パンダが上野にやってきた! 上野動物園(東京都台東区)で2年10カ月ぶりに飼育されるジャイアントパンダのつがいが21日深夜、同園に到着した。特製の輸送箱に入れられ、中国四川省雅安市の施設からはるばる約4000キロ、約30時間かけての「新居」入り。会見した小宮輝之園長(63)によると、2頭はやや疲れた様子だというが、健康状態には問題はなく元気だという。 「上野へようこそ」「いらっしゃい!」。午後11時40分、パンダを載せた大型トラックが到着すると、出迎えた地元住民らから歓声と拍手が湧き起こった。トラックは約200人の報道陣が見守る中、ゆっくりとパンダ舎へ直行。2頭はさっそく新装された室内飼育室へ移された。 来園したのは中国名・比力(ビーリー=雄)と仙女(シィエンニュ=雌)。小宮園長はパンダの様子について「疲れたのか、ビーリーは鳴いていますが、シィエンニュの方はとても落ち着いています」と話した