幕末
江戸末期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 01:40 UTC 版)
一世を風靡した高芙蓉の古体派は幕末になると次第に変容し、中には古体派の風を逸脱し独自色を打ち出す者も出現する。細川林谷はもっとも華やかで清新な作風だったので広く受け入れられ著名となった。林谷は長崎遊歴後、京都・江戸に住んで活躍した。その子の林斎・頼立斎らがこの作風を受け継ぎ、明治維新後も続いた。江戸においては二世浜村蔵六が名人蔵六と呼ばれ、新味を打ち出していた。また同じく江戸で益田勤斎が初期江戸派の流れを汲みながら古法を守り、創意を加えた作風でその子益田遇所とともに浄碧居派と称する一派を成した。
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