バッハ (曖昧さ回避)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 09:15 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動バッハ (Bach)
人物
ドイツ語の姓。「小川」を意味する現代ドイツ語(新高地ドイツ語)の"Bach"と同じ綴りではあるが、語源は異なる。ゲルマン語より古いゴート語にもさかのぼることができる語の"pah"や"pacht"という綴りが語源で、流しの芸人に与える「おひねり」や「ギャラ」を意味する。英語の"pact"が同じ語源である。バッハの祖先が元々は流しの音楽家をしていたこととも符合する[1]。
バッハ家
17世紀から18世紀にかけて多くの音楽家を輩出した一族。単にバッハと呼んだ時には“大バッハ”ヨハン・ゼバスティアン・バッハを指すのが普通である。彼をはじめとした一族が作曲した作品は現在でも広く演奏されている。詳細はバッハ家を参照のこと。
- ハインリヒ・バッハ (Heinrich Bach, 1615-1692)
- ヨハン・クリストフ・バッハ (Johann Christoph Bach, 1642-1703)
- ヨハン・ミヒャエル・バッハ (Johann Michael Bach,1648-1694)
- ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ (Johann Ludwig Bach,1677-1731)
- マリア・バルバラ・バッハ (Maria Barbara Bach,1684-1720)
- ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (Johann Sebastian Bach, 1685-1750) J.S.バッハ、大バッハ
- アンナ・マクダレーナ・バッハ (Anna Magdalena Bach,1701-1760)
- ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ (Wilhelm Friedemann Bach, 1710-1784)
- カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ (Carl Philipp Emanuel Bach, 1714-1788) C.P.E.バッハ
- ゴットフリート・ハインリヒ・バッハ (Gottfried Heinrich Bach,1724-1763)
- ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ (Johann Christoph Freidrich Bach, 1732-1795)
- ヨハン・クリスティアン・バッハ (Johann Christian Bach, 1735-1782) J.C.バッハ
- ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (Johann Sebastian Bach, 1748-1778) 大バッハと同姓同名であるが、作曲家ではなく画家であった。
- ヴィルヘルム・フリードリヒ・エルンスト・バッハ (Wilhelm Friedrich Ernst Bach,1759-1845)
ヴィルヘルム・フリーデマン、カール・フィリップ・エマヌエル、ヨハン・クリストフ・フリードリヒ、ヨハン・クリスティアンの4人は父との対比で「小バッハ」とも呼ばれる。
- また、架空のバッハ(P. D. Q.) が存在する。ヨハン・ゼバスティアン・バッハの21番目の息子として創作された冗談音楽のための偽名である。
- P. D. Q. バッハ (P. D. Q. Bach, 1807-1742?)
その他の人物
- マリア・バッハ (Maria Bach, 1896-1978) オーストリアの作曲家。
- アレクサンダー・フォン・バッハ (Alexander von Bach, 1813-1893) - オーストリアの政治家。
- ヴィルヘルム・バッハ (Wilhelm Bach, 1892-1942) ドイツ国防軍陸軍の軍人
- トーマス・バッハ (Thomas Bach, 1953 - ) - ドイツのフェンシング選手・第9代IOC会長。
地名
バッハと名の付く地名はドイツ、オーストリア、スイスのドイツ語圏、フランスのアルザス地方(例外的に南仏のオクシタニー地域圏にもある)、イタリアの南チロル地方、ベルギー、ルクセンブルクなど一部でドイツ語が使われる地域に多く存在する。
食品
- マヌカハニーが持っている特別な成分を示す指標の一つであるバッハナンバー(バッハ数)『Bach No.』。類似の指標として『UMF蜂蜜協会』に認可された検査機関によって検査されたUMF値とMG値があり併記される場合もある。
脚注
- ^ バッハ―生涯と作品 (講談社学術文庫)
BACH
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 10:44 UTC 版)
2013年現在Max/MSPのエクスターナルとしてOpenMusicと非常に良く似たCAC用のオブジェクト集BACH(バッハ、Automized Composer’s Help)が開発されており、Cycling ’74社のMax/MSP公式サイトからリンクが貼られている。IRCAMでも積極的に援用されている。それぞれのオブジェクト名はbach.scoreなどとbach.がついた名前となっており、またbach.nthやbach.listなどOpenMusicのファンクションでも多用される基礎的なオブジェクト名はそのまま受け継がれている。 BACHをMax/MSPで用いる最大の利点はリアルタイムでのMSPの制御に対応できることである。SuperVP(フェーズヴォコーダー)やModalys(物理モデル音響合成)といったIRCAMで開発されたプログラムをOMから制御できるという利点は、それらがsupervp~やmodalys~といったエクスターナルとしてMaxに対応したことにより、それらとBACHをMax上で組み合わせての操作も可能となった。従来のOpenMusicでもエクスターナルライブラリによってこれらの操作は行え、また複雑かつ厳密な計算結果に基づいたOpenMusic上のパッチの計算結果に基づいたシンセシスが可能だったが、今後はこれらもMax上での制御が出来るようになる。 逆に言えばOpenMusic上でのこれらSuperVPなどのエクスターナルを使うことによるBACHと比べての利点は、リアルタイムの処理時間を待つことなくノンリアルタイムで素早い計算結果と合成結果の生成が出来ることである。
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