フロリダ州タラハシーの集会で展示された禁書処分対象の本。性的少数者(LGBTQ)や性的暴力に関する本、セックスを描写する本などが米国各地の公立学校図書館から撤去されている=2023年3月21日、Agnes Lopez/©The New York Times
2022年末、東京地裁で性加害の事実を認める民事訴訟の判決が出た。被告は聖路加国際大学とそのチャプレン(牧師)。だが、被害に遭った女性は今もなお苦しんでいる。女性に対して聖路加とその牧師から謝罪がないからだ。性加害はどのように起こり、なぜ被告らは謝罪しないのか。被害女性だけでなく、加害牧師も含めた各方面に取材した。(文・写真:ジャーナリスト・田中徹/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) 「女性の意に反し、牧師はわいせつな行為をした」 2022年12月23日午後1時すぎ、東京地裁712号法廷。桃崎剛裁判長は判決でそう認定した。原告は関東在住の女性、被告は聖路加国際病院(以下、聖路加)を有する聖路加国際大学とその牧師。牧師から性被害に遭ったことに対して、約1160万円の損害賠償を求める民事訴訟だった。判決は牧師による女性患者への性加害の事実と聖路加の使用者責任を認定、連帯して110万
フランスのローマ・カトリック教会で1950年以降、聖職者による未成年者への性的虐待が相次ぎ、被害者は推計で21万人を超えるとする報告書が発表されました。 世界各地でカトリック教会の聖職者による未成年者への性的虐待が明らかになるなか、フランスの司教の団体などは2018年に独立委員会を設置して実態を調査してきました。 5日、発表された報告書によりますとフランスのカトリック教会で1950年から去年にかけて、少なくとも2900人から3200人の聖職者が未成年者に対して性的虐待を行ったと推計しています。 被害者は21万6000人にのぼり、その8割近くは男の子で、被害を受けた時の年齢は10歳から13歳に集中しているとしています。 また、教会の活動に関わった聖職者以外の人物による性的虐待も含めると被害者は合わせて33万人にのぼると推計されています。 委員会のジャンマルク・ソベ委員長は会見で「体制と聖職者
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