FIFOとは? わかりやすく解説

ファイフォ【FIFO】

読み方:ふぁいふぉ

first-in, first-out》⇒先入先出法


フィフォ【FIFO】

読み方:ふぃふぉ

first-in, first-out》⇒先入先出法


先入先出法

別名:FIFO
【英】first-in, first-out

商品製品原材料仕掛品等の棚卸資産評価原価計算方法1つ

先に仕入れた物や製造時期が古い棚卸資産から順次払い出されたと想定して棚卸資産評価原価計算を行う方法である。

物価上昇時期において先入先出法を用いると、先に購入している安いものを先に払い出すため、利益多く計上されることになると同時に原価の高いものが棚卸資産として残るため期末評価額高くなる


FIFO

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FIFO

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/21 14:41 UTC 版)

enqueue(エンキュー) および dequeue(デキュー) による、FIFO (queue) のイメージ

FIFO(ファイフォ、フィフォ、フィーフォー)は、First In, First Outを表す頭字語である。先入れ先出しと訳されることがある。

この言葉はキューの動作原理を表すものであり、キューに入っているどんな要素の組に対しても、先に入ったものを先に処理して出し、後に入ってきたものは先に入ったものより後から処理して出す、というように、出入りにおいて順序が保存されることを意味している(厳密には出入りのみを定義しており、処理順ではない)。日本語の俗な慣用表現では「ところてん式」も同じものを指す。

たとえば優先度付きキューはキューの一種であるが、FIFOではない。優先順位によって順序が入れ替わるからである。待ち行列理論における、FIFOキューについての厳密な定義もある。

FIFOは、いくつかの異なる文脈で用いられる。すなわち一般概念のこともあれば、特定の実装のこともある。以下ではそれぞれを解説するが、これが全てではない。たとえばもっとくだけた感じで、同時通訳のような情報の処理方法をFIFOと呼ぶこともある。

コンピュータ

データ構造

FIFO (queue) のキューのイメージ

キューに格納されたデータの処理方法のひとつである。キュー上の各要素はキューのデータ構造内に格納される。FIFOのキューでは、最初に格納されたデータが、(後で)最初に取出されると同時に削除される。入出力(格納と取出し)は常にその順番で行われる。同義語としてLILO(Last In Last Out)がある。これはキューの一般的な動作である。これの対称として、先入れ後出し(後入れ先出し)の順序があり、スタックまたはLIFOを参照されたい。

典型的なデータ構造は次のようになる。

 struct fifo_node {
   fifo_node *next;
   value_type value;
 };
 class fifo
 {
   fifo_node *front;
   fifo_node *back;
   fifo_node dequeue(void)
   {
     fifo_node *tmp = front;
     front = front->next;
     return tmp; 
   }
   queue(value)
   {
     fifo_node *tempNode = new fifo_node;
     tempNode->value = value;
     back->next = tempNode;
     back = tempNode;
   }
 }

この例では、queue(value)valueがキューに格納され、dequeue() でキューの先頭のデータを取り出すようになっている。

パイプ

一般に、いわゆる「パイプ」の動作はFIFOだが、特にファイルシステム名前空間に名前が作られる「名前付きパイプ」は、ファイルシステム中での種別(通常ファイル、ディレクトリ、デバイスファイル、etc)として「FIFO」と呼ばれている。

論理回路

論理回路では、データの流れる方向が一方向であるという特性のある記憶装置として、バッファリングに使われる。実現方法としては、シフトレジスタのようにデータ全体が一方向に動くという方法と、アドレス付けされたメモリと書込み・読出しの各ポインタ、制御ロジックを組み合わせる方法がある。

重要な役割を果たしているFIFOとしては、デュアルポートSRAMがある。一方のポートがライトに使われ、もう一方がリードに使われる。

同期型FIFOはリードとライトに同じクロックを使用するものである。非同期型FIFOは異なったクロックを使用する。非同期型FIFOは準安定性問題をはらんでいる。非同期型FIFOでは書込み・読出しのポインタの番地変化にインクリメントではなくグレイコードを使い、安定した信号生成ができるようにする。

FIFOにはいくつかのフラグが付属する。フラグはFIFOの状態を表し、いっぱいになっているとか、もうすぐいっぱいになるとか、ほとんど空だとかいうことを示す。空きが設定した容量以下・以上になったら割込みを起こすよう設定できるものも多い。

関連項目


FIFO (First-In First-Out)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/08 15:27 UTC 版)

ページ置換アルゴリズム」の記事における「FIFO (First-In First-Out)」の解説

FIFOページ置換アルゴリズムオーバヘッド少なアルゴリズムのひとつで、OS内でちょっとした記録をとる。名前からもわかるとおり、プロセス割り当てたページ割り当てた順番キュー載せるページ置換必要になったとき、キュー先頭ページ(最も古いページ)を選択する。FIFO構造コストかからない簡単なのだが、実際アプリケーションにこのアルゴリズム適用する性能悪くなる。そのため、そのままの形で使われることはない。このアルゴリズムではdy例外英語版)と呼ばれる状況発生しうる。 FIFOページ置換アルゴリズムはVAX/VMSで、若干修正された形で使われている。有効な変換テーブル参照において限定された数のエントリをスキップすることで、後述セカンドチャンス方式部分的に取り入れている。そしてさらに、置換されページプロセスワーキングセットからシステム全体プールに移すが、そういったページ再利用される前に再び当該ページ内容必要になった場合は、そのまま使える

※この「FIFO (First-In First-Out)」の解説は、「ページ置換アルゴリズム」の解説の一部です。
「FIFO (First-In First-Out)」を含む「ページ置換アルゴリズム」の記事については、「ページ置換アルゴリズム」の概要を参照ください。

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