MacZipとは? わかりやすく解説

Info-ZIP

(MacZip から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/04 19:41 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
UnZip
作者 Samuel H. Smith
開発元 Info-ZIP
初版 1989年3月(30年前) (1989-03[1]
最新版 6.0 / 2009年4月20日(10年前) (2009-04-20[2]
プログラミング言語 C言語
種別 ファイルアーカイバ英語版
ライセンス BSD風ライセンス[3]
公式サイト UnZip
テンプレートを表示
Zip
開発元 Info-ZIP
初版 1992年8月(27年前) (1992-08[1]
最新版 3.0 / 2008年7月7日(11年前) (2008-07-07[4]
プログラミング言語 C言語
種別 ファイルアーカイバ英語版
ライセンス BSD風ライセンス[3]
公式サイト Zip
テンプレートを表示
WiZ
作者 Mike White
最新版 5.03 / 2005年3月11日(14年前) (2005-03-11[5]
プログラミング言語 C言語
対応OS Windows
種別 ファイルアーカイバ英語版
ライセンス BSD風ライセンス[3]
公式サイト WiZ
テンプレートを表示
MacZip
作者 Dirk Haase
最新版 1.0.4 / 2004年9月5日(14年前) (2004-09-05[6]
プログラミング言語 C言語
対応OS Classic Mac OS
種別 ファイルアーカイバ英語版
ライセンス BSD風ライセンス[3]
公式サイト MacZip
テンプレートを表示

Info-ZIP (インフォ・ジップ) は、ZIPアーカイブを扱うためのオープンソースソフトウェアである。ZIPアーカイブの伸長とアーカイブ内のファイルの一覧の表示を行うUnZip、ZIPアーカイブの作成と編集を行うZipWindowsClassic Mac OS向けのGUIフロントエンドであるWiZMacZipの4つのソフトウェアから構成されている[7]

Info-ZIPのUnZipとZipは、多くのOS移植されており、UnZipのウェブページには、Hello worldC-Kermitに次ぐ「世界で3番目に多く移植されたプログラム」であると記載されている[2]。殆どのUnix系OSのunzipzipは、Info-ZIPのUnZipとZipである。

zlibを含むInfo-ZIPの一部分は、Info-ZIP以外のファイルアーカイバ英語版やその他のプログラムでも利用されている[7]。Info-ZIPの開発者の多くは、PNGやzlibなどのDeflateに関連するその他のプロジェクトにも携わっている[1]

特徴

UnZipには以下のユーティリティが含まれている[7]

ZipInfo
ZIPアーカイブとアーカイブ内のファイルについての情報を表示する。
fUnZip
標準入力からZIPアーカイブを読み込み、ZIPアーカイブの伸長を行う。
UnZipSFX
自己解凍形式のアーカイブを作成する。

Zipには以下のユーティリティが含まれている[7]

ZipNote
ZIPアーカイブのコメントの追加と削除を行う。
ZipSplit
ZIPアーカイブの分割を行う。
ZipCloak
ZIPアーカイブの暗号化と復号を行う。

歴史

UnZip

1989年3月、UnZip 1.0がSamuel H. Smithによってリリースされた。C言語Pascalで書かれていた[1]

1989年6月、UnZip 2.0がSamuel H. Smithによってリリースされた。このバージョンからC言語だけで書かれるようになり、George SipeによってUNIX版が作成された[1]

1989年12月、UnZip 2.0aがCarl MascottとJohn Cowanによってリリースされた[1]

1990年3月、SIMTEL20にInfo-ZIPのメーリングリストが作成された[1]

1990年5月、UnZip 3.0がリリースされた。これはInfo-ZIPグループとしては最初の公開リリースである[1]

1990年12月、UnZip 4.0がリリースされた。このバージョンでは『中央ディレクトリ』のサポートが追加されている[1]

1992年8月、UnZip 5.0がリリースされた。PKZIP英語版 1.9.3aで導入された新たなデータ圧縮アルゴリズムであるDeflateを完全にサポートした[1]。DeflateはZIPアーカイブではデファクトスタンダードとなっているデータ圧縮アルゴリズムである。

2000年4月、UnZip 5.41がリリースされた。再ライセンスが行われ、以降のバージョンではInfo-ZIPライセンスの下で配布されている[1]

2002年2月、UnZip 5.50がリリースされた。Deflate64のサポートが追加された[1]

2009年4月、UnZip 6.0がリリースされた。ZIP64形式のZIPアーカイブとbzip2データ圧縮アルゴリズムのサポートが追加された[2]

Zip

1992年8月、Zip 1.9がリリースされた。Deflateを完全にサポートした[1]。DeflateはZIPアーカイブではデファクトスタンダードとなっているデータ圧縮アルゴリズムである。

2000年4月、Zip 2.3がリリースされた。再ライセンスが行われ、以降のバージョンではInfo-ZIPライセンスの下で配布されている[1]

2008年7月、Zip 3.0がリリースされた。ZIP64形式のZIPアーカイブ (65,536個以上のファイルに対応) とbzip2データ圧縮アルゴリズムのサポート、Unicode (UTF-8) ファイル名のサポートとコメントの部分的サポート、Unix系32ビットUID/GIDのサポート (伸長にはUnZip 6.0が必要) などが追加された[4]

WiZ

1997年11月、WiZ 4.0がInfo-ZIPによってリリースされた。

2000年4月、WiZ 5.01がリリースされた。再ライセンスが行われ、以降のバージョンではInfo-ZIPライセンスの下で配布されている[1]

MacZip

2000年7月、MacZip 1.05がリリースされた。再ライセンスが行われ、以降のバージョンではInfo-ZIPライセンスの下で配布されている[1]

2001年2月、MacZip 1.06がDirk Haaseによってリリースされた。

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p Info-ZIP: More Stuff”. Info-ZIP. 2018年9月27日閲覧。
  2. ^ a b c Info-ZIP's UnZip”. Info-ZIP (2009年4月20日). 2018年9月27日閲覧。
  3. ^ a b c d Info-ZIP License”. Info-ZIP. 2018年9月27日閲覧。
  4. ^ a b Info-ZIP's Zip”. Info-ZIP (2008年7月7日). 2018年9月27日閲覧。
  5. ^ Info-ZIP project”. SourceForge.net (2005年3月11日). 2018年9月27日閲覧。
  6. ^ Info-ZIP project”. SourceForge.net (2004年9月5日). 2018年9月27日閲覧。
  7. ^ a b c d Info-ZIP Home Page”. Info-ZIP. 2018年9月27日閲覧。

関連項目

外部リンク


MacZip

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/04 19:41 UTC 版)

Info-ZIP」の記事における「MacZip」の解説

2000年7月、MacZip 1.05がリリースされた。再ライセンスが行われ、以降バージョンではInfo-ZIPライセンスの下で配布されている。 2001年2月、MacZip 1.06がDirk Haaseによってリリースされた。

※この「MacZip」の解説は、「Info-ZIP」の解説の一部です。
「MacZip」を含む「Info-ZIP」の記事については、「Info-ZIP」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「MacZip」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「MacZip」の関連用語

1
18% |||||

MacZipのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



MacZipのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのInfo-ZIP (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのInfo-ZIP (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS