Microsoft Kinとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Microsoft Kinの意味・解説 

KIN (携帯電話)

(Microsoft Kin から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/07/04 14:27 UTC 版)

KIN(キン[1])は、マイクロソフトシャープが共同開発し、2010年5月より販売を開始したスマートフォンのシリーズ。

アメリカ合衆国では2010年5月に発売されており、ベライゾン・ワイヤレスの携帯電話網で利用可能。ヨーロッパではイギリスドイツイタリアスペインで秋頃からの販売が予定されており、ボーダフォン網での利用に対応するとされていた[2]。しかし、6月30日にヨーロッパ展開を中止し、開発チームはWindows Phone 7に統合すると発表された[3][4]。ただし、アメリカでは、引き続き現行モデルの販売は継続されるとしている。

目次

概要

KINの最大の売りは「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の利用に特化したユーザインタフェースを備えている」ことである。「KIN Loop」と呼ばれる待ち受け画面には、facebookMySpacetwitterなどのサービスから自動的に情報を収集・表示する機能があり、またそれらのサービスに容易にアクセスすることができるとされている。

またクラウドコンピューティングの技術も活用しており、「KIN Studio」と呼ばれるクラウドサービスでは、ユーザの携帯電話のメール・通話履歴・写真・動画などが自動的にバックアップされることになっており、マイクロソフトでは「容量不足は絶対に起こらない」としている[2]。また「KIN Studio」でクラウド側に保存されたデータは自動的に整理され、PC等からアクセスすることも可能。

この他、同じマイクロソフトのZuneの技術を利用した各種音楽サービスなども提供される予定だった。

スペック

当初は「KIN ONE」と「KIN TWO」の2機種が提供される。KIN ONEは片手操作、KIN TWOは両手操作を想定したモデルとなっている。

通信方式はBluetooth 2.1及びIEEE 802.11b/gに対応するほか[5]、米国モデルではCDMA2000 1x EV-DO Rev.Aに、欧州モデルではW-CDMAにそれぞれ対応する。

KIN ONE KIN TWO
寸法 67.7 x 84.15 x 18.75mm 111.06 x 60.05 x 15.6mm
画面サイズ 2.6型QVGA液晶 3.4型HVGA液晶
カメラ画素数 約500万画素 約800万画素
内蔵メモリ 約4GB 約8GB
内蔵スピーカー モノラル ステレオ
その他 静電式タッチスクリーン、QWERTYキー、GPS、FMラジオ

関連項目

脚注

[ヘルプ]

外部リンク


「Microsoft Kin」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Microsoft Kin」の関連用語

Microsoft Kinのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Microsoft Kinのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのKIN (携帯電話) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS