石巻港とは? わかりやすく解説

いしのまき‐こう〔‐カウ〕【石巻港】

読み方:いしのまきこう

宮城県石巻市石巻湾にある港。重要港湾一つで、管理者宮城県木材製鉄などの産業支え工業港として機能する付近にある石巻漁港はエビ・カジキ・サメなどの水揚げ量が多く、また三陸沖漁業マグロ遠洋漁業基地として栄える。


石巻港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/28 17:53 UTC 版)

石巻港(いしのまきこう)は、宮城県石巻市にある港湾仙台湾石巻湾)に面する。

  • 港湾法上の港湾区域としては旧石巻港は2012年(平成24年)10月に仙台塩釜港に統合されており「仙台塩釜港石巻港区」となっている[1]
  • 石巻漁港は旧北上川河口の東側にある特定第3種漁港である。

歴史

かつての石巻港は、旧北上川河口に広がり(内港と呼ばれる)、江戸時代には伊達藩のみならず、北上川上流の南部藩の米の積み出し基地として栄えており、石巻港から江戸へ運ばれた米は本石米(ほんごくまい)と呼ばれ、本石米は江戸で消費された米の実に3分の1を占めた。1960年より石巻市の西部、釜地区にある石巻工業港(日和港:外港)の建設が開始され、1967年より共用が開始されている。1998年からは雲雀野地区の共用も開始された[2]

1984年(昭和59年)撮影の石巻港と石巻市中心部周辺の空中写真。画像左下部の大規模な掘込式港湾が石巻港(石巻工業港)である。旧北上川河口を挟んで東側にある港湾は石巻漁港である。1984年撮影の21枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

2011年には、震度6強の強い地震に襲われ、岸壁の損壊や土砂の流出のほか、岸壁や埠頭の多くが沈降した。また、港湾周辺の物流施設なども軒並み流失したため、一時港湾機能を喪失した。

施設

仙台塩釜港石巻港区

内港地区、釜地区、雲雀野地区、大曲地区からなる[3]

石巻漁港

旧北上川河口の左右の海岸に魚市場が設けられていたが、1963年(昭和38年)の第3次漁港整備計画で河口東側に新たに整備された[4]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 仙台塩釜港(石巻港区)”. 国土交通省 東北地方整備局 塩釜港湾・空港整備事務所. 2022年10月28日閲覧。
  2. ^ 石巻港の歴史
  3. ^ 仙台塩釜港港湾区域の変更(石巻港・松島港との一体化)”. 国土交通省 東北地方整備局 塩釜港湾・空港整備事務所. 2022年10月28日閲覧。
  4. ^ 石巻漁港の概要”. 石巻市. 2022年10月28日閲覧。

関連項目

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