去年、電車内で乗客が切りつけられる事件が相次いだことを受けて、京成電鉄は車内の警戒を強化することになり、25日から都内と成田空港を結ぶ「スカイライナー」などで警備員の配置を始めました。 警備員を配置するのは「スカイライナー」や「モーニングライナー」など都内と成田空港などを結ぶすべての有料特急です。 初日の25日、都内に向かう「スカイライナー」では警備員が車両を巡回しながら警戒にあたっていました。 京成電鉄ではスカイライナーのすべての車両に防犯カメラを設置していますが、去年、京王線などで乗客が切りつけられる事件が相次いだことを受けて、対策を強化することを決めたということです。 警備員の配置に伴って特急料金は最大50円、値上げされました。 乗車した30代の会社員の男性は「このご時世、なにがあるかわからないので、警備員がいると安心感につながります。値上げは仕方がないと思います」と話していました。