人型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 04:48 UTC 版)
詳細は「二足歩行ロボット」を参照 1980年代後半以降、ASIMO(本田技研工業)・HRP-2/HRP-3(川田工業・産業技術総合研究所・川崎重工業)・SDR-4X/QRIO(ソニー)・PALRO(富士ソフト)等の二足歩行可能な人型ロボットが開発・発表されており、ROBO-ONEのような企画向けに個人で製作されるものにも高度なものが現れ、オーケストラの指揮したり、TPR(トヨタ)等の実際に楽器演奏ができる(従来のものは「フリ」をしてカラオケを流していただけであるが、トランペット(実際に「息」で吹く)や、ドラムを操作して音を出す)ものも登場している。2018年10月11日には、ボストン・ダイナミクス社の最新型アトラスが「パルクール」を軽々とやってのける動作を撮影した新映像が公開された。 いずれもこれら人の形をした(もしくは目指した)ロボット開発は、古くからのSF作品で描かれた「人間社会に溶け込み、人間との共同作業や共に生活するロボット」というイメージに沿ったものでもあり、日本においては『鉄腕アトム』の影響が少なからず二足歩行ロボット開発者の発言に示されている一方、若い世代では一連の巨大ロボットもののアニメーション(→ロボットアニメ)が言及される。たとえば、ASIMOでは前述の『鉄腕アトム』を、HRP-2/HRP-3開発者の一部は『機動警察パトレイバー』の影響を受けていることを公言しており、同シリーズは実動機のデザインをアニメのメカデザインで活躍する出渕裕に依頼したことでも知られる。しかし完全な人間に似たロボットは未だ完成しておらず技術的に不可能と思われている。
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「人型」の例文・使い方・用例・文例
- 彼は今までに9体の人型ロボットを製造していたが、その全てはデモンストレーションモデルだった。
- 人型を表している形
- 川田工業は,パートナー2社と協力して,新しい人型ロボットHRP-3Pの試作機を開発した。
- 産業技術総合研究所の研究グループが女性の人型ロボットを開発した。
- 技術展で人型ロボットが人気
- 新しい人型ロボットが来場者の間で大きな注目を集めた。
- AIST(産業技術総合研究所)によって開発された人型ロボットは人間のように歌う。
- 日本の企業は人型ロボットを展示することで技術の進歩を強調した。
- 日(ひ)立(たち)製作所の「EMIEW(エミュー) 2」は2007年に開発された高さ80センチの人型ロボットだ。
- 本田技研工業(ホンダ)は先日,同社の有名な人型ロボット「アシモ」の最新型の実験を,「未来館」として知られる東京の日本科学未来館で開始した。
- 宇宙飛行士の若(わか)田(た)光(こう)一(いち)さんが先月,国際宇宙ステーションで人型ロボットとの会話実験を行った。
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