Core_Foundationとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Core_Foundationの意味・解説 

Core Foundation

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/14 18:00 UTC 版)

Core FoundationCocoaのFoundationに相当するものをC言語で記述したもの。実装をCへ移した理由は、Carbonとの共有コードベースを備えるためだと考えられる[独自研究?]

Core FoundationはオープンソースDarwinの一部[1]であるため、必要に応じてソースコードを閲覧することができる。C言語で書かれているものの、オブジェクト指向の雰囲気は残しており、参照カウンタを用いたメモリ管理などObjective-Cに近いものになっている。Core FoundationのオブジェクトはCFTypeと呼ばれる不透明 (opaque) な構造体[注釈 1]であり、ヘッダー部をObjective-C互換にすることでメッセージ送信との混在利用が可能としている (toll-free bridge)。

Core Foundationに含まれるものはCFで始まる名前がつけられている。たとえばCFStringNSStringに相当)やCFArrayNSArrayに相当)、Mac OS X v10.3以降ではCFStreamNSStreamに相当)など。他にQuartz (Core Graphics) のCGXxx、SearchKitのSKXxxなどもCFType互換となっており、相関性の高いインターフェースを備えている。

Core Foundationの本家であるCocoaもまずはC言語で実装し、それをObjective-Cでラップするという流れになっているようである[独自研究?]

macOSでの実装が基本であるが、主たる機能がCoreFoundation.dll、CoreGraphics.dll等の形でWindows上に移植されている。 これらのライブラリは、同社のウェブブラウザSafariの移植に活用されていた。APIそのものは公開されていないが、一部のユーザーによって、同DLLでCore Foundationの機能をWindows上で実現させる方法が発見されている[要出典]

脚注

注釈

  1. ^ 前方宣言だけがなされた不完全な型。

出典

外部リンク


「Core Foundation」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Core_Foundation」の関連用語

Core_Foundationのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Core_Foundationのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのCore Foundation (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS