柱とは? わかりやすく解説

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じ〔ぢ〕【柱】

読み方:じ

弦楽器部分品の名。弦を乗せ、その位置によって振動する弦の長さ調節し、また音を胴に伝えるもの。→琴柱(ことじ)

琵琶の柱(じゅう)のこと。


じゅう〔ヂユウ〕【柱】

読み方:じゅう

琵琶部分名称。胴の上部の細い頸(くび)の部分につけられ数個フレット。弦を支え左手でその上押さえて調音する。ちゅう。じ。


ちゅう【柱】

読み方:ちゅう

[音]チュウ(慣) [訓]はしら

学習漢字3年

[一]チュウ

はしら。「円柱角柱支柱石柱鉄柱電柱氷柱(ひょうちゅう)・門柱

支えとなるもの。「柱石脊柱(せきちゅう)」

[二]〈はしら(ばしら)〉「柱時計貝柱床柱火柱帆柱大黒柱

難読琴柱(ことじ)・天柱(ちりけ)・氷柱(つらら)


ちゅう【柱】

読み方:ちゅう

琴柱(ことじ)。

数学で、柱面または柱体のこと。「三角—」


はしら【柱】

読み方:はしら

【一】[名]

地面礎石土台の上垂直に立て屋根(はり)・床など上部荷重支える材。

縦に長く1形状したもの。「火の—が立つ」「—」

グループ中心となる人。頼りとなる者。「一家の—」「チームの—」

物事全体中心となるもの。「賃上げを—に要求決定する

書物欄外にある見出し

貝柱」の略。

【二】接尾助数詞神仏高貴な人、または遺骨などを数えるのに用いる。「二—の神」「五—の英霊

[下接語] 国の柱・心(しん)の柱・(つえ)柱(ばしら)埋(い)け込み柱・恵比須(えびす)柱・縁柱押さえ柱男柱・主(おも)柱・親柱貝柱・角(かく)柱・片(かたふた)柱・門(かど)柱・蚊柱・粥(かゆ)柱・側(がわ)柱・狂言柱・管(くだ)柱・後見柱逆木(さかぎ)柱・逆(さか)柱・支え柱仕手(して)柱・四天柱四本柱霜柱心(しん)柱・真柱・助(すけ)柱・須(す)柱・添え柱・袖(そで)柱・大黒柱大臣柱茶柱・束(つか)柱・電信柱通し柱床柱中柱橋柱鼻柱控え柱人柱火柱笛柱帆柱・間(ま)柱・丸木柱丸柱水柱宮柱目付(めつけ)柱・面皮(めんかわ)柱・門(もん)柱・脇(わき)柱(ぱしら)鼻っ柱


建築物構成要素地面に対して垂直の構造体を指す。用途、場所、役割によって呼び名異なり床の間に使う装飾的な柱を床柱、門を支えるものを門柱、塀を支える柱を控柱また、大壁真壁見せかけるための付け柱などとそれぞれに名称がある。特に、家の中心となるような太い柱は大黒柱呼ばれる由来は昔の日本家屋多く地震対策為に台所付近に太い柱が立ったため、厨房神様である大黒天なぞらえ、家を支える柱=大黒柱となったことに因るといわれる

柱(はしら)

建物上部からの荷重を下に伝える垂直の材。丸太組み構法ログハウス場合構造上なくてもよい部材であるが、ポスト&ビームなどの軸組み構法では、支え構造材として必要不可欠部材である。ちなみにポスト&ビームポストは柱、ビームという意味。

はしら 【柱】

一般に直立して屋根上の荷重支える材。宗教的記念的・装飾的に建てられるものもある。西洋では多角柱を含む円柱コラム中世教会堂などみられる壁柱などをピア呼んで区別する日本では神や霊を数える語とし、主人を「一家の柱」などというように、「中心」の意もある。また法隆寺などの古寺建築には中国経由オリエント建築様式みられる

作者稲垣瑞雄

収載図書風の匠
出版社岩波書店
刊行年月2006.9


読み方:はしら

  1. 教誨師牧師。〔第二類 人物風俗
  2. 教誨師牧師を云ふ。
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読み方:ハシラ(hashira)

