牛丼チェーン最大手の「すき家」を狙った強盗事件が多発し、愛知県警が運営会社の外食大手「ゼンショー」(東京都港区)に対し防犯体制の強化を求める異例の業務改善要請を1月以降、10回以上繰り返していることが29日、分かった。 東海3県の各県警によると、1月からこれまでに発生した牛丼店の強盗事件(未遂を含む)は、愛知14件、岐阜5件、三重1件の計20件。このうち18件がすき家で起こっている。 事件は、最近でも22日の愛知県津島市、24日の名古屋市名東区とたて続けに発生。24日の名東猪子石店では、未明に入店してきた男がレジ横の仕切り板を持ち上げてカウンター内に侵入、刃物で店員を脅し、現金約60万円を奪って逃走した。