国際線を運航する航空会社、旅行代理店、その他の関連業界が加盟する業界団体、国際航空運送協会(IATA)はこのほど、携帯電話を利用したチェックインシステムを世界標準で採用すると発表した。 同システムは、航空券の予約時に搭乗者の携帯電話やPDA、スマートフォンに2次元バーコードを示した「バーコード搭乗券(BCBP)」を配信。チェックイン時に2次元バーコードを画面から直接読み取り、手続きを行う仕組みだ。2次元バーコードは、欧米で普及している「Aztec」、「Datamatrix」、日本で使われている「QR」の3つの規格に対応する。 IATAでは、今後半年以内に同システムを標準化するプロセスとガイドラインを決定する方針。2010年末までに、同システムへの完全移行を図る。導入後は、搭乗券のペーパーレス化などにより、年間5億ドル(約587億円)が削減される見通しとしている。
国際航空運送協会(IATA)は8月27日、航空券用用紙の「最終発注」を完了したと発表した。今回の発注は約1650万チケット分で、2008年5月31日までに発行される航空券に使用される。同6月1日からは、同協会のシステムを通じて発行される航空券は、100%が電子チケットとなる予定。 IATAによると、電子チケットの採用率は、2004年6月の16%から、84%まで向上した。電子チケットの採用により、消費者の利便性が向上する上、1航空券当たり9ドルのコスト削減、年間5万本の樹木に相当する用紙が削減できるとしている。
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