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いろはにほへと (テレビドラマ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

いろはにほへと』は、ラジオ東京テレビ(KRテレビ。現・TBSテレビ)が1959年に制作・放送したテレビドラマ、および1960年に公開された映画

保全経済会事件をモデルに、政治不信や人間社会の不条理を描いた作品。脚本は橋本忍

あらすじ

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理事長・天野竜一が率いる匿名組合投資経済会は、多くの庶民から金銭を集めて高額配当を行い、「日本における、庶民のための唯一の投資銀行」として名を馳せていた。その一方で、警視庁捜査二課刑事・松本宗治は、この組織に疑問を感じて、幾年も経済会の内偵を行ってきた。しかしながら松本は、それらに対する事件性の確証を、なかなかつかめずにいた…

テレビドラマ

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サンヨーテレビ劇場
「いろはにほへと」
ジャンル テレビドラマ
脚本 橋本忍
演出 岡本愛彦
出演者 伊藤雄之助
芦田伸介
桜むつ子
香川京子
飯田蝶子
宮口精二
殿山泰司
藤間紫
オープニング 作曲:市場幸介冬木透
製作
制作 ラジオ東京テレビ(KRT)
放送
音声形式モノラル
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1959年11月20日
放送時間22:00 - 23:45
放送枠サンヨーテレビ劇場
放送分91分
回数1

特記事項:
・全編モノクロ作品
・第14回文部省芸術祭文部大臣賞受賞
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演出は岡本愛彦(他の演出スタッフに中川晴之助、真船禎)。脚本は橋本忍。音楽は市場幸介冬木透。なお、岡本と橋本は、前年に同局製作の『私は貝になりたい』を手がけたコンビである。

第14回文部省芸術祭参加作品として、1959年11月20日の22:00 - 23:45に、三洋電機一社提供番組『サンヨーテレビ劇場』で放送。視聴者から反響を呼び、前年の『私は - 』に続いて文部大臣賞芸術祭賞(現・芸術祭大賞)を受賞した。後に「TBSテレビ開局20周年 芸術祭ドラマシリーズ」の一環で、1975年4月12日(日付上は13日)0:00に再放送された。

このドラマは現在、横浜市にある放送ライブラリーにて、無料で閲覧することができる。

主なキャスト

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映画

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いろはにほへと
監督 中村登
脚本 橋本忍
国弘威雄
製作 深沢猛
出演者 佐田啓二
宮口精二
殿山泰司
三井弘次
織田政雄
伊藤雄之助
浦辺粂子
城山順子
音楽 黛敏郎
撮影 厚田雄春
編集 浜村義康
配給 松竹
公開 日本の旗 1960年5月20日
上映時間 109分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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前年のテレビドラマに対する評判を受けて、1960年には映画版が制作された。配給は松竹大船撮影所製作)。

映画版にあたって橋本は、『ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐』でコンビを組んだ国弘威雄と共に脚色を行った。監督には、後に『智恵子抄』などを手がけた中村登。撮影は、小津安二郎作品で知られる厚田雄春が務めた。また、音楽には黛敏郎を起用した。メインキャストの多くは、テレビドラマ版と同じである。

第15回毎日映画コンクールにて、脚本賞を受賞。かつてVHSでソフト化されたが、現在は廃盤である。

主なキャスト

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関連項目

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外部リンク

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