ヒノキとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 00:07 UTC 版)
ヒノキ科ヒノキ属。日本を代表する林業用樹種であるヒノキ(C. obtusa)とは同属であり、形態的にもよく似ている。ヒノキは山の中腹部より上の乾いた土地に生えるが、サワラは谷筋の湿ったところで育つ。 遺伝的にもヒノキに近く、両者間では繁殖能力のある雑種を作る。この雑種についてはDNA解析などの結果、雄親を本種、雌親をヒノキとするものが良く知られていたが、逆の組み合わせもあることが報告された。ヒノキ以外に、天然分布が重ならないローソンヒノキ(Chamaecyparis lawsonia)とも交雑し、充実種子(中身が詰まっており、発芽できると思われる種子)を得られるという報告もある。ただし、この種子を発芽試験に供した結果、雑種実生は葉緑体に異常があり多くは発芽直後に枯死してしまった。
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