年始1本目は名作と謳われている作品がいいなぁ、と思っていたので、奮発して買ったくせに放置していたビクトル・エリセDVD-BOXを引っ張りだしました。しかし、ちょっとこれはすごいものを観てしまったなぁ。なにがすごいってまず映像。ちょー綺麗でした。いや綺麗とはちょっと違うな。時代設定はスペイン内戦下なので暗い雰囲気はあるんですけど、観ていてすごく和むというか安らぐというか、とても穏やかな気持ちにさせられて眠くなってしまうほどでした。てか1回目は気持ち良く眠ってしまったんですけど(笑)無事ぜんぶ観たので、印象的だったとこをかなり興奮そして混乱しながら書こうかと。 映画がはじまるとまず子供の描いた絵がいくつか映されます。で、これがこの映画がなんたるかを物語ってもいると思うんですが、いやはやいきなり和ませてくれます。つぎに「映画の缶詰めだ!」というワクワク展開になり、どことなく『ニュー・シネマ・パラ