urge
「urge」とは、促すことを意味する英語表現である。
「urge」とは・「urge」の意味
「urge」とは、「駆り立てる」「しきりに促す」という意味がある表現である。誰かに何かをするように強く説得する際に用いられる動詞だ。「urge」と似ている単語として「urgent」があるが、これは「urge」の派生語で「差し迫った」「緊急の」という意味がある形容詞である。「urge」の発音・読み方
「urge」の発音は「アージ」である。発音記号は「ə́ːrdʒ」。「urge」の活用変化一覧
urge(原形)urged(過去形)urged(過去分詞形)urging(現在分詞)urges(三人称単数形)「urge」の語源・由来
「urge」の語源は、ラテン語で「強く押す」「押し進める」という意味がある「urgere」である。「urge」の覚え方
「urge」は「アージ」と読むので、「鰺(アージ)をきちんと食べなさいと子に促す」というように語呂合わせをして覚えるといい。「urge」と「encourage」の違い
「urge」と「encourage」は「何かをするように促す」という共通の意味があるが、それぞれニュアンスが全く異なる。まず「encourage」は、何かをしようとしている人に対して希望や自信を与えて励ますというニュアンスが強い。相手を元気づけて背中を押したい時に用いられる。例えば、「My best friend always encourages me to keep trying after I fail.」(私が失敗すると親友は常に諦めないように励ましてくれる)というように用いられる。一方の「urge」は、相手の意志とは関係なく、自分の意志を強く押し付けるというニュアンスが強いのが大きな違いだ。「urge」の類語
「urge」の類語というと「persuade」が挙げられる。この「persuade」は「説得する」「勧める」という意味がある動詞だ。「urge」と「persuade」はどちらも「相手を促す」という意味では同じである。ただ「persuade」は相手にやんわりと働きかけて納得させるのに対し、「urge」の方はより強く執拗に促すというニュアンスが強いのが特徴だ。「urge」を含む英熟語・英語表現
「urge 人 to」とは
「urge 人 to」とは、「人に〜をするように強く促す」「人に〜をするように説得する」などの意味がある英語表現だ。例えば、「His father often urges his lazy son to do his homework.」(彼の父親は、よく怠け者の息子に宿題をするように促している)というように用いられる。また、より厳しく言いたい場合は、stronglyを加えて「I am going to urge strongly him to visit his grandmother in a hospital because she is not feeling well.(彼の祖母の体調が良くないので、彼に母のお見舞いに行くように強く説得するつもりだ)となる。
「urge」の使い方・例文
「urge」は「催促する」「駆り立てる」という意味で、日常会話をはじめビジネスシーンでも頻繁に用いられる表現である。・She urged her dark boyfriend to be more positive.
(彼女は根暗な性格の彼氏にもっとポジティブになるようにと強く催促した)
・Bob urged Kate to stay in the USA, because he likes her.
(マイクはケイトのことが好きなので、彼女にアメリカに留まるようにと説得した)
・She will urge her mother to stop unhealthy diet.
(彼女は自分の母親に無理なダイエットをやめるように説得するつもりだ)
・I urged Mr. Suzuki to submit the report within the day, because the deadline was approaching.
(締め切りが迫っていたので、私は鈴木さんに報告書を今日中に提出するように強く促した)
・Could you urge Miki to get in touch with her client, because I want to change the plan a little.
(計画を少し変更したいので、ミキさんにクライアントと連絡を取るように催促してくれ)
・My boss has been urging me to participate in the training program.
(私の上司が研修に参加するようにしきりに促してくる)
・I was urged to take a paid leave by my coworkers because of frequent coughing.
(咳を頻繁にしていたことから、会社の同僚が有給を取って休むようにと説得してきた)
・My sister and I are urged to get along with each other by our parents since we always quarrel.
(私と妹はいつも喧嘩ばかりしているので、両親からはお互いに仲良くするようにとしつこく説得されている)
・The pianist urged the boy to play the piano, because of his great talent.
(秀でた才能があったので、そのピアニストはその男の子にピアノを弾くようにと強く勧めた)
・When the robber broke into the bank, the banker urged the customer to calm down.
(銀行強盗が侵入してきた際に、その銀行員はお客さんに落ち着くようにと促した)
・I am urged to quit smoking by my mother, because tobacco is not good for my health.
