ライカ・Leica M Monochrom + リコー・GR21mmF3.5 一般的なデジタルカメラで撮ったカラー画像からモノクロ画像に変換したり、カメラ内蔵のモノクロモードで撮って白黒写真を得ることはカンタンにできる。しかし、その白黒写真を見るとどうも"違う"のである。白黒フィルムで撮った写真とである。 ナニが違うのか、と問われても困るのだが、曖昧な答えになるけれど「諧調」かなと思う。ディープシャドー部の黒のシマリは、まるで宇宙の果てのように黒くて深いのだけど、ぼくが興味を持ったのはハイライト部の描写だった。 白とびがほとんどなくて、微妙に、わずかにグラディエーションが残っている。いや、もちろんハイエストライト部は"真っ白"に写るけれどその「白さ」が違う感じ。だから、なんとなく立体感があるんですよね、画像に、写真に。 いままで長年デジタルカメラを使ってきて"初めて"感じたフィルムライクな