所在 愛知県岡崎市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/25 16:06 UTC 版)

江戸時代日本の民家の大黒柱。
エンタシスの柱(パルテノン神殿

(はしら)は、材を垂直に立てて建築物の支え(ささえ)としたもの。

柱は建築物の構成要素となるほか、電柱御柱など、それ自身が構築物(内部空間がないので建築物ではない)となっていることもある。

建築物の柱

材料は、古来は木材石材材などが使われ、近世以降は鋼材コンクリート鉄筋コンクリート製のものも現れた。

用途、場所、役割によって呼び名が異なる。床の間に使う装飾的な柱を床柱、門を支えるものを門柱、塀を支える柱を控柱、また、大壁真壁に見せかけるための付け柱などとそれぞれに名称が付けられている。家の中心となるような太い柱は、大黒柱・大極柱(だいこくばしら)と呼ばれる。

物理学(構造力学)においては、軸方向に作用する圧縮荷重に抵抗する細長い直線状の棒材[1] を柱と呼び、に対し直交する方向に作用する荷重に抵抗する棒材)と区別される。

宗教的意味

神道

日本書紀』推古28年(620年)10月条に欽明天皇堅塩媛を埋葬した古墳を修復し、氏族ごとに柱を建てたとあり、古墳時代には「柱」の祭祀があったという見方がある[2]

宮城を造営する際、君主が世界を支配するために天(神)と繋がる中心点が重要であるとして太極殿を建てた[3]。当時を模して建てたものの代表的なものに、平安神宮外拝殿がある[3]太極(中心点)が、万物の根源、陰陽の根源とつながるものと考えられ、万物には当然のごとく神が宿ることから、そこに建てる重要な柱を太極柱と呼ぶことになる[4]。地方によっては、大国主の神をお祀りすることから大黒柱ともいい、太い柱を大黒柱と一概にいうわけではない[3]

伊勢神宮正殿に見られる心御柱(しんのみはしら)も、日本の神が、木や柱を依り代(よりしろ)とするため、神が依り憑く神籬 (ひもろぎ)としている[5]

助数詞

「柱」は神や仏を数えるのに用いる助数詞でもある[2][6]。その理由は古墳時代の「柱」の祭祀に由来するとみる説がある[2]。また家の中の柱の列立する様子に例えたという説もある。神様を数えるという文化は一神教にはなく多神教でも一般的ではない[2]。助数詞としての「柱」は『古事記』には見られるが、『日本書紀』では助数詞としては用いられておらず、『延喜式』では「座」という助数詞が用いられている[2]。なお、昔は、高貴の人を数え奉る時にも用いた[7]

比喩的表現

社会や組織において建築物における柱と同じ役割を果たすものの例え暗喩)にもよく用いられる。特に大黒柱の呼称は、家族の主人に喩えられる。

ユーティリティポール

公共用の電柱、照明柱、信号柱などはユーティリティポールとしてまとめられることがある[8]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 中村恒善 編 『建築構造力学 図説・演習Ⅰ』(2版)丸善、1994年、69頁。ISBN 4-621-03965-2 
  2. ^ a b c d e 三橋 正. “神様の数え方 -神様は「1柱、2柱…」で数える。何で?-”. 明星大学 人文学部 日本文化学科. 2020年2月11日閲覧。
  3. ^ a b c 小池 2015, p. 50.
  4. ^ 小池 2015, p. 51.
  5. ^ 小池 2015, p. 62.
  6. ^ デジタル大辞泉』 - コトバンク。2020年2月7日閲覧。
  7. ^ 『神道大辞典』臨川書店、1996年、1144頁。ISBN 4-653-01347-0ISBN 978-4-653-01347-1 
  8. ^ 「土木学会西部支部沖縄会 第5回技術研究発表会」琉球大学研究者交流会館・50周年記念会館、2021年1月6日閲覧。

参考文献

関連項目


柱(城内)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/05 05:09 UTC 版)

ハオ君の不思議な旅」の記事における「柱(城内)」の解説

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