R3
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/26 02:59 UTC 版)
R3、R-3、R III
飛翔体
- R-3 (航空機) - 日本の練習機
- ツポレフANT-3 (航空機)の偵察機型
- R.III (航空機) - ドイツの爆撃機
- R-3 (ミサイル) - ソビエトのミサイル
- アヴィアテック R.III - ドイツの旅客機
自動車
その他
- R3 (アルバム) - RYUKYUDISKOのアルバム。
- R3 (木根尚登のアルバム)
- R3 (企業) - 分散台帳技術を開発する企業
- SAP R/3 - SAP社の開発したERPソフトウェア。
略称
関連項目
SAP R/3
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SAP R/3(エスエイピー - )は、ドイツSAP社の開発したERPソフトウェアである。R/3は、一部企業向けに出荷されたSystem R、汎用機向けソフトウェアのR/2に続くオープンシステム、クライアント/サーバシステムに初めて対応した新しいバージョンのERPパッケージである。
現在は、SAP R/3 Enterpriseを最後のバージョンとして提供終了し、新機能の追加開発は後継のSAP ERPシリーズやSAP S/4HANAに移行している。SAP ERPでは、従来のR/3部分を「ECC」と呼んでいる。SAPは以前はR/3一辺倒の戦略であったが、ECC以外のAPOやBW(BIツール)、SEMといった製品にも力を入れており、それらを必要に応じて組み合わせて利用することを顧客に推奨する戦略に変化しつつある。
歴史
1960年代後半から 1980年代にかけて、増大しつづけるソフトウェア開発の複雑性が懸念されていた。ソフトウェアが複雑になりすぎて、致命的な間違いを起こしやすくなるというものである。ブルックスなど多くの人々が提唱したこれに対するひとつの解決策が、ソフトウェアの再利用性を最大限に高めるようなモジュール化のアプローチを使い、共通のビジネスプロセスを内部トランザクションの中にカプセル化するというものだった。 その結果、SAP はオブジェクト指向を用いた「ビジネスオブジェクト」の概念を導入した。例えば「顧客」は、システム中では“顧客”ビジネスオブジェクトをインスタンス化したものと考えることができ、他のオブジェクトとの相互作用はあらかじめ定義された (しかしカスタマイズ可能な) やりかたで行う。ある意味で、SAP はビジネスのためのオペレーティングシステムということもできる。
SAP R/3 の前のバージョンである SAP R/2 はメインフレームベースのビジネス・アプリケーションソフトウェア群として 1980年代 から 1990年代初頭にかけてとくに成功した。この製品は多言語、多通貨を扱ったソフト・リアルタイムビジネスを必要とするヨーロッパ諸国の多国籍企業のあいだでとりわけ人気を誇った。分散型クライアント・サーバ・コンピューティングが登場すると、同社は R/2 をクライアント・サーバに対応させた SAP R/3 と呼ばれるソフトウェアを開発した。これは Windows や UNIX など複数のプラットフォームに対応しており、その結果 1999年から SAP はまったく新しい顧客ベースを獲得することになった。SAP R/3 は 1992年 7月6日に公式発表されている。SAP はその後 10年にわたって大型ビジネスアプリケーション市場を席巻した。近年では、R/3の後継としてERP6.0が登場しSOAに対応しユーザライクなGUIが可能となってきている。
SAP のソフトウェアにはカスタマイズ可能なプロセスが含まれており、これは企業が自分のビジネスをモデル化するのに使うことができる。伝統的に、ソフトウェアを購入するとビジネスアプリケーションを構築するためのツールが含まれているが、これらのツール自体はビジネスプロセスを提供しない。SAP はこのために標準化された手続きを導入しており、これはプロセスのベストプラクティス・ソリューションと呼ばれる。実際の SAP ソフトウェアの使用には、通常このベストプラクティスに精通した専門コンサルタントの知識が必要である。
モジュール
モジュールは、IS (Industry solution) としてコンポーネントが提供される。
- SD:販売管理
- 販売管理のモジュール
- Sales and Distribution
- MM:在庫購買管理
- 在庫購買管理のモジュール
- Material Management
- WM:倉庫管理
- 倉庫管理のモジュール
- Warehouse Management
- PP:生産計画/管理
- 生産計画、生産管理のモジュール
- Production Planning and Control
- QM:品質管理
- 品質管理のモジュール
- Quality Management
- PM:プラント保全
- プラント保全のモジュール
- Plant Maintenance
- HR:人事管理
- 人事給与のモジュール
- Human Resources
