名古屋市千種区の市立振甫(しんぽ)中学校(青山金一校長)で、今春入学した1年生の学級編成を間違え、1カ月足らずでクラス替えをすることがわかった。愛知県内の公立中では、2009年度の1年生から「35人学級」が導入され、振甫中1年は6学級だが、制度を勘違いして、導入前の「40人学級」に基づいて5学級にしていたという。 同市教育委員会によると、同校の入学者数は当初175人で、1クラス35人で5学級になる予定だった。春休みに転入生が2人来たため、同校は1学級増えて6学級になると市教委へ報告した。ところが、この報告は教員数を決めるための基礎データに過ぎないと勘違いして、旧制度のまま5学級で編成したという。 入学式は4月7日にあり、保護者から疑問の声が出たが、市教委が誤りを把握したのは、同校から学級数などを記載した書類の提出を受けた20日だった。同校は22日、保護者に経緯を説明。30日から6学級に