前庭とは? わかりやすく解説

ぜん‐てい【前庭】

読み方:ぜんてい

家の前にある庭。まえにわ。⇔後庭

内耳骨迷路で、蝸牛殻(かぎゅうかく)と骨三半規管との間に位置する部分

「前庭」に似た言葉

まえ‐にわ〔まへ‐〕【前庭】

読み方:まえにわ

ぜんてい(前庭)1


前庭

門などの入口から建物玄関までの間に造園される庭のこと。

前庭

同義/類義語:前庭部
英訳・(英)同義/類義語:vestibule, vestibulo

内耳にある体位変化受容する前庭器官を指す場合が多いが、外部からある器官移行する部分総称として使われる言葉。例:迷路前庭、口腔前庭
「生物学用語辞典」の他の用語
個体の器官や組織など:  分泌腺  分裂組織  刺胞  前庭  前腎  剛毛  副交感神経

前庭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/04 03:16 UTC 版)

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前庭(ぜんてい、まえにわ)

  1. 前庭(ぜんてい、まえにわ)は、住宅地屋敷場内敷地において建築物の前にある国会前庭など。住宅庭園も参照
  2. 前庭(ぜんてい)は、医学生物学などにおいて何らかの器官の手前にある平坦な部分。口腔前庭前庭など。
  3. 前庭(ぜんてい)は、内耳にある器官のこと。本記事ではこの前庭について述べる。

前庭(耳)
ヒトの内耳(中央部が前庭)
ヒトの内耳の外観。三半規管蝸牛の間が前庭
英語 Vestibule of the ear
器官 感覚器
神経 聴神経
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前庭(ぜんてい、英語: vestibuleドイツ語: Vorhofラテン語: vestibulum)は、内耳にあり重力と直線加速度を司る感覚器官前庭器官の名でも知られる。

前下内側は蝸牛と、後上外側は三半規管と接する内耳の中央部にある器官である。三半規管同様、内部はリンパ液で満たされており、三半規管や蝸牛に通じている。内壁には卵形嚢と球形嚢という2つの耳石器(後述)が、中耳側には前庭窓と蝸牛窓がある。

耳石器の数は、哺乳類は卵形嚢と球形嚢の2つだけだが、魚類両生類爬虫類鳥類は更に3つ目の耳石器として壷嚢を持っている。これらの耳石器の内部には炭酸カルシウムでできた平衡砂(耳石)があり、感覚細胞に繋がっている。これが重力や直線加速度によって傾くことで前庭神経からに刺激が送られる。

ヒトの前庭

側頭骨の岩様部にある内耳は骨迷路と膜迷路に分けられる。前庭は前庭、蝸牛、骨半規管(三半規管)、内耳道の4部から成る骨迷路の一部にあたる。前庭内側は内耳道底、外側は鼓室内壁に接する。外側壁に前庭窓、蝸牛窓の2孔があり、前庭窓は卵円形で鼓室に通じ、アブミ骨底がこれに合して閉じる。蝸牛窓は前庭窓の後下方で円形もしくは三角形を呈し、結合組織性の第2鼓膜に閉ざされるが蝸牛鼓室階に通じる。

内側壁には前庭稜が垂直に走り、庭腔を前後の陥凹に分ける。前側は球形嚢陥凹で球形嚢を配置、後側は卵形嚢陥凹で卵形嚢を置く。内耳道底になる部分に篩状斑 macula cribrosa があり、内耳道底から膜迷路に分布する神経束が通る。篩状斑は、卵形嚢陥凹中の上篩状斑、球形嚢陥凹中の中篩状斑、卵形嚢陥凹下部の下篩状斑の3部に分かれる。

関連項目


前庭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 03:06 UTC 版)

「耳」の記事における「前庭」の解説

前庭は三半規管蝸牛挟まれ内耳中央にあり、側面前庭窓中耳鼓膜部分接している。その中には2つの袋があり球形嚢卵形嚢呼ばれ、これらの中に有毛細胞を持つ平衡斑が感覚器官として働く。嚢の中には平衡砂という炭酸カルシウム結晶乗せた平衡砂漠呼ばれるゼリー状物質有毛細胞覆っており、身体の動き傾きなどによって平衡砂漠動き、それを有毛細胞感知する

※この「前庭」の解説は、「耳」の解説の一部です。
「前庭」を含む「耳」の記事については、「耳」の概要を参照ください。

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