オーストラリアに生まれ、日本に40年以上暮らした歴史学者が、2011年3月11日、宮城県で被災した。彼はその日を、そしてそこから4年を、どう過ごし、考えたのか――。
何気ないニュースであるかのように、さらっと発表された最新版の地震発生確率。だがそこには首都圏に忍び寄る巨大地震の恐怖が如実に反映されていた。いま日本が置かれている危機的状況の真実とは。 より精密に計算した結果 東京・新宿の東京都庁の周辺で、今後、震度6弱以上の大地震が起こる確率が、これまでより20%上昇した—。 そんな驚くべき発表を、12月19日、政府の地震調査委員会が行った。 この日、地震調査委員会が公表したのは、「全国地震動予測地図」の最新改訂版。これは、東京大学地震研究所や防災科学技術研究所などの研究者約20人からなる地震調査委員会が、'95年の阪神・淡路大震災を警告できなかったという反省から、震災後10年の節目となる'05年以来、毎年改訂・公表してきた資料だ。 地図上に〈日本の各地域が、30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率〉がまとめられている。 そこで発表された、最新の地
1月5日にスタートしたアニメ「ユリ熊嵐」。そのタイトルから吉村昭のドキュメンタリー本『羆嵐』、ないしその元ネタ(という表現が正確だろうか…?)である三毛別羆事件(1915年に北海道で起きた最大規模の獣害事件)と関連があるんだろうなあとは、多くの視聴者が想定していました。 たとえば「輪るピングドラム」では「95」と「電車」「透明な存在」というワードから、地下鉄サリン事件や酒鬼薔薇事件との関連を予想しているファンがいて、実際ストーリーの展開はもろに地下鉄サリン事件を連想させる形で進行していました。今回も、ここまでハッキリ示すんだったら、今後なんらかの形で『羆嵐』(もしくは三毛別羆事件)的な事件が語られるんだろうな~~~とゆったりした気持ちで構え、「クロスアンジュだ」「レズクンニだ」などと余裕ぶっこいた発言をしていたわけです。 そうしている間にも海外ファンはしっかり本編を見つめていた…。 hoo
神戸市はこのほど、阪神・淡路大震災の記録写真約1000枚をオープンデータとして提供するサイト「阪神・淡路大震災『1.17の記録』」を公開した。クリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンス(CC BY 2.1 JP)で公開されており、自由にダウンロード・2次利用できる(一部の写真はダウンロード・2次利用不可)。 阪神・淡路大震災の発生直後や復旧・復興の様子の記録写真を公開した。「東灘区」「中央区」など同市内の区別にソートしたり、「住宅」「鉄道・駅」「火災」などカテゴリーで絞り込める。 市が保有するデータを誰もが自由に利用しやすい形式で提供しする「オープンデータ」の取り組みの一環。防災学習の資料作成やポスター、Webサイト、アプリ開発などへの利用を想定しており、来年1月17日に震災から20年の節目を迎えるのを機に、震災の経験や教訓を継承するため活用してほしいとしている。 関連記事 Google、
台風19号の上陸に備えて、JR西日本が早急に運休を決定したことに対して賛否両論があるようです。具体的には13日の午後から順次運転本数を減らし、午後4時以降は京阪神の全線で運休をしたのですが、この方針を「13日のお出かけは控えてください」と「前日の12日に予告」して呼びかけた、確かにこれは日本ではあまり前例のない対応でした。 この問題を評価するには、具体的な過去の経緯を考えておいたほうが良いと思います。5点掲げておきます。 1つ目は、国鉄民営化直前の1986年12月に、山陰本線にある有名な余部鉄橋(兵庫県美方郡香美町)で発生した事故の問題です。この事故ですが、鉄橋を通過中の客車が最大風速33メートル(m/s)の突風にあおられ、機関車以外の客車の全車両が台車の一部を残して転落するという惨事となりました。 転落した客車は橋梁の下にあった工場と民家を直撃し、亡くなった車掌を含めて6名の死者を出すと
防衛省統合幕僚監部は3日、1日に行われた御嶽山山頂付近の捜索活動の動画を報道各社に公開した。動画は陸上自衛隊が撮影した。
