鹿児島県奄美大島で、24日午後1時すぎにみぞれが降り、名瀬測候所は初雪を観測したと発表しました。奄美市で雪が観測されたのは、明治34年以来115年ぶりです。
去年の世界の平均気温は、記録が残る1880年以降、最も高く、観測史上「最も暑い1年」となったことが、アメリカの政府機関の分析で分かりました。 それによりますと、去年の世界の平均気温は14度8分と、これまでの最高だったおととしの平均気温を0.16度上回り、観測記録が残る1880年以降、最も高くなりました。 地域別では、大西洋の北部を除くほとんどの地域で平年を上回り、特に東太平洋やインド洋などが記録的な高さになっています。 NOAAによりますと、地球温暖化に加え、南米沖の東太平洋の赤道付近で海面水温が平年より高くなるエルニーニョ現象が記録的な規模で発生したことが原因の1つとみられるということです。 NOAAの担当者は、「地球温暖化の傾向はこれからも続き、ことしはさらに記録を更新する可能性もある。今後も温暖化の問題に関心を持ち続けなければならない」と述べ、警鐘を鳴らしています。
気象庁によりますと、来週からは強い寒気が流れ込み続けるため、東日本や西日本では気温が平年よりかなり低く、日本海側では降雪量が平年より2倍前後多くなるおそれがあります。気象庁は各地に「異常天候早期警戒情報」を発表して低温や大雪に注意を呼びかけています。 このため、東日本と西日本、それに沖縄・奄美では19日ごろからの1週間の平均気温が、平年よりもおおむね2度以上低くなる確率が高くなっています。また、東北から中国地方の日本海側を中心に雪が降り続くと予想され、19日ごろからの1週間の降雪量は、近畿北部では2.4倍以上、山陰では2.3倍以上、北陸で1.9倍以上、岐阜県山間部で1.7倍以上、長野県北部や群馬県北部で1.5倍以上、東北の日本海側では1.4倍以上、平年よりも多くなるおそれがあります。 気象庁は東北から沖縄県の各地に「異常天候早期警戒情報」を発表し、低温や大雪に注意するよう呼びかけています。
気象庁は、神奈川県の箱根山では火山活動がさらに高まっていると考えられ、今後、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が起きるおそれがあるとして、6日午前6時に火口周辺警報を発表し、大涌谷の周辺には立ち入らないよう呼びかけています。気象庁火山課の北川貞之課長は、6日午前8時から記者会見しました。 そのうえで、今後の注意点について、「これまでのところ、規模の大きな噴火につながるような兆候は見られないが、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性があり、それに伴って周辺では大きな噴石の飛散するおそれがあるので、警戒してほしい」と話しています。
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