S-310改モータ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 05:31 UTC 版)
「S-310ロケット」の記事における「S-310改モータ」の解説
30号機以降はS-310改モータが用いられている。これは旧世代化した推進薬とチャンバ断熱材の世代交代と点火方式の一新をはかって計画されたものである。推進薬については、CTPB系のBP-28からHTPB系のBP-206Jへと変更され、それに伴いグレインも再設計された。この変更に伴って燃焼中期の内圧振動継続時間が改善されている。また、従来用いられていたグラファイト製ノズルスロートについては、M-Vロケット4号機の失敗を受けた信頼性向上の設計変更がなされ、新たな非破壊検査法が導入された。
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