- PS:プロジェクト管理
- プロジェクト管理のモジュール
- Project System
- FI:財務会計
- 財務会計のモジュール
- Financial Accounting
- CO:管理会計
- 管理会計のモジュール
- Controling
- RE:不動産管理
- 不動産管理のモジュール
- Real Estate
- IM:設備予算管理
- 設備投資管理のモジュール
- Investment Management
- CA:クロスアプリケーション
- クロスアプリケーションのモジュール
- Cross Application
- CA-DMS:文書管理
- Document Management System
- CA-CL:分類
- Classification
SAP認定試験
SAP社では、ERPの導入プロジェクトメンバーとして活躍するために必要な知識やノウハウを備えていることを証明する認定試験を実施している。
アドオン言語
標準モジュールでは業務を実現できない場合に、アドオンというプログラムの追加開発を行う。その際用いられる言語は、ABAPである。
関連項目
- SAP
- SAPジャパン
- SAP S/4HANA - データベースにインメモリーデータベースSAP HANAを採用したSAP R/3の後継ERP製品。
- SAP Business ByDesign - SAP社の提供するクラウドネイティブのSaaS型ERPソフトウェアサービス。
- SAP Business One - SAP社の提供する中小企業向けのERPパッケージ。
- SAP NetWeaver - SAP R/3などのSAPアプリケーションを開発、運用するための統合プラットフォーム。
- ABAP - SAPアプリケーションを開発するためのSAP独自のオブジェクト指向プログラミング言語。
外部リンク
R-3
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「チャンス〜トライアングルセッション〜」の記事における「R-3」の解説
M&Kレコード新人オーディション開催にあたり、キサラギが結成させたアイドルグループ。メンバーは水嶋アカリ、青山ユウキ、海原ノゾミの3人。 それぞれが自分の才能を引き出しあい、メロディーが調和し合っていることから、「3つの共鳴体(resonant)」の意味がある。つまり、3人が共にいることで真のメロディーが生まれるのであって、一人でも欠けるとその質は落ちる。 水嶋 アカリ(みずしま アカリ) 声 - 飯塚雅弓 神父に拾われた孤児だったが、そんなことを感じさせない明るい少女。レイカの歌声を聞き、歌手になりたいと思い、キサラギの経営する「秋葉音楽スクール」に入学した。 教会に住んでいて、よく人前で歌っていた。ユウキとノゾミとは仲が良く、共に励ましあい、才能を見出す。少々感情的になりやすいユウキやノゾミのフォロー役で、どんな時も冷静に、2人をリードする。快人とは親しく、悲しい事があると、彼によく相談していた。 入学1週間でSクラスに抜擢、キサラギに歌手になるチャンスを与えられ、長年通っている先輩たちから酷く苛められた時、キサラギが提案した歌唱テストが、ノゾミ、ジュンとは息が合わず失敗。相次ぐ悲しみを乗り越え、他人からは「別人のようだ(褒め言葉)」と言われるのも、彼の存在があったからである。次第に、彼女にとって快人は、相談に乗ってくれるお兄さんではなく、それ以上の存在になっていった。快人が死んだ時は放心状態になり、音楽スクールへも通わなくなる。しかし、快人との約束を果たそうと決意し、再び通い始める。 様々な苦難を乗り越え、成長した彼女は、今後悩みなどは一人で解決できるようになり、逆にユウキやノゾミの相談役のお姉さんになる。 青山 ユウキ(あおやま ユウキ) 声 - 榎本温子 至って頑張り屋の少女。ライブハウスの裏方が主な仕事。当初はアカリやノゾミと同じく、「秋葉音楽スクール」に入学する予定だったが、貯めたお金の入った鞄がスリにあい、入学することができなくなった。途方に暮れ、町を徘徊していた時、歌声に惚れたストリートミュージシャンにボーカルを頼まれ、歌うことになる。その後、次第に人が集まるようになり、インターネット上にファンクラブができるまでにのぼり詰めた。知名度も人気も高まった結果、キサラギの目にとまり、念願の「秋葉音楽スクール」Sクラスの入学を果たす。 アカリやノゾミとは、レイカのコンサートで知り合っており、すぐに打ち解けられた。 海原 ノゾミ(かいばら ノゾミ) 声 - 山本麻里安 財閥企業家の娘で、お嬢様らしく何一つの苦労もなく自由に生きてきた。そのために少々他人には失礼な言動をして怒らせることがある。過保護な両親には嫌がっている部分があり、一人で生きていきたいと思い始める。 レイカを尊敬、憧れており、彼女を「レイカ様」と呼ぶ。その心は本物で、秋葉音楽スクールに入学したのも、レイカに会えるかもしれないと思ったから。アカリ達と練習するにつれ、憧れだけではなく、自分も彼女のようになりたいと思い始め、歌手を目指す。
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