ヤコブとは? わかりやすく解説

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ヤコブ【Jacobus】


ヤコブ 【Jacob】

(かかとをつかむ者、の意)①イスラエル族長イサクの子双子の兄エサウだまして長子奪った天使格闘して敗れたが、神の祝福を受けイスラエルの名を授かった一二人の息子たちイスラエル十二部族の祖とされる。②イエス十二使徒一人。元ガリラヤ漁師ゼベダイの子ヨハネ兄弟。ヘロデ・アグリッパによって殺された。大ヤコブ年長のヤコブ。③イエス十二使徒一人。父はアルパヨ。小ヤコブ。④イエスの弟。イエスの死後、福音理解して初期エルサレム教会指導者一人となった。だがユダヤ人暴動殉教主の兄弟ヤコブ(?~六二頃)。(ヤコブはヤコボとも発音

ヤコブ

名前 Iakōb; Jacob; Jakob; Iákōbos; IAkov; JacobsJacobus; Yaacov; Yacob; Yakov; Yaqoob

ヤコブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/20 14:45 UTC 版)

ヤコブJacob)は、ヘブライ語起源の人名ヤアコブの日本での慣用表記。

概要

ヤアコブはヘブライ語で「かかとをつかむ者=人を出し抜く者」を意味するとされる。それは旧約聖書創世記25章26節には、ヤアコブ「יעקב」(イスラエル)が、双子の兄・エサウのかかと(アケブ「עקב」)をつかんだまま生まれ、後に兄を出し抜いて長子の祝福を得たことに由来すると説明されている。

ギリシャ語では Ιάκωβος, Iakôbos(古典:ヤコーボス/現代:ヤコヴォス)、ラテン語ではJacobus(ヤコブス)、日本語ではヤコブと表記するのが慣例である。ラテン語形Jacobusは音韻変化を経てJacomus(ヤコムス)に変化した。英語では Jacob(ジェイコブ)、 James(ジェームズ)、アイルランド語では Séamus, Seamus(シェイマス)、フランス語では Jacques(ジャック)または James(ジャーム)または Jacob(ジャコブ)(注:フランス語では、Jacquesが新約のヤコブで、Jacobが旧約のヤコブを指す)、ドイツ語では Jakob(ヤーコプ)、アラビア語ペルシア語ではYa'qūb(ヤアクーブ)、トルコ語でYakup(ヤークプ)、イタリア語では Giacomo(ジャコモ)または Jacopo(ヤーコポ)、スペイン語では Jaime(ハイメ)または異形 Diego (ディエゴ)、Jacobo(ハコボ)、ポルトガル語では Jaime (ジャイム)、スラヴ語ではIakov, Yakov(ヤーコフ)、Jakub, Jakup(ヤクプ)など、ゲエズ語ではyāʿiqōb(ヤコブ)、アムハラ語ではyā'iqōb(ヤコブ)などによりいずれも男子の名としてよく見られる。

ヤコブの息子たち12人がイスラエル十二部族の祖となったことから、イスラエル民族のことを「ヤコブの家」と表すこともある。

ヤコブの名を持つ人物の一覧

関連項目


ヤコブ(Jaacob Belinsky)(?~20世紀初頭)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 00:30 UTC 版)

アメリカン・ポップ」の記事における「ヤコブ(Jaacob Belinsky)(?~20世紀初頭)」の解説

ユダヤ系ロシア人で、最序盤のみに登場ユダヤ教儀式真っ最中コサックに切り殺されるその儀式の完遂を見るのはピートであり、この映画キーポイントとなっている)。

※この「ヤコブ(Jaacob Belinsky)(?~20世紀初頭)」の解説は、「アメリカン・ポップ」の解説の一部です。
「ヤコブ(Jaacob Belinsky)(?~20世紀初頭)」を含む「アメリカン・ポップ」の記事については、「アメリカン・ポップ」の概要を参照ください。

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