東海道とは? わかりやすく解説

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とうかい‐どう〔‐ダウ〕【東海道】

読み方:とうかいどう

[一]五畿七道の一。伊賀伊勢・志摩尾張三河遠江(とおとうみ)・駿河甲斐伊豆・相模武蔵安房(あわ)・上総(かずさ)・下総(しもうさ)・常陸(ひたち)の15か国。

[二]江戸時代五街道の一。江戸から太平洋沿いに京都に至る街道。現在、その大部分国道1号線と重なる。→東海道五十三次

東海道の画像
東海道の15か国

東海道

作者川端康成

収載図書天授の子
出版社新潮社
刊行年月1999.6
シリーズ名新潮文庫


東海道

作者白石一郎

収載図書十時半睡事件帖―東海道をゆく
出版社講談社
刊行年月2002.2

収載図書東海道をゆく―十時半睡事件帖
出版社講談社
刊行年月2006.2
シリーズ名講談社文庫


東海道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/28 03:57 UTC 版)

東海道(とうかいどう、うみつみち)は、五畿七道の一つ。本州太平洋側の中部の行政区分、および同所を通る幹線道路古代から近世)を指す。


注釈

  1. ^ 東海道各国の国府を駅路で結び、東海道に巡察に派遣された官人が順に移動した。
  2. ^ 中世や江戸時代よりも道幅は広く、直線的に建設された。
  3. ^ したがって、771年までは東海道は東京湾岸の多摩川利根川太日川は渡河しなかった。
  4. ^ それ以前は、武蔵国は東海道には属さなかったため同国を経由しなかった。
  5. ^ 概ね後の初瀬街道、現在の国道165号線に沿ったルートであったと想定される。
  6. ^ これが判明したのは、静岡市葵区長沼・駿河区東静岡にある曲金北遺跡が発掘され、1994年(平成6年)4月から1995年(平成7年)5月にかけて東静岡駅前開発に伴い行われた発掘調査で、古代東海道と見られる幅約9メートル、両脇の側溝幅2~3メートルの大型直線道路が発見されたためである。
  7. ^ ただし相模国の東海道および相模国府(相模国中部)の位置には諸説がある。
  8. ^ 走水富津も歴史的に重要な地で、海上交通路で結ばれていた(浦賀水道)。
  9. ^ ただし東山道に属する武蔵国を東山道武蔵路を通って公務上管理することは非効率的であった。
  10. ^ 帰化人も多く移り住んだ。
  11. ^ 多摩川を関戸の渡しで渡った。
  12. ^ この経路が現在に至る水戸街道の原型となった。
  13. ^ 手賀沼と当時の常陸川とに南北を挟まれ東西に細長く伸びるこの台地上を東へ進み東端の布川(利根町)に達し(江戸時代以前は布佐我孫子市)と布川(利根町)との間は掘割りは無く、台地上を道が通じていた)、そこから北上し当時の常陸川鬼怒川を渡船した。当時は鬼怒川小貝川香取海へ注ぐ氾濫原を通り柏市土浦市とを直線的に結ぶことはできなかった。
  14. ^ 当時、この付近は常陸川が現在の新利根川を流れ、鬼怒川龍ケ崎市利根町との間を流れていた。
  15. ^ 海道記』『東関紀行』『十六夜日記』は、いずれも京都 - 鎌倉間の東海道を旅した鎌倉時代の旅日記文学である。
  16. ^ 厳密にいえば豊橋 - 熱田間のルートは、東海道本線よりもむしろ名鉄名古屋本線の方が江戸時代の東海道に近いルートになっている。また大津 - 京都間も建設当初は東山を越えることができずに稲荷駅経由で南側の大岩街道へと迂回することになった。
  17. ^ 昭和初期に構想されたものの実現できなかった名古屋急行電鉄も、鈴鹿山脈をトンネルで越える旧東海道沿いのルートであった。
  18. ^ 常陸国は常磐線や鹿島線(現行のダイヤでは東海道本線から鹿島線方面へ走行する列車のみ)から、下総国は東北本線・常磐線・総武本線・成田線・内房線・外房線から、上総国は内房線・外房線から、甲斐国は身延線から、伊賀国は草津線から東海道本線に直通する列車が存在する。

出典

  1. ^ a b c d e 浅井建爾 2001, p. 88.
  2. ^ 浅井建爾 2001, p. 87.
  3. ^ a b 北村優季「長岡平城遷都の史的背景」(初出:『国立歴史民俗博物館研究報告』134集(2007年)/所収:北村『平城京成立史論』(吉川弘文館、2013年) ISBN 978-4-642-04610-7
  4. ^ a b 武部健一 2015, p. 64.
  5. ^ 静岡県埋蔵文化財調査研究所 1996
  6. ^ 「千葉県の歴史 - 通史編」千葉県、2001年
  7. ^ 武部健一 2015, p. 74–75.
  8. ^ 武部健一 2015, pp. 77–78.
  9. ^ 武部健一 2015, pp. 75–76.
  10. ^ 武部健一 2015, pp. 76–77.
  11. ^ 武部健一 2015, p. 78.
  12. ^ 武部健一 2015, p. 79.
  13. ^ 武部健一 2015, p. 80.
  14. ^ 名古屋市:鎌倉街道.
  15. ^ a b c d e f g h 浅井建爾 2001, pp. 96–97.
  16. ^ a b 浅井建爾 2001, pp. 98–99.
  17. ^ a b 浅井建爾 2001, pp. 100–101.
  18. ^ a b 武部健一 2015, pp. 106–108.
  19. ^ 浅井建爾 2001, pp. 94–95.
  20. ^ 武部健一 2015, p. 105.
  21. ^ a b 国史研究会 編『廃仏毀釈』岩波書店〈岩波講座日本歴史〉、1935年、51頁https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1217767/27 
  22. ^ 浅井建爾 2001, p. 128.
  23. ^ 伊勢湾を干拓して生まれた水郷のまち・弥富市」(PDF)『KISSO』第73巻、国土交通省中部整備局木曽川下流河川事務所調査課、2010年1月、2022年3月13日閲覧 


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東海道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 03:42 UTC 版)

令制国一覧」の記事における「東海道」の解説

伊賀国 いが(伊州伊勢国 いせ(勢州志摩国 しま(志州) - 8世紀初めまでに伊勢国より分立尾張国 おわり/をはり(尾州三河国 みかわ/みかは(三州参州遠江国 とおとうみ/とほたふみ(遠州駿河国 するが(駿州伊豆国 いず/いづ(豆州) - 680年駿河国より分立甲斐国 かい/かひ(甲州相模国 さがみ(相州武蔵国 むさし(武州) - 771年東山道から東海道に所属変更安房国 あわ/あは(房州安州) - 718年上総国より分立741年上総国併合される757年分立上総国 かずさ/かづさ(総州下総国 しもうさ/しもふさ総州常陸国 ひたち(常州

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「東海道」を含む「令制国一覧」の記事については、「令制国一覧」の概要を参照ください。

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