バターカップ(Buttercup)
ヘリックス種(Helix) 最も美しい黄色斑のアイビーとして国内外の園芸誌にしばしば登場する。 しかし実物と違う黄色の品種がこの名前で紹介されている例もある。おそらくこれの栽培がやや難しく見事な黄色の発色が日本ではうまくいかないためかと思う。 植え込んだ苗と用土の相性が悪いと綺麗な色も出ないし伸びもほそり長い時は1年以上成長を止めることがしばしばある。 これを hang と呼ぶ。バターカップやラッセル・ゴールドは「ハング」を起こしやすい。 これをイギリスから買い入れて初めの10年ほどの間に鮮やかな黄色が輝いたのは一度だけだった。 イギリスの栽培家の書いたものには腐葉土を多く使うとよいとあり施肥を控えることも述べれられている。それに従っても良い色は出せなかった。 このアイビーについて実際にわかったのは、どのような用土でもそれに馴染むまでに1~2年かかることが多いということだった。 芸のない話だが辛抱強く待つことが要点の一つらしい。 黄色斑はどれも光線量の多い場所に置く必要がある。 アンバー・ウエイブズのような例外を除き明るい所で育てる。 といっても夏場の強い日射しに当ててはいけない。日焼けを起こすと元に戻すことができない。 類似種にラッセル・ゴールドとサンライズがある。 いずれも新葉が綺麗な黄色で次第にグリーンへと移行する。これらの栽培はバターカップと較べるとずいぶん易しい。 (サンライズ、ラッセル・ゴールド参照) |
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