皇子とは? わかりやすく解説

み‐こ【御子/皇子/皇女/親王】

読み方:みこ

(御子)神の子。特に、イエス=キリストをさす。

天皇の子。皇子・皇女皇女は「ひめみこ」とも。

「玉のをのこ—さへうまれ給ひぬ」〈源・桐壺

天皇の子で、親王宣下受けた者。しんのう

今までこの君を—にもなさせ給はざりけるを」〈源・桐壺


おう‐じ〔ワウ‐〕【皇子】

読み方:おうじ

皇帝天皇息子。みこ。⇔皇女(おうじょ)。


こう‐し〔クワウ‐〕【皇子】

読み方:こうし

天皇天子の子。特に、その男子。おうじ。みこ。⇔皇女


すめ‐みこ【子】

読み方:すめみこ

天皇の子

「—天国排開広庭(あめくにおしはらきひろには)の天皇群臣に令(のりこ)ちて曰く」〈欽明紀〉


皇子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/14 14:35 UTC 版)

皇子(みこ、おうじ)は、皇帝天皇息子。ただし広義には男女を問わないが[1]かかる用法はまれである。皇子に対して皇帝・天皇の皇女(おうじょ)という。なお国によって「親王」「郡王」「王」「大公」などの称号が与えられることがあり、「」は皇帝の直下の地位を表す。

日本

もともとは、ヤマト政権の時代に有力豪族の子弟をさして広く「みこ」(御子)と呼んでいた。しかし、次第に大王の子弟を指すようになり、天皇号の成立とともに皇子の字があてられるようになった。『日本書紀』によれば、大化の改新の折に蘇我蝦夷が誅された理由に、自身の子を「みこ」と尊称させるなどの不遜があったことなどが理由の一つとして見える。

しかし、律令制が施行され、天皇の子女の身位として親王号内親王号が定着すると、特定の皇族子女の呼称としての皇子や皇女は使用されなくなった。

現代日本においては、皇室典範にその用例がみられ、第二条において皇長子、皇次子などの表現が用いられているほか、第八条では、皇嗣たる皇子を皇太子というと規定されている。

また、第一皇男子、第二皇男子、第一皇女子というように、天皇との続柄を指す場合にも使用される(今上天皇の皇男子でない場合は、○○天皇第一皇男子のように用いられる。このため、上皇である明仁の場合は「昭和天皇第一皇男子」となる)。さらに、皇居において天皇の子女の部屋を皇子室と呼ぶように、他にも皇子の呼称が使用される例も散見される。

中国

始皇帝は妃との間に生まれた子を皇子とした[2]。皇子は本来「帝の」という意味である。その後も歴代中国王朝において皇帝の男子は皇子と呼ばれたが、滅亡以降帝政自体廃止されたため、皇子の称号は使われなくなった。

脚注

関連項目


皇子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 07:22 UTC 版)

嘉隆帝」の記事における「皇子」の解説

(子女1418女がいた。) 阮福昭(Nguyễn Phúc Chiêu)(夭折東宮増睿皇太子(Đông Cung Tăng DuHoàng Thái Tử)阮福景(Nguyễn Phúc Cnh)、阮景(Nguyễn Cnh)ともいう。 順安公(Thuận Anng)阮福曦(Nguyễn Phúc Hy)(夭折) 阮福晙(Nguyễn Phúc Tuấn)(夭折明命帝(Minh Mạng)阮福晈(Nguyễn Phúc Kiểu)、阮福膽(Nguyễn Phúc Đảm)ともいう。 建安王(Kiến An Vương)阮福旲(Nguyễn Phúc Đài) 定遠郡王(Định Viễn Qun Vương)阮福昞(Nguyễn Phúc Bính延慶王(Diên Khánh Vương)阮福晋(Nguyễn Phúc Tân) 奠磐公(Điện Bànng)阮福普(Nguyễn Phúc Phổ) 紹化郡王Thiu Hoá Qun Vương)阮福昣(Nguyễn Phúc Chẩn) 廣威公Qung Uyng)阮福昀(Nguyễn Phúc Quân) 常信郡王Thường Tín Qun Vương)阮福昛(Nguyễn Phúc Cư) 安慶郡王An Khánh Qun Vương)阮福㫕(Nguyễn Phúc Quang) 慈山公(Từ Sơnng)阮福昴(Nguyễn Phúc Mão)

※この「皇子」の解説は、「嘉隆帝」の解説の一部です。
「皇子」を含む「嘉隆帝」の記事については、「嘉隆帝」の概要を参照ください。

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皇子

出典:『Wiktionary』 (2021/05/14 11:34 UTC 版)

名詞

おうじ、みこ)

  1. 天皇皇帝息子

対義語

関連語


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