病棟での使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/25 19:12 UTC 版)
手術室やICUでは、人工呼吸器下の鎮静としてはプロポフォールを用いることが多い。具体的な鎮静の処方としては プロポフォールを20mg/hより開始。 などである。麻酔導入、完全静脈麻酔(TIVA)ではより大量に用いることが多い。しかし、病棟ではプロポフォールが使えないことが多く、人工呼吸器管理の患者の鎮静には他の鎮静薬を用いることが多い。他に用いられている処方としては下記の通り。 ミダゾラム(ドルミカム)10アンプル(A)(20ml)を1ml/hからインフュージョンポンプで開始。体動を認めたら1ml早送りする。 ドルミカム5A+生食40mlを3ml/hで開始。体動を認めたら3ml早送りする。 ドルミカム8A+ケタラール(筋注用)2000mg(2A)+生食14mlを2ml/hから開始。体動を認めたら2ml早送りする。 ミダゾラムのみの場合は、鎮痛が不十分になることが多く、気管チューブの喉への刺激で覚醒してしまうことが多い。そのため鎮痛薬としてはブプレノルフィン(レペタン)2Aを24時間持続投与とすることが多い。鎮静、鎮痛の管理は個人差が多いので十分な注意が必要である。
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