ねつ‐りょう〔‐リヤウ〕【熱量】
ねつりょう 熱量 quantity of heat
熱量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/09 08:12 UTC 版)
熱量(ねつりょう英: amount of heat[1][2][3] )とは、物体間を伝わる熱や、燃料や食品の持つ熱を、比較したり数値で測ったりできるもの(=量)として捉えたもの。
国際単位系と計量法では、その計量単位はジュールまたはワット秒が使われる。
- 物理学における熱量は、熱を参照。
- 物体の温度を 1 K 上げるのに必要な熱量を熱容量という。
- 栄養学や食品における熱量もその本質は物理学における熱量と同一であり、その計量単位はジュールである。計量単位カロリーは、かつては広く用いられたが、現在では、できるだけ使用せず、もし使用する場合にはジュールの値を併記することになっている。計量法は、カロリーを特殊な計量である「人若しくは動物が摂取する物の熱量又は人若しくは動物が代謝により消費する熱量の計量」に限って使用できる単位として認めている(カロリーを参照)。
- 燃料の「熱量」といった場合には、別の形態になっているエネルギーが燃焼によって、熱エネルギーに変わった場合に得られるエネルギーの量を指す。
脚注
注釈
出典
- ^ The International System of Units - 9th edition - Complete brochure p.137, Table 4. The 22 SI units with special names and symbols, "energy, work, amount of heat joule"
- ^ BIPM 著、産業技術総合研究所 計量標準総合センター 訳『国際単位系(SI)第9版(2019)日本語版』産業技術総合研究所 計量標準総合センター、2020年3月 。 p.133 右下の欄外注記:現代の「熱量」の英語表記は quantity of heat でなく amount of heat である。なぜなら、計量学において単語 quantity に別の意味が有るからである。
- ^ JIS Z 8000-5:2014 (ISO 80000-5:2007) 量及び単位−第5部:熱力学、p.8、番号5-6、熱(heat),熱量(amount of heat)
熱量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 14:38 UTC 版)
1 cal(カロリー)の元々の定義は、1 gの水を1 °C(1 Kの温度差)上げるのに必要な熱量であった。しかし、現在では、カロリーはJ(ジュール)によって直接に定義されている。日本の計量法体系では、1 cal := 4.184 Jである。
※この「熱量」の解説は、「水の性質」の解説の一部です。
「熱量」を含む「水の性質」の記事については、「水の性質」の概要を参照ください。
「熱量」の例文・使い方・用例・文例
- 発熱量
- 熱量計はさまざまな産業で用いられている。
- 発熱量.
- 熱量の測定
- 熱量を生じるトウガラシ
- 燃焼の熱量を計るための密閉された丈夫な容器
- 化学作用と吸収されたまたは発生した熱量の関係を研究する化学の分科
- ある空気圧において1キログラムの水の温度を1度上げることを要求される熱量と等しい熱の単位
- 熱量単位で、1気圧の下で1ポンドの水の温度を華氏1度上げるのに必要な熱量と等しい
- 熱量単位で100、000英国熱量単位と等しい
- 1モルの分子を解離させるのに要する熱量
- 液体が気化するときに吸収する熱量
- 溶液を希釈するときに発生する熱量
- 熱量のメートル法単位の1つで,1000カロリー
- 液体が凝固する時に放出する熱量
- 気体の凝縮する時に放出する熱量
- 元素1グラムあたりの熱量
- 氷熱量計という熱量測定器械
- 物質の混合により発生する熱量
- 物質が気化するとき外部から吸収する熱量
熱量と同じ種類の言葉
- >> 「熱量」を含む用語の索引
- 熱量のページへのリンク