WIRES-IIとは? わかりやすく解説

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WIRES-II

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/04 10:31 UTC 版)

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WiRES-II(ワイヤーズ ツー)とは八重洲無線が提唱したインターネットを使ったアマチュア無線のVoIP中継システムである。

概要

パソコン無線機の間にWIRES-IIコントローラというアマチュア無線インターネット接続キットをつないで交信する。現在アマチュア無線インターネット接続キットをつないだ局(ノード局)の数は国内でも約1400にも上り、世界中でも使われている。アマチュア無線インターネット接続キットを購入しただけではノード局の開設はできず、アクセスに必要なIDをもらうため、キットに同封のWiRES-II ID申込書を八重洲無線社に郵送しなければならない。また、接続キットがなくても、近くに安定して接続できるノード局と、DTMF信号、およびトーンスケルチが出せる無線機があればだれでも手軽にWiRES-IIを楽しむことができる。 現在では、後継規格のWIRES-Xがある。

使用方法(ユーザー局)

  1. 接続したいノード局の周波数に無線機の周波数をあわせる。また、トーンスケルチを設定する。(トーンスケルチが設定されているノード局の場合)※この時、他の局がそのノード局を使用している可能性があるためしばらく受信してから接続→使用するのが望ましい。
  2. 接続したいノード局やルーム(後述)番号を最初に#、最後にDを付けて送信。(すでに他のノード局やルームに接続されていれば切断番号である*#9999Dを送信)
  3. 交信をする。※3分以上の連続の送信は相手に送信されない。
  4. 切断番号(#9999D)を送信

ルーム(RoundQSORoom)

複数のノード局が接続できる、言わば部屋のようなもの。ルーム内のノード局のユーザー全員が交信に参加できる。

ノード局の開設

近くに接続できるノード局がなくても自分で開設することもできる。その際、接続キット「HRI-100」と条件を満たしたパソコン、インターネットへの接続環境(ADSL8Mbps以上、グローバルIPが必要)、DATA端子の付いた無線機、そしてノード番号が必要である。[1]

他のインターネットを使ったアマチュア無線

eQSO IRLP D-STAR Echolink

参考文献

  1. ^ 設置環境チェック”. 八重洲無線. 2016年4月6日閲覧。

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