(タバコは体に良くないので禁煙するように母に説得されている)
URGE
URGEとは、Microsoftと大手レコード会社MTVとが提携して提供する音楽配信サービスの名称である。2006年内の提供開始が予定されている。
URGEは、MTV Networksが提供しているデジタルコンテンツ配信サービスに、Windows Media AudioをはじめとしたMicrosoftによる一連のメディア再生技術を採用したことによって実現した。URGEはMicrosoftが発表する次期OS「Windows Vista」に搭載される「Windows Media Player 11」に最初から組み込まれる。Windows XPにも2006年前半に対応される予定であり、中でもマルチメディアの扱いに特化したOS「Windows XP Media Center Edition」ではオリジナルのサービスの提供を受けることもできるとされている。
URGEではMTV Networksの提供しているMTVや、VH1、CMTチャンネルの音楽コンテンツから独占的に提供される。(Microsoftの側でも、ゲーム機「Xbox 360」を発表した際にMTVのテレビ番組上で初めて姿を公開した。両社がすでに深い関係であることも話題となっている)。提供されるコンテンツはメジャーレーベルの楽曲だけでも200万曲に上るとされ、メジャーのほかにもインディーズの楽曲や、MTVオリジナルのコンテンツも配信されるといわれる。
現在、音楽配信サービスの市場ではiTunesが圧倒的な成功を収めているといえる。URGEがiTunesに対する強力な対抗馬となるかどうか、現在非常に注目を集めている。
※Copyright 2005 MTV Networks.
参照リンク
urge.com
PressPass - URGE ~Microsoft.comのプレスリリース(英文)
音楽配信サービス: | 雷電 SoftBank MUSIC BOX ストリーミング 着うた 着うたフル URGE Xboxミュージック |
URGE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/22 08:26 UTC 版)
URGE(アージュ)は、MTVが用意した音楽コンテンツをマイクロソフトのWindows Media Player 11 (WMP11) を通じてダウンロードできる音楽サービス。2006年5月17日に提供が開始されたが、2007年8月にMTVがマイクロソフトとの提携を打ち切ってリアルネットワークスのRhapsody音楽サービスとの統合を決めたため、2007年10月26日にWMP11を利用したサービスは終了された。サービス終了時点でダウンロード可能なタイトルは約240万曲であった。
WMP11を利用したサービスとは別に、米国ではいくつかのケーブル事業者を通じて URGE Radio チャンネルが提供されている。
料金体系とライセンス
URGEの料金体系は1曲のダウンロードに$0.99を支払う従量制課金と、月額$9.95 (All Access) または$14.95 (All Access To Go) を支払う定額課金の購読コースが用意されていた。All Access では楽曲をダウンロードしたパソコンでのみ再生できたのに対し、All Access To Go ではダウンロードした楽曲を PlayForSure 対応のポータブル機器にコピーして楽しむことができた。ただし、アップルの iPod はもちろん、マイクロソフトの Zune も対応機器ではなかった。
URGEでダウンロードする楽曲はマイクロソフトのデジタル著作権管理技術である Windows Media DRM で保護されており、ダウンロードしたファイルは毎月ライセンスを更新する必要があった。従量制の$0.99で購入した楽曲は無制限で Windows Media Audio (WMA) に対応したポータブル機器にコピーして再生でき、再生可能期間も無期限であるのに対して、定額購読でダウンロードしたファイルはCDなどに焼くことができず、さらに購読期間を過ぎると再生もできなくなる仕組みであった。また、All Access To Go では楽曲をコピーして再生できる機器の数に制限が設けられていた。ユーザが機器を変更することはできたが、パソコンとポータブル機器で30日ごとに各1回と限定されていた。
WMP11でのURGEサービス終了後は、それまでにダウンロードした楽曲ファイルを何らかの理由で失ってしまった(たとえばパソコンを買い替えた、誤って消してしまった、など)場合は、ライセンスが失われてしまうだけとなる。
インターネットラジオ
WMP11 で URGE を設定するだけで楽しめる36の無料チャンネルと、購読すると聞けるチャンネルが用意されており、2007年7月の時点で合計138のチャンネルが存在していた。
動画チャンネル
楽曲ダウンロードの他、MTV NetworksのMTV、VH1、CMTなどの音楽チャンネルを視聴できた。
参考サイト
- “MTV、マイクロソフトと共同開発した新音楽サービス「Urge」を公開へ - CNET Japan”. 2010年9月8日閲覧。
- “RealNetworksとMTV Networksがデジタル音楽配信サービスを統合 - ニュース:ITpro”. 2010年9月8日閲覧。
外部リンク
- URGEのページへのリンク