国分寺市の有料老人ホーム「サニーライフ国分寺」で昨秋、認知症の症状がある男性入居者に対する虐待疑惑が発覚した問題で、市は１２日、「２人の職員による虐待があった」などとする調査報告書をまとめた。 市介護保険課によると、 虐待にかかわった職員２人は、昨年７月と８月の夜、車いすの男性を部屋から出し、１階ロビーで机やイスなどで囲って動けないようにしていたという。 身体拘束は、入所者の生命や身体を守るなどやむを得ない場合に限って例外的に認めている。しかし、調査の結果、こうした状況にはなかった、などと判断した。関与した職員はそれぞれ、「転倒の危険があった」「人手が足りなかった」などと説明していたという。 「サニーライフ国分寺」を運営する「川島コーポレーション」（千葉県君津市）の統括本部は、「虐待にかかわった職員２人は厳正に処分するとともに、再発防止策をまとめたい」と話している。 この事案は昨年８月末、
