下直人 | 森哲 |
第23回 | 2019年12月30日 | ニュータウンガール | 牝2 | 笠松 | 1:39.8 | 向山牧 | 井上孝彦 | (有)新生ファーム |
第24回 | 2020年12月30日 | フーククリスタル | 牡2 | 笠松 | 1:28.5 | 高木健 | 井上孝彦 | 組)KIZUNA組合 |
第25回 | 2021年12月30日 | エムティアンジェ | 牝2 | 金沢 | 1:29.5 | 栗原大河 | 佐藤茂 | 田中竜雄 |
第26回 | 2022年12月30日 | エムエスドン | 牡2 | 名古屋 | 1:30.2 | 岡部誠 | 竹下直人 | 森哲 |
第27回 | 2023年12月30日 | ミトノユニヴァース | 牡2 | 名古屋 | 1:27.0 | 岡部誠 | 角田輝也 | 竹内三年 |
脚注・出典
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “笠松競馬番組”. 笠松けいば. 2023年12月28日閲覧。
- ^ “北陸・東海チャンピオンシップ2020について”. 金沢競馬場 Official Website -KANAZAWA Horse park-. 2020年10月8日閲覧。
- ^ a b “笠松競馬出走馬一覧表令和5年度岐阜県地方競馬組合営第15回笠松競馬第3日12月30日(土)” (PDF). 名古屋けいばオフィシャルサイト. 2022年12月28日閲覧。
各回競走結果の出典
[編集]- ライデンリーダー記念 歴代優勝馬 - 地方競馬全国協会
- JBISサーチ
関連項目
[編集]- ジュニアグランプリ (笠松競馬) - ライデンリーダー記念の前身競走
- 新春ペガサスカップ