緩和策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/30 04:02 UTC 版)
オーストラリアの西オーストラリア州では、2020年11月6日から"Distributed Energy Buyback Scheme" (DEBS。直訳すると「分散エネルギー買戻し構想」) を開始した。家庭や学校、非利益団体の売電価格を時間帯によって変動させるというもので、以前の"Renewable Energy Buyback Scheme" (REBS。直訳すると「再生可能エネルギー買戻し構想」) では一律で1キロワット時当たり7セントだったものを、午後3時から午後9時までは10セント、それ以外の時間帯では3セントに変更した。朝や昼は太陽光発電由来の電力を家屋に備え付けの蓄電池や電気自動車の蓄電池に充電し、電力需要の高い夕方や夜に売電する誘因を与えることを目的としている。また、ソーラーパネルを西向きに設置することも促進している。ソーラーパネルを西南西向きに設置すると、南向きに設置する場合よりも朝の発電量を抑制する代わりに、午後の発電量を増加させる。これにより、全時間帯の発電量の合計は減少するものの、売電価格が高い夕方ごろの発電量が増加する。
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