.dcx
DC-X
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/28 00:39 UTC 版)
この記事には参考文献や外部リンクの一覧が含まれていますが、脚注によって参照されておらず、情報源が不明瞭です。 |
DC-X | |
---|---|
![]() デルタクリッパー・アドバンスド (DC-XA) | |
基本データ | |
運用国 |
![]() |
開発者 | マクドネル・ダグラス |
運用機関 | SDIO → NASA |
使用期間 | 1993年 - 1996年 |
射場 | ホワイトサンズ・ミサイル実験場 |
打ち上げ数 | 12(成功9) |
物理的特徴 | |
段数 | 1段 |
総質量 | 18,900 kg |
空虚質量 | 9,100 kg |
全長 | 12 m |
直径 | 4.1 m |
DC-Xは、デルタクリッパーまたはデルタクリッパー・エクスペリメンタルと称される単段式の無人再使用型ロケット実験機である[1]。マクドネル・ダグラス社とアメリカ国防総省の戦略防衛構想局 (SDIO) により開発され、1991年から1993年にかけて試験が行われた。1994年以降、DC-Xは軍からアメリカ航空宇宙局 (NASA) へと引き継がれ、より改良されたDC-XAへと更新された。
背景
スペースシャトルに換わる輸送手段を模索している過程で出て来た計画だった。最終的には商業打ち上げに用いられる機種の開発を目指した。試験機はDC-Xと呼ばれた。Xは"experimental"を意味する。
計画は最終的に、1996年にDC-XAが実験中の事故により破損し、NASAが再建のための資金提供を拒否したことで打ち切られた。NASAではこの時期、同種の機体として自前のX-33/ベンチャースターを開発しており、SDIOに由来する本計画には乗り気でなかったという。
設計
DC-Xは周回軌道に達する高度と速度を目的として設計されてはいない。垂直離着陸を実演する事に主眼が置かれた。垂直離着陸の概念は1950年代のSF映画で御馴染みだったが、実現していなかった。ロケットの離陸において垂直に離陸するのは当たり前だったが、垂直に着陸するのは困難が伴った。
1993年から1996年にかけて、DC-X は垂直離着陸をホワイトサンズ・ミサイル実験場にて8回行っている[1]。高度2,500mまでの飛行であるものの、円筒形の機体を垂直に着陸させている[1]。
諸元
- 全高 : 12 m
- 直径 : 4.1 m
- 乾燥重量 : 9,100 kg
- 全備重量 : 18,900 kg
- 燃料 : 液体酸素/液体水素
- エンジン : RL-10A-5 × 4
- 推力 : 6,100 kgf
- 姿勢制御スラスタ : 2 kN 酸素ガス, 水素ガススラスタ × 4
画像
脚注
- ^ a b c Spectrum59-4 2022, p. 21.
参考文献
- Brooks, Rodney (April 2022). “The Long Road to Overnight Success”. IEEE Spectrum 59 (4).
関連項目
- X-33 (航空機)
- 再使用ロケット実験 (RVT)
外部リンク
- DC-X fact sheet (英語)
- DC-X test flights on Nasa.gov (英語)
- DC-X page on GlobalSecurity.org (英語)
- Getting to Space – explains X programs and SSTO (英語)
- Birth of the DC-X – selling the DC-X to Dan Quayle (英語)
DCX
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/03/02 07:35 UTC 版)
DCX
- DC-X:アメリカ合衆国のロケット実験機。
- ダブルコルチン
- ローマ数字で610
- Microsoft Visual FoxProのデータベースインデックスファイルの拡張子。
- PCXフォーマットのマルチページ形式拡張子。
![]() |
このページは曖昧さ回避のためのページです。一つの語句が複数の意味・職能を有する場合の水先案内のために、異なる用法を一覧にしてあります。お探しの用語に一番近い記事を選んで下さい。このページへリンクしているページを見つけたら、リンクを適切な項目に張り替えて下さい。 |
固有名詞の分類
- .dcxのページへのリンク