1人で御嶽山を登山中、噴石に当たって亡くなった長野県池田町の野口泉水(いずみ)さん(59)は、死の直前まで、入道雲のように広がる灰色の噴煙を撮影していた。妻弘美さんが3日、遺体とともに戻ってきたカメラの写真を公開した。 山頂付近の噴煙の様子が写っていたのは4枚。逃げ惑う登山者の姿も写っていた。 野口さんは、近所でウオーキングを始めた弘美さんに登山を勧めた。景色のよい美ケ原高原、北アルプスの五竜岳。昨年から2人で登ってきた。この日は仕事の休みが合わなかった。 弘美さんは「噴火の写真なんか撮っていないで逃げてほしかった。でも、命がけで撮った迫力ある写真だから、みんなに見てもらいたい」。 建設会社でダムや道路建設の現場責任者をしていた野口さん。上司は「面倒見がよく、どんな人からも慕われた」。昨年は地元自治会の班長も務めた。 紅葉で色づく木々や足元に咲く白い草花……。カメラには御嶽山の自然を写した
警察によりますと、御嶽山の噴火で心肺停止の状態で見つかり、ふもとに搬送された48人全員の死亡が確認されました。 火山災害としては戦後最悪となりました。 御嶽山の噴火で自衛隊や警察消防は、1日朝から1000人余りの態勢で、山頂や登山道での捜索を再開しました。 そして1日午前、山頂南側の八丁ダルミ付近で新たに7人が、その後、山頂付近で5人が、いずれも心肺停止の状態で見つかりました。 このほか、ふもとに搬送された人のうち、新たに13人の死亡が確認されました。 そして、ふもとに搬送された48人全員の死亡が確認されました。 戦後最悪の火山災害に 国内の火山活動による被害としては、死者と行方不明者が43人に上った23年前、平成3年6月の長崎県の雲仙普賢岳の火砕流を上回り、火山災害としては戦後最悪の被害となりました。
東日本大震災の際、ウェブ上では政治家に関する流言も多く流れた。特によく見られたのが、災害ボランティア活動担当として内閣総理大臣補佐官となった辻元清美氏に関する流言だろう。辻元清美氏自身も、ブログで「辻元清美に関するデマについて」というエントリをまとめている。中でも、「阪神大震災のときに、辻元清美が『自衛隊は違憲です。自衛隊から食料を受け取らないでください』と書いたビラをまいた」という流言は、頻繁に拡散されていた。 ※当時のツイート例 阪神淡路大震災の時、「お腹が空いても我慢しましょう」「自衛隊から食べ物をもらってはいけません」「ミルクがなくても我慢しましょう」 そんなビラを配っていた、辻元清美さんがボランティア担当として政府補佐官に。 辻元は阪神大震災の時、自衛隊よりも先に現地に入り、ピースボートの宣伝と、自衛隊は違憲だから食料を受け取るななどのビラを撒いて政府批判活動をしていたという指摘
11時53分頃、長野と岐阜の県境にある御嶽山が噴火、噴火警戒レベルは「入山規制」を示すレベル3に引き上げられ、行方不明者も多数出ている状態となっていますが、なんとYouTubeに4K画質でこの噴火直後の様子がアップロードされています。 御嶽山 大噴火! - YouTube ほかにも朝日新聞やFNNが以下のようなムービーをYouTubeで公開しています。 御嶽山が噴火 - YouTube 御嶽山で噴火 けが人複数のほか、約150人取り残されているもよう(14/09/27) - YouTube また、「私が開田高原「一本木亭」に設置しているライブカメラの映像を見てみると、噴煙が上がる様子が記録されておりました」ということで、噴火し始めるまさにその瞬間の様子もYouTubeで公開されています。 御嶽山噴火? - YouTube Twitter上にはいくつも写真が続々とアップロードされており、以下
広島県広島市で先月20日に発生した土砂災害のごとか、ぼんやりとだが、ずっと心に引っかかっている。 なにが、どう、自分の心に引っかかっているのか、うまく言葉にならないので、さらに心にひっかかる。結論も主張もないが、そのひっかかりの感覚からブログで少し言葉にしてみたい。 心のひっかかりの一つの焦点は死者が多いことだ。正確には思い出せないが、海外報道で、日本の自然災害でこれだけの多数の死者を出したのは東北大震災以降初めてのことだ、という指摘を見かけた。海外報道で見ることで、これは大災害だなと私は思った。BBCなどもよく報道していた。 災害後しばらくは死者数が確定しなかった。現時点では、死者73名、行方不明者1名、重軽傷合わせた負傷者44名(参照)とのこと。行方不明者の探索はほぼ終わり、死者数も確定したかに見える。 なぜ先進国の日本で土砂災害で多数の人が亡くなってしまうのだろうか。そうナイーブに